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キャッチコピーの作り方。集客に役立つ簡単テクニック×10

キャッチコピーの作り方。集客に役立つ簡単テクニック×10

今日は、ホームページ集客に必要不可欠な「キャッチコピーの作り方」について解説します。

キャッチコピーを変えるだけで、問合せが増えることも多々あります。

事例も挙げて解説しますので、ぜひ参考にしてください。

なぜキャッチコピーが重要なのか?

最初にお話したとおり、キャッチコピーは、ホームページ集客に必要不可欠です。

なぜかと言うと、「3秒ルールを突破するため」です。
この「3秒ルール」について解説しますね。

Web集客の3秒ルール:HPを見に来る人は暇じゃない

3秒ルールというのは、「ホームページを見に来た人は、ホームページを開いて、たった3秒以内に、このホームページを読むか?それとも”戻る”ボタンを押して他のサイトを見に行くか?を決める」というものです。

要するに、「ホームページを見て3秒以内に”このホームページを読みたい!”と思ってもらえなければ、それ以上読んですらもらえない」ということです。

最近は、スマートフォンの急速な普及に伴い、1秒ルールになりつつある、とも言われています。
たった1秒で、あなたのホームページが判断されている、ということです。

つまり、最初のキャッチコピーで「このホームページは私に関係ありそうだ、読んでみたい!」と感じてもらえるかどうか?

ここが、ホームページの集客力を大きく左右する、ということなのです。

3秒ルールを乗り越えるには?

この3秒ルールを乗り越えるには、ホームページを見に来た人を、キャッチコピーで一瞬で惹きつける必要があります。

極論すると、ホームページを見に来た人は、「自分の悩みが解決できそうか?」「自分にとってメリットがあるのか?ないのか?」にしか興味がありません。
メリットがあるなら読むし、メリットがなさそうなら読まないのです。

  • このホームページには、私にとってメリットになる内容が書いてありそう!
  • この事務所に相談すれば、私の悩みが解決できそう!

キャッチコピーだけで、こういった感情を持ってもらえるかどうか?がカギになるのです。

ホームページの反応が悪い時は、キャッチコピーの改善が一番効果的

当社は、ホームページやランディングページの制作代行も行っていますが、反応が悪い時に最初に改善するのは、ずばりキャッチコピーです。

キャッチコピーに続く本文の方を改善することも、もちろんあります。
しかし、先ほどの3秒ルールがあるために、まずはキャッチコピーの改善に取り組むのが一番効果的なのです。

感覚的には、キャッチコピーと本文の改善頻度は、9:1くらいの感覚です。
それくらい、キャッチコピーに力を入れることが多いです。

改善頻度は、キャッチコピー9割、本文1割

「ホームページの反応が悪い時は、まずはキャッチコピーを改善してみる」

これを頭に入れておいて頂ければと思います。

あなたは大丈夫?よくある残念な間違い・勘違い×5

次に、キャッチコピーを作る時に、多くの人がしてしまいがちな間違いや勘違いをご紹介します。

何事もそうですが、失敗から学ぶことはとても大事です。

あなたも、ここにある間違いをしていないかどうか?
ぜひチェックしてみてくださいね。

(1)かっこいいキャッチコピーは必要ない

キャッチコピーと聞くと、なぜか「かっこいいキャッチコピー」を付けたがる人がいます。

例えば、以下のような感じです。

  • 税務で会社を強くする
  • あなたの会社の法務パートナー

おそらく、テレビCMなどで見る「そうだ、京都に行こう」「No Music No Life」などのイメージコピーの感覚でキャッチコピーを捉えていると、こういう間違いを犯しがちです。

はっきり言うと、キャッチコピーに、かっこよさは不要です。

キャッチコピーで伝えたいのは、最初にお伝えしたように、「このホームページを読めば、あなたの悩みが解決できますよ、メリットがありますよ」ということです。

かっこいいフレーズは、自己満足に過ぎませんので、ご注意ください。

(2)短く簡潔に、は基本だが、伝えたいことはハッキリ伝える

キャッチコピーは、短く簡潔にすることが基本です。
しかし、短くしすぎて、メリットが伝わりづらくなってしまっては、本末転倒です。

以下の2つのキャッチコピーを見てください。
(士業向けのホームページ集客セミナーを想定した事例です)

(事例1)
士業専門のホームページ集客セミナー

(事例2)
なぜ、開業直後の士業が、ホームページで毎月20件集客できたのか?
成果実証済みの3ステップ集客ノウハウを特別セミナーで公開

事例1の方が、短く簡潔にまとまっていますよね。
しかし、読んでみてセミナーに行きたくなるのは、事例2の方ではないでしょうか?

