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【図解】コンサルティングとコーチングの違い。効果など比較してみました。

【図解】コンサルティングとコーチングの違い。効果など比較してみました。

「コンサルティングとコーチングって、何が違うんですか?」
「コーチングって、どういうものかよく分からない」

こういった疑問を解消していただくため、今日は、コンサルティングとコーチングの違いをお話します。

私自身がコンサルタントとして活動しつつ、自分を成長させるためにコーチングを受けているので、それぞれの違いが見えてきました。
(上の写真左側の女性が、私のコーチ:伊藤エリさんです)

それぞれの効果なども比較してみましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

自己成長に欠かせない「意識の5段階」とは?

コンサルティングとコーチングの違いを分かりやすく説明するために、「意識の5段階」というものについてお話します。

実は、人間の意識には、5つの段階があり、それぞれが密に影響しあっているのです。

以下に、意識の5段階を表と図でまとめてみます。

ここをタップして表を表示Close
意味合い
(1)セルフイメージ アイデンティティのこと。
自分は何者か?どういう存在か?
私=●●である、という認識。
私は愛される存在だ
私はダメな人間だ
など
(2)信念・価値観 自分が信じている考え方
価値を認めているもの
実務能力を磨くべきだ
職員数が多い事務所の方が信頼できる
など
(3)能力 ●●できる、など
(つまり、強みとも言える)
理解力がある
営業力がある
実務能力が高い
など
(4)行動 実際にしている行動 書類を作成する
勉強して自分を磨く
など
(5)環境 自分の周りの環境 事務所の場所
共に仕事をしている他士業との人脈
など

意識の5段階

下位レベル(能力、行動、環境)ほど、日常的で分かりやすい意識です。
逆に、上位レベル(セルフイメージ、信念・価値観)ほど、日常的に扱うことが少ないので、分かりづらく、より自分の深い部分(深い意識)と言えます。

これらの意識は、上位レベルの意識の影響を受けやすくなっています。
簡単に言うと、上位レベルの意識が変われば、下位レベルが一気に変わる、ということです。

上位レベルの意識が変わると、下位レベルが一気に変わる

例えば、自己啓発セミナーなどを受けて「自分は、やればできるんだ!」というセルフイメージができると、一気に行動できるようになったり、どんどん能力が発揮されたりする人がいますが、そんなイメージです。
(ここでは、自己啓発セミナーは怪しそうとか、そういう話は置いておきます。笑)

余談ですが、マザー・テレサの格言にも、こんなものがあります。

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

~マザー・テレサ~

つまり、思考(セルフイメージ、信念・価値観)が、行動などに大きく影響している、ということです。

マザー・テレサは、意識の5段階をふまえてこの言葉を言ったわけではないと思いますが、言わんとしていることは同じだと思います。

コンサルティングとコーチングの違い

「意識の5段階」のお話が終わったので、それでは、コンサルティングとコーチングの違いについて解説していきましょう。

コンサルティングとコーチングには、以下のような違いがあります。

ここをタップして表を表示Close
コンサルティング コーチング
アプローチする
意識段階
  • 能力(強みを見つける)
  • 行動(何をすればいいか?明確にする)
  • セルフイメージ(望ましいセルフイメージを構築する)
  • 信念・価値観(行動を邪魔する余計な信念・価値観を手放す)
得られる効果
(引き起こされる変化)
量的な拡大

  • 売上アップ
  • 職員数が増える など
質的な改善

  • 幸せ度アップ
  • 自然体で力まないでも上手くいくようになる など
役割 コンサルタントは、クライアントに「解決策」を与える コーチは、クライアントに「気付き」を与える
(クライアント自身が解決策に気付けるように導き、成長させる)
分かりやすさ 分かりやすい 分かりづらいと感じる人が多い
効果が出る早さ 早め(行動レベルの話が多いので、分かりやすく、成果につながりやすい) 人によって差がある(内面を探っていくのに時間がかかる人もいるから)
こんな人に向いています 今何をすればいいか?を知りたい!という人 行動は分かるが、何か引っかかる、やればいいのにできない、こうなりたいのに行動にうつせない、違和感があって動けない、という人

上記の表について、詳しく解説していきます。

コンサルティングの効果とは?

