パソコンは、いつ壊れてもおかしくありません。
「昨日は動いていたのに、今日は全く動かない!」ということも、十分あり得るのです。
そういった不測の事態に備えるためにも、普段からデータを保存し、バックアップしておくことはとても大切なことです。
ただ、「いちいちデータ保存のために時間をとるのも面倒だし…」という気持ちもありますよね。
そこで、ここではデータ保存を自動で完了させるバックアップ法をご紹介させて頂きます。
この記事公開時はちょうど年末ですが、気持ちのいい年末年始を過ごすためにも、しっかりデータを保存して、安心して新年を迎えて頂ければと思います。
オンラインストレージを使おう!
データ保存を自動で終える方法、それは「オンラインストレージを使うこと」です。
オンラインストレージというのは、簡単に言うと、「オンライン上(ネット上)にデータを保存しておくサービス」のことを指します。
オンライン上にデータを保存するので、万が一パソコンが壊れても、データは維持され、別のパソコンで再設定すれば、すぐにデータを復元して使うことができるので、とても便利なのです。
オンラインストレージのサービスはいろいろありますが、初めて使うのであれば、Dropbox(ドロップボックス)がお勧めです。
無料登録するだけで2GBの容量を使えますし、友達を招待するごとに1GBの招待ボーナスがもらえるので、容量を増やしていくこともできます。
(月額19.99$の有料プランなら、なんと2TBもの大容量を使うことができます。)
保存したデータは、パソコンのみならずスマートフォンからも見れますし、セキュリティも「AES-256 ビット暗号化」と「2段階認証」があるので、とても強固です。
使い方もとても簡単です。
(手順1)まずは、ドロップボックスをダウンロードします。
まずは、下記からドロップボックスをダウンロードします。
https://www.dropbox.com/install
(手順2)PC上に「Dropbox」というフォルダができます。
ダウンロードが完了すると、パソコン上に下記のような「Dropbox」というフォルダが作られます。
(手順3)あとは、その中に保存したいデータを入れればOK!
あとは、「Dropbox」のフォルダの中に、保存したいデータをどんどん入れていけばOKです。
とても簡単ですよね^^
パソコンが壊れてしまった後に「やっておけばよかった!」と後悔しないためにも、早めの導入をお勧めします。
他にはない!オンラインストレージの4つの魅力
データを保存する方法は、オンラインストレージ以外にもいろいろありますが、その中でもオンラインストレージをお勧めするのは、次の4つの魅力があるからです。
1.壊れない
オンラインストレージは、オンライン上にデータを保存するので、物理的に壊れることがありません。
地震や落雷といった物理現象の影響を受けないので、安全性はピカイチです。
2.導入がとても簡単
上述のドロップボックスもそうですが、導入までがとても簡単です。
ものの数分あれば、使いはじめることができます。
ドロップボックス以外にも、GoogleドライブやYahoo!ボックスというオンラインストレージもあります。
Googleドライブは、グーグルアカウントを持っていればすぐに使えるので、すでにGメールやグーグルカレンダーなどをお使いの方は、登録作業すらすることなく使うことができます。
Yahoo!ボックスも、Yahoo!JAPAN IDがあれば使えますので、ヤフーメールなどをお使いであれば、すぐに使えます。
このように、手軽に導入できるという点も、オンラインストレージの魅力です。
3.自動でデータ保存ができる
オンラインストレージは、特定のフォルダに入れたデータを自動的に保存してくれます。
(サービスごとに機能が異なります。)
そのため、「いちいちデータを保存する(バックアップする)」という作業が必要ありません。
自分で作業しなければいけないとなると、とても面倒ですし、忘れてしまうこともありますよね。
オンラインストレージであれば、普段通りにファイルを編集したりするだけで、あとは自動で保存されるので、手間がかからず、忘れることもないので、とても便利です。
4.複数のパソコンをまとめて管理できる
オンラインストレージは、複数のパソコンのデータをまとめて保存し、管理しておくことができます。
全てのパソコンから同じデータを見ることができるので、「あっちのパソコンに保存してあった最新版のデータを見たいのに見れない!」ということもありません。
スマートフォンやタブレットからもデータにアクセスできるので、とても便利です。
その他の保存方法は?
オンラインストレージ以外にも、
- 外付けHDD(外付けハードディスク)
- USBメモリー
- 光ディスク(CD、DVD)
のような、従来からあるデータ保存方法ももちろんあります。
ただ、こういったものは、どれも物理的に形があるものですので、故障する可能性が必ずあります。
故障する原因としても、衝撃や熱、湿気、電気、記録面の汚れやゆがみといったものから、時間の経過で劣化したりなど、さまざまなリスクにさらされています。
これらの記録媒体の寿命は、製品にもよりますが、5~10年と言われています。
「外付けハードディスクに保存したから安心!」という訳ではないので、注意しましょう。
データは複数の媒体で保存しておこう
データ保存というものの性質上、100%安全確実な方法というものは存在しません。
外付けハードディスクなどであれば物理的な故障のリスクがありますし、オンラインストレージに関しても、サービス自体に不具合が生じたり、サービスそのものが終了してしまう可能性もゼロではないでしょう。
そのため、データを保存しておくときは、複数の媒体を使う、という意識が大切になります。
「バックアップのバックアップをとる」くらいの気持ちで、二重三重のデータ保存を心がけましょう。
まとめ
現代社会において、「データが消える」というのは、まさに天災のようなものです。
それだけで仕事に支障をきたしてしまいますし、一度消えたデータを復元するための時間的コスト・金銭的コストは膨大なものになります。
(実際、パソコンのデータ復旧サービスは、場