事例2の方は、文章自体は長いですよね。
しかし、「セミナーに参加することで得られるメリット」を分かりやすく伝えられています。
なので、事例2の方が集客にプラスになるのです。

短く簡潔に、は基本ですが、多少長くなっても問題ないのです。
それよりも、しっかりメリットを伝えきることが大事です。

(3)造語は使わない

ホームページの本文はもちろん、キャッチコピーでも造語を使うのは厳禁です。
例えば、以下のようなキャッチコピーは、反応をガクッと落とします。

  • 次世代税理士です
  • ハイブリッド社労士です

これは、私が実際に見かけたことのある士業事務所のキャッチコピーです。
造語を作ったご本人は、造語の意味を理解できますが、初めて見た人にはまったく伝わりません。

造語を使うのはNGです。

(4)関連性のない背景画像

キャッチコピーそのものではないですが、背景画像も反応に大きく影響します。

よくある間違いは、「関連性のない背景画像を使ってしまうこと」です。

例えば、以下のようなヘッダー画像は、反応を落とします。

税理士と青空には何の関係もありませんよね。
これを作った本人の中には、何かイメージの関連性があるのかもしれませんが、初めて見た人には分かりません。

関連性のない画像を使うよりも、顔写真を入れておいたほうが効果的です。

(5)スライドショーにしてしまう

キャッチコピーは、スライドショーにはしない方が良いです。

まれに、以下のようにスライドショー形式になっているホームページを見かけます。

  • Slide image

    [//null//]
  • Slide image

    [//null//]

スライドショーにすると、一見、かっこよく見えるので、ホームページを作った本人は満足します。

しかし、先ほどの3秒ルールを思い出してください。
スライドショーを根気強く最後までじっくり見てくれる人が、はたしてどれくらいいるでしょうか?
スライドショーも、反応を落とす原因になるので、注意しましょう。

また、特殊効果をつけたりして、画像が「ス~」っと出てくるのも、反応を落とします。

キャッチコピーは、画像で一発で表示させた方が、パッと目に入るので効果的です。

簡単!キャッチコピーの作り方:集客に役立つポイント10個

それではここからは、実際に、キャッチコピーの作り方のポイントを解説していきます。

(1)ターゲットを明示する

キャッチコピーでは、「あ、このホームページ、私の悩みを解決してくれそう!」と思ってもらうことが大事です。

そのために必要なのが「ターゲットを明示すること」です。

例えば、以下のような感じです。

相続ホームページのキャッチコピーの事例

「千葉県で、相続・遺言にお悩みの方へ」の部分が、ターゲットを明示している部分です。
これを読むと、相続遺言に悩んでいる千葉県の人は、「あ、これは私のことだ!私の悩みを解決してくれるんだ!」と分かりますよね。

「~~でお悩みの方へ」のような語りかけにすると効果的です。

(2)ベネフィットライティングで書く

キャッチコピーで大事なのが、ベネフィットライティングという書き方を心がけることです。

このベネフィットライティングというのは、簡単に言えば、「この特徴があることで、あなたにこんなメリットがありますよ」という書き方をすることです。

以下に例を挙げてみます。

(事例1)
当事務所は、経営革新等支援機関に認定されています。

(事例2)
経営革新等支援機関に認定されているので、設備投資減税が適用されます

事例1は、「経営革新等支援機関に認定されています」だけしか書かれていません。
これだと、読んだ人は「経営革新等支援機関に認定されていると、私に何かメリットがあるのだろうか?」と疑問が湧いてきます。

