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広告の費用対効果ランキングなんて無意味?本当に効果のある広告とは

広告の費用対効果ランキングなんて無意味?本当に効果のある広告とは

リスティング広告(PPC)、Facebook広告、Twitter広告、ラインなどのWeb広告。
さらには、チラシやDM(ダイレクトメール)、フリーペーパー、電話帳といった、紙媒体の広告。

こういった多くの広告があると、「どの広告の費用対効果が高いのか?(ランキングNo.1はどれ?)」が気になりますよね。

そこで今日は、「費用対効果の高い広告はどれ?」というテーマで、お話したいと思います。

結局、大事なのは「そこに見込み客が居るのか?」

結論から申し上げますと、「費用対効果が良い」というのは、「ターゲットにピンポイントでアプローチできるかどうか?」ということです。

いくら広告費用が安くても、そこにあなたのターゲットが居ないのであれば、効果は低くなります。
逆に、たとえ広告費用が高くても、そこにあなたのターゲットが居るのであれば、効果は高くなるのです。

これは、今存在する広告はもちろん、これから新たに登場するであろう多くの広告手法についても同様です。

「そこに、あなたの見込み客が居るのか?」が、最も重要なのです。

効果のある広告はコレだ!というものはない

よく「今はFacebook広告だ!」「ライン@が最強だ!」のような謳い文句のセミナーや本がありますが…。

ハッキリ言って、「誰に対しても、この広告がベスト!」というものはないのです。

万人に共通する「効果のある広告広告ランキング」なんていうものは、無いのです。

だって、人によってターゲットが違うし、そこにいるターゲットの悩みも違うし、扱っている商品・サービスも違うし、リソース(予算など)も違うからです。

良い悪いではなく、「あなたのビジネスに合うか合わないか?」なのです。

「流行っている、最新である」=「効果的である」という訳ではない

特にWebの世界では、新しい広告手法がどんどん登場してきます。

現在登場している代表的なWeb広告だけでも、以下のような多くの種類があります。

主なWeb広告の種類と特徴

これだけ多いと、正直、迷ってしまいますよね。
そして、今後もどんどん、広告の種類は増えていくでしょう。

しかし、安心して下さい。
先ほどお伝えした「そこにあなたの見込み客が居るのか?」という視点で判断すれば、おのずと使うべき広告手法は見えてきます。

例:高齢者をターゲティングしたいなら

例えば、あなたの顧客が高齢者層だとします。
すると、高齢者が使っていそうな媒体を使えばいい、ということになります。

この場合、例えばTwitter広告は、高齢者の利用者数は少ないので、いくら流行っていたとしても、高齢者に対する費用対効果は低くなりがちです。

高齢者をターゲティングしたいなら、それこそ、高齢者住宅にチラシをポスティングしていったほうが効果が高い、ということもあり得ます。

判断基準は、「そこにあなたの見込み客が居るのか?」なのです。

費用対効果の高い広告を活用するための5ステップ

(1)「そこに見込み客がいるのか?」を調べる

まずは、「そこに見込み客がいるのか?(見込み客は、その広告媒体を見てくれるのか?)」を調べましょう。

調べるものとしては、主に「検索数」や「利用者数」です。

検索数は、Googleキーワードプランナーなどを使えば、調べることができます。

Googleキーワードプランナーで、関連キーワードの検索数を調べる

また、利用者層は、例えば「Facebook 利用者層」などと検索すると出てきます。
この場合、画像検索を使うと、欲しいデータが見つかりやすいので便利です。

SNSの利用者層などを調べる時は、画像検索が便利

地域新聞のような紙媒体でも、同様に検索してみると、利用者層を調べることができます。

例:「地域新聞 柏市 利用者層」で画像検索した結果

(2)その見込み客は、どんな悩みを抱えているのか?

「ターゲットの悩みにピンポイントな広告を出すこと」
これが、広告の費用対効果を高めるうえで、とても大事な視点です。

そのためには、ターゲットの悩みを把握することが大事です。

例えば、同じ「離婚相談」でも、以下のように、年齢によって悩みは違います。

ターゲットによって、悩みが違う=出すべき広告メッセージが違う

このように、あなたのターゲットによって悩みが違うので、出すべき広告メッセージも違ってくるのです。

見込み客の悩みを調べるには、例えばYahoo知恵袋を使うとよいでしょう。

(例)Yahoo知恵袋で「離婚 親権」で検索すると、関連した悩みがズラッと表示される

また、画像検索も便利です。

(例)「離婚 年齢別 悩み」で画像検索した結果

(3)その見込み客は、反応しやすいか?しづらいか?

