
何でも屋さんは、
何もできないのと同じ。
これは私が、個別コンサルティングなどでも、口を酸っぱくしてお伝えしていることです。
例えば、行政書士の場合、
「建設業許可も、会社設立も、相続も、遺言も、なんでもできます!」
とアピールしてはいけない、ということです。
よく、「街の何でも相談屋さんです」的なキャッチコピーをお見受けしますが、
結局、悲しいことに、誰にも響かないメッセージになってしまっている訳です。
この時、「手術なら何でもできます」というお医者さんと、
「脳外科専門で、30年やってきました」というお医者さんがいたら、
どちらを選びますか?
間違いなく、後者の「脳外科専門」のお医者さんを選びますよね。
士業を探しているお客様も、これとまったく同じ考え方なのです。
(つまり、二兎を追う者は一兎をも得ず、ということです。)
この話をすると、「1つの業務しかアピールしてはダメなんですか?」という質問をいただくことがありますが、そういうことではありません。
要するに、どうすればいいのか?と言うと…
1ツール1メッセージの法則
結論から申し上げますと、「各集客ツールごとに、メッセージを1つに絞りましょう」ということです。
例えば、あなたが行政書士で、ホームページを作るなら、
建設業許可のホームページ
会社設立のホームページ
相続のホームページ
のように、各ホームページごとにメッセージを絞ればいいのです。
これを私は、「1ツール1メッセージの法則」と呼んでいます。
これは、ホームページに限らず、チラシやDM(ダイレクトメール)でも全く同じです。
よく、法律事務所のチラシで「離婚、交通事故、相続、債務整理など、お悩みなら何でもご相談ください」という内容のものをお見受けしますが…
これは、メッセージが1つに絞られていないですよね。
この場合にも、伝えたいメッセージは1つに絞ってアピールすることが大事なのです。
皆にアピールしようとすればするほど、メッセージに具体性がなくなり、訴求力がガクッと落ちます。
逆に、メッセージが絞られれば、興味を持っている人を一瞬で引きつけられるので、訴求力が格段に上がるのです。
あなたの集客ツールは、メッセージが絞られていますか?
1ツール1メッセージの法則をぜひ実践してくださいね。