事例2は、経営革新等支援機関であることで、設備投資減税が適用されることまで述べています。
これは、設備投資を考えている人にとっては、嬉しいメリットですよね。

このように、「私は~~です」だけでなく、「私は~~なので、あなたは~~なメリットがあります」まで書くこと。
これがベネフィットライティングです。

(3)数字を活用する

キャッチコピーに数字を入れると、反応が上がる傾向にあります。

よく「経験豊富な」「実績多数」などの言葉が使われますが、これらはすべて曖昧ですよね。
書こうと思えば、誰でも書ける内容とも言えます。

そうではなく、具体的な数字を使って書きましょう。

  • 経験豊富 ⇒ 実務経験22年
  • 実績多数 ⇒ 年間100件以上の離婚相談実績
  • 格安で ⇒ 税込9800円で
  • 迅速に ⇒ 最短3日で

このように、具体的な数字を使うことで、反応が上がります。

(4)クイックアンドイージー

人間は、「面倒なことを嫌う」生き物です。
できることなら、自分でやることは少なくしたいものです。

なので、キャッチコピーで「クイックアンドイージー」を謳ってあげると効果的です。
クイックアンドイージーというのは、「早くて簡単」という意味合いです。

例えば、以下のような形です。

  • 最短1日で会社設立代行!あなたは印鑑を押すだけで大丈夫です
  • 誰が何を相続すべきか?もサポート。相続手続きもすべて代行します

このような、クイックアンドイージーの表現は、反応が上がります。

(5)検索キーワードを入れる

キャッチコピーには、意識して検索キーワードを入れると効果的です。

これは、SEO対策に効果的!という意味ではありません。
キャッチコピーは、基本的に画像化されるので、SEO的な効果はあまりありません。

そうではなく、「あなたが探している情報はここですよ」と知らせてあげるために、検索キーワードを入れるのです。

例えば、あなたが、「税務調査 相談」で検索している場面をイメージしてみてください。
その時に、以下の2つのキャッチコピーを見つけたとします。

(事例1)
税金のことでお悩みなら、当事務所にお任せください。

(事例2)
税務調査の案内が来て焦っているなら、まずは当事務所にご相談ください。

「税務調査 相談」で検索してくる人の頭の中は、「税務調査のことで誰かに相談したい」という気持ちがいっぱいです。
なので、必然的に「税務調査」「相談」の文字に反応しやすくなっているのです。

事例2の方は、検索キーワードである「税務調査」「相談」の文字を含んでいますよね。
そのため、検索してきた人は「あ、私が悩んでいる税務調査の悩みを解決してくれるんだ!」と分かります。

このように、キャッチコピーに検索キーワードが含まれていると、「あ、私が探していた情報だ!」と気付いてくれるので、集客力が高まりやすくなるのです。

(6)好奇心を刺激する

人間は、好奇心を刺激されると、その先を知りたくなる、という心理を持っています。
(専門用語で、認知的不協和、などとも呼ばれます)

例えば、以下のようなキャッチコピーは、好奇心を刺激する内容です。

  • なぜ、倒産寸前だった会社が、1年で黒字化できたのか?
  • A4の紙1枚で、社員が自発的に働くようになる方法を知りたい方は、他にいませんか?

このように、「なぜ~」のような書き出しや、文末を疑問形にすることで、好奇心を刺激できます。

(7)ライバルを無力化する

今の時代、士業業界はどんどんライバルが増えてきています。
例えば会社設立で言えば、行政書士や司法書士はもちろん、税理士は「0円で設立」というサービスも行っているほどです。

そこで効果的なのが、「ライバルを無力化する」という考え方です。

会社設立を例に挙げると、例えば以下のようなイメージです。

  • 会社設立だけじゃダメ!5年で9割の会社が倒産することをご存知ですか?当事務所は、設立後の経営も徹底サポートします

要するに、「会社を設立するだけじゃダメなんですよ、実際多くの会社が数年で倒産していますよ、設立後の経営が大事なんですよ」ということを伝えたいわけです。
(もちろん、キャッチコピーだけだとここまで細かく伝えられないので、その下の本文で補足する必要があります)

このように書くと、「会社設立を格安で代行します!」と言っているライバルを無力化できますよね。
「設立するだけじゃダメ!」と言っているわけですから、いくら「格安で代行!」というライバルが出てきても、無力化できるわけです。

(8)お客様の声を使う

多くの場合、ホームページを見に来る人にとって、あなたは「初めて見かけた人」です。
つまり、信用できるかどうか?分からない状態ということです。

そこで効果的なのが、「お客様の声を使う」ということです。
例えば、以下のような形にすると効果的です。

  • 年商1.5倍になりました!など実績70社以上の税理士が、御社の業績アップをサポートします。
  • 翌日から社員の生産性が上がった!と好評の、社員教育セミナー

お客様の声があると、「こんなに信頼されている人なんだ」「私も、この声の人のようになりたい」という印象を与えられます。

信頼度が上がることで、結果的に、ホームページの集客力がアップする、というわけです。

(9)顔写真を入れる

士業やコンサルタントは、”人が商品”とも言える職業です。
つまり、あなたの顔写真は、商品写真と同じ、ということです。

そのため、キャッチコピーの横にも、顔写真を入れておくことをお勧めします。

士業ホームページのヘッダー画像には顔写真を入れよう

これがもし、顔写真がなかったらどうでしょうか?

仮にあなたが、ダイソンの掃除機を探しているとしましょう。
そして検索して見つけたページに、掃除機の説明はあるものの、写真が載っていない…。
これで買おうと思いますか?

士業の顔写真も、これと同じです。
顔が見えない人に相談するのは、非常に勇気がいることです。

顔写真は、必ず載せるようにしましょう。

(10)顔写真の下にキャプションを入れる

顔写真の下には、キャプション(補足説明)を入れると効果的です。

実は、写真下にあるキャプションは、ものすごく目を引きます。
キャッチコピーは、出来る限り短く簡潔にまとめたいものですが、「しっかりメリットを伝えたい」という思いもあります。

そこで、補足情報をキャプションに入れることで、キャッチコピーは簡潔にしつつ、メリットもしっかり伝えられます。

例えば、以下のような形です。

顔写真の下にはキャプション(補足情報)を書こう

こうすることで、実績や信頼感などを効果的にアピールすることができます。

キャッチコピーの作り方の手順

では最後に、キャッチコピーを作るまでの手順をご紹介します。

(1)ターゲットを明確にする

まずはじめに、あなたが獲得したいお客様像(ターゲット)を明確にします。

例えば、あなたが税理士で、「税務顧問の案件を獲得したい」としましょう。
しかし、ターゲットとなるお客様像は、人によって異なります。

  • 記帳代行などもすべて丸投げしたい!という社長をターゲットにするのか?
  • 自計化を目指していて、コンサルティングにも興味がある社長をターゲットにするのか?

ターゲットが違えば、そのターゲットが抱えている悩みや、響く訴求ポイントなども異なってきます。

なので、最初に「どんなターゲットを狙うのか?」を明確にしましょう。

(2)ターゲットの悩みTop3を書き出す

次に、決めたターゲットの悩みTop5を書き出しましょう。

例えば、以下のような感じです。

  • 1.クラウド会計で、現状をリアルタイムに把握したい
  • 2.社員が記帳できるように教育してほしい
  • 3.会計データを経営に活かせるようにしたい

このように、(1)で決めたターゲットが何に悩んでいるのか?何を望んでいるのか?を書き出していきます。

ここで重要なのが、「当てずっぽうで考えない」ということです。
自分の頭のなかで「おそらく、こういう悩みを持っているだろう」と思っていても、実際には全く違うことが多々あります。

そのため、一番いいのは、お客様に直接聞くことです。
例えば、最近相談に来た人を5人くらい思い浮かべて、「その人達に質問されたこと」を書き出すのもいいでしょう。
また、今までの経験上、「よく相談されること」を書き出すのもベターです。

予想ではなく、あくまでも事実ベースで書き出していきましょう。

(3)あなたの強みを書き出す

次に、あなたの強みを書き出していきます。

ここでは、「強みになるかならないか?使えそうかどうか?」などは考えず、思いつくものはどんどん書き出していきます。

例えば、以下のような感じです。

  • 実務経験8年
  • クラウド会計ソフト”freee”の認定アドバイザー
  • 相続税に強い
  • これまでのセミナー経験36回

使えそうかどうか?は、この後の手順で考えればいいのです。
まずは何でもいいので、強みになりそうなものを書き出していきましょう。

(4)強みを、ターゲットの悩みに合わせてベネフィットライティングする

そして、3で書き出したあなたの強みを、2で書き出したターゲットの悩みに合わせて、表現を直していきます。

例えば、先ほど出てきた「クラウド会計ソフト”freee”の認定アドバイザー」という強みは、これだけではターゲットに刺さりません。
なので、ベネフィットライティングで書き直すのです。
例を挙げると、「”freee”認定アドバイザーだから、クラウド会計の支援ができ、リアルタイムに経営状況を把握できるようになる」といった感じです。

ここではまだ、キャッチコピーの形になっていなくても大丈夫です。
この後、ここで出てきた内容を磨いて、ブラッシュアップしていきます。

(5)キャッチコピーにまとめる

最後に、キャッチコピーの形にまとめます。

多くの場合、4で書いた内容は、長文になりがちです。
なので、それを短く簡潔にしていくイメージです。

例えば、先ほどの例を使うと、「”freee”認定アドバイザーのサポートで、リアルタイムに経営改善。御社の業績アップをサポートします」のような感じですね。

もちろん、これは一例なので、あなたの状況に合わせて考えてみて頂ければと思います。

まとめ:魅力的な表現で、ホームページの集客力を高めよう

いかがでしたでしょうか?

最初にお伝えしたように、キャッチコピーは、3秒ルールを乗り越えるカギとも言えるものです。

ここで「メリットがありそうだ」「悩みが解決できそうだ」と感じてもらえなければアウトです。
せっかく本文に良いことが書いてあっても、キャッチコピーで興味を惹きつけられなければ、本文は読んですらもらえないのです。

あなたもぜひ、ここで解説したキャッチコピーの作り方を参考に、挑戦してみてくださいね。

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