広告媒体によって、反応のしやすさが異なってきます。

検索広告のように、目的を持って検索してくる人を狙うと、反応しやすくなります。
逆に、SNS広告のように、目的意識があまりない人を狙うと、反応しづらくなります。

見込み客の反応のしやすさによって、以下のように、アプローチの仕方を変えることをお勧めします。

広告ごとの反応のしやすさによってアプローチを変える例
広告ごとの反応のしやすさによってアプローチを変える例

このように、広告媒体によって、そこにいる人の「悩みの深刻度」が違ってきます。
そのため、アプローチの仕方も変える必要があるのです。

以下の記事も参考になると思います。

>> 士業向け。主要アクセスアップ対策の種類と特徴、使い分けのスベテ

(4)優先順位をつける

「検索広告も使ってみたいし、Facebook広告も使ってみたい」

このように、複数の広告手法を使いたい場合には、優先順位をつけて使いましょう。

広告予算が莫大にあるのであればいいのですが、多くの場合、予算は限られているものと思います。
その限られた予算を、多くの広告手法に分散させてしまうと、分析もしづらく、費用対効果を高めづらいのです。

優先順位の付け方としては、以下のような基準で判断するとよいでしょう。

(判断基準1)反応しやすい見込み客に、先にアプローチする

例えば、検索広告とTwitter広告を使いたいとしましょう。
この場合、検索広告の方が目的意識を持って検索してきている人が多いので、優先すべきは「検索広告」ということになります。

もし検索広告で反応が取れづらいのであれば、次にTwitter広告を使う。
そこでも反応が悪いのであれば、別の広告手法にチャレンジしてみる。

そうやって使っていくことをお勧めします。

(判断基準2)マネタイズしやすい方法を先に使う

例えば、検索広告とFacebook広告を使いたいとしましょう。

Facebook広告は、直接申込を獲得するには向いていないので、セミナーやメルマガを絡めるほうが効果的です。
もしあなたが、既にセミナーやメルマガを行っているなら、マネタイズ(現金化)しやすいので、Facebook広告がお勧めと言えます。

一方、もしあなたがセミナーメルマガをやっていない。
これから新たに準備しなければならない。
そういった場合には、準備なしで(ホームページさえあれば)使える検索広告を使ったほうが、マネタイズしやすい、と言えます。

このように、今あなたが何をしているのか?で、マネタイズのしやすさは変わってきます。

(5)広告は、改善し続けることが大事!

広告は、反応を見て改善し続けることで、費用対効果が上がっていくものです。

よく「3ヶ月前からPPCをやっていますが、成果が出ません」「(私)3ヶ月間、どんな改善をしましたか?」「何も変えてません…」という方がいますが、これでは効果が出なくて当然です。

広告を出し、その反応を計測して、次の広告に活かしていく。
そうやって効果を高めていくのです。

これは、Web広告のみならず、紙媒体の広告も同じです。

  • この前はこういう広告文だったが、こうしてみたらどうだろう?
  • 女性の方が半の脳がいいみたいだから、こっちの画像に変えてみたらどうだろう?
  • 配信地域やターゲットを変えたらどうだろう?

このように、常に改善を繰り返すことで、費用対効果が高まっていくのです。

まとめ:「あなたの」見込み客をターゲティングできる広告=費用対効果がいい

いかがでしたでしょうか。

今後も、多くの広告手法が登場してくるでしょう。

しかし、どんなに多くの広告手法があっても、判断基準は「そこに見込み客がいるのか?」です。

広告を出すのは、業績アップのための手段であって、目的ではありません。
「この広告なら成果が出る!」という手段ベースの考え方ではなく、「自分に合う広告はどれなのか?」という視点を忘れないでください。

あなたのビジネスに合った広告を見極め、使って頂ければと思います。

参考になれば幸いです。

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