コンサルティングは、主に「能力」と「行動」にアプローチします。

(あくまで”主に”という意味合いであり、私のコンサルティングでも「セルフイメージ」や「信念・価値観」を扱うこともあります)

コンサルティングがアプローチするのは、「能力」と「行動」

簡単に言えば、「クライアントの強みを見つけ、何をすればいいか?を明確にする」ことが、コンサルタントの仕事です。

一つ例を挙げて説明しましょう。

例:弁護士がコンサルティングを受けたとすると…

弁護士のAさんは、自分がどの業務に専門特化していくか?悩んでいました。
そこで、コンサルティングを受けることにしました。

コンサルタントは、Aさんの悩みをヒアリングした結果、以下のような解決策を提示しました。

「あなたの強み(能力)は、離婚相談ですね。
相談者の話を聴く力があり、そこから夫婦間の合意点を見つけ出して、解決に導くのが非常に上手い。
なので、離婚に特化してホームページ集客しましょう。」

上記の例のように、具体的な行動レベルの解決策を提示するのがコンサルティングです。

具体的な行動レベルの話なので、多くの人にとって分かりやすいのがメリットと言えます。
解決策を教えてくれるので、行動に移しやすいのです。

そして、行動を変えれば結果も変わるので、成果が出るのが早いと言えます。

コーチングの効果とは?

コーチングは、主に「セルフイメージ」と「信念・価値観」にアプローチします。

(あくまで”主に”という意味合いであり、コーチングでも「行動」や「能力」などを扱うこともあります)

コーチングがアプローチするのは、「セルフイメージ」と「信念・価値観」

行動を阻害している不要な信念・価値観を手放し、セルフイメージを再構築していきます。

これだけだと分かりづらいと思うので、例を挙げて解説します。

例:人を雇って事務所を拡大したいが、行動できない…

税理士のBさんは、今は一人で活動しています。
しかし、自分ひとりではいっぱいいっぱいなので、人を雇って売上アップを目指そう!と思い立ちました。

ただ、Bさんは「人を雇えば良いのはわかってるんだけど、何か違和感がある」という不安を抱えてしまいます。
この不安のせいで、なかなか行動できないでいました。

そこでコーチングを受けたところ、Bさんの高校時代の経験でできてしまったトラウマが、Bさんの行動を阻害していることに気付きました。


【Bさんの高校時代の経験】

Bさんは高校時代、文化祭で、クラスのリーダー的な役割でした。
クラスをまとめて、各役割に仕事を分配して任せたのですが、期待する出来栄えにならず、イライラしていました。

そこで、「任せるくらいなら自分でやったほうがマシだ」と思い、自分が大変な思いをしつつも、自分で仕事をこなしました。

すると、自分は良かれと思ってやったのに、クラスからは「あいつは全部自分でやろうとして、クラスの皆のことを考えていない」とか言われて、なぜか嫌われ者になってしまったのです。

結果、文化祭当日になんとか間に合いましたが、クラスの雰囲気は最悪でした。


こういったトラウマがあると、「大人数で物事をやると上手く行かない」「任せるくらいなら自分でやった方がいい」という信念が生まれてしまったり、「自分は集団の中では上手くやっていけない人間だ」のようなセルフイメージができてしまったりします。

これをコーチングで解消することで、「なーんだ、高校の時に上手くいかなかったことは、ただの一つの出来事であって、自分の価値には何の関係もないんだ!」のように意識を書き換えると、スムーズに行動できるようになるのです。

このように、自分の内面を探っていくので、人によって成果が出るまでの時間はまちまちです。
(内面を深掘りし、解決策を自分で見つけられるまでに時間がかかる、ということです)

しかし、深い意識レベルが変わるので、行動を阻害している価値観が外れることで、一気に行動が加速して、大きな成果につながったりします。

コーチは、様々な質問をクライアントに投げかけ、内面探求をサポートしていきます。

彫刻家が、木や石を削って彫刻を仕上げていくように、コーチは、質問を使ってクライアントの余分なものを削ぎ落とし、本質を掴めるようにサポートしていくのです。

これが、コーチングによる効果です。

コンサルティングは「手に入れる」、コーチングは「手放す」

コンサルティングとコーチングの違いは、以下のようにも表現できます。

  • コンサルティング:付け加える、手に入れる
  • コーチング:手放す、受け入れる

コンサルティングでは、新たな行動(解決策)を実行したり、自分では気付けなかった強みが見つかったりします。
つまり、今不足しているものを新たに付け加えている、というアプローチとも言えます。

一方、コーチングでは、行動を阻害している不要な信念や価値観を手放していきます。
そして、自分のセルフイメージを再構築し、自分自身を承認できるようにしていきます。
つまり、不要なものを手放し、受け入れることで行動を変えていく、というアプローチとも言えます。

つまり、どっちが優れている、というものではないのです。
アプローチなどが違うだけで、どちらも「クライアントの行動を促し、より良くなるためのもの」なのです。

クライアントに必ず必要なのは「素直さ」

コンサルティングもコーチングも、クライアントの「素直さ」がないと、上手く機能しません。

コンサルティングでは、コンサルタントのアドバイスを素直に聞き入れ、すぐ実行する素直さが求められます。
「でも、だって、できない」などが口癖の人は、成果を出すことができません。

コーチングでは、コーチを信頼し、自分の内面と向き合う素直さが求められます。
少し難しいのですが、「こんなことを話すのは恥ずかしい、こんなことを言うのは良くない」という常識にとらわれてしまうと、成果を出すことができません。

あなたがクライアント側になる時には、「素直さ」を意識してみると、成果がつかみやすくなりますよ。

編集後記:各界の有名人もコーチングを受けている

ちなみに、コーチングは、日本ではまだまだ馴染みがないものですが、海外では多くの有名人がコーチングを受けています。

参考までに、以下に、コーチングを受けて成果を出されている方々の一部をご紹介します。

  • オバマ大統領
  • クリントン元大統領
  • 故ダイアナ妃
  • ジョージ・ソロス(世界的な投資家)
  • アンドレ・アガシ(テニス世界ランキング1位)
  • アンソニー・ホプキンズ(アカデミー賞俳優)

コーチングは、セルフイメージや信念・価値観を望ましい状態にして、行動変容を促す、というアプローチ手法です。

よく「海外の情報は、数年遅れで日本に入ってくる」とも言われます。
今後、日本国内でも、コーチングがより身近になっていくと思います。

ちなみに、冒頭でも紹介しましたが、以下の写真の左側の女性が、私のコーチである伊藤エリさんです。
(余談ですが、右は妻の磨里子、私が抱っこしているのが次男の直央です)

写真左の女性が、ライフコーチの伊藤エリさんです

先日、妻の磨里子も交えて会食させていただいたのですが、伊藤さんの一言一言が、気付きを促してくれているように思います。

伊藤さんは、「ライフコーチ」として活動されています。
扱う分野は、ビジネスはもちろん、プライベートや人間関係の改善など、クライアントの人生全体(ライフ)をサポートされています。

一口にコーチングと言っても、コーチによって扱う分野が異なります。
そういった意味では、士業と似ている部分もありますね。
(例えば同じ行政書士でも、建設業許可に強かったり、相続に強かったり、得意分野がありますよね)

興味のある方は、ぜひ伊藤さんのブログも覗いてみて下さい。
あなたの気付きのキッカケになれば嬉しく思います。

>> ライフコーチ:伊藤エリさんのブログはこちら

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この記事を書いた講師

士業の学校校長大林 亨輔
累計500以上の士業事務所のWEB集客をサポートしてきた、士業専門ネット集客コンサルタント。
株式会社ミリオンバリュー代表取締役社長。
士業の学校の創設者であり、校長。

船井総研出身の父の背中を見て育ち、22歳の時に独立起業。
士業業界のホームページ制作・SEO・PPCといった集客サポートを行い、独自の【士業専門3ステップ集客ノウハウ】を確立。

全国各地でセミナーも行い、ノウハウの普及に務めている。

ディズニーとスターバックスが大好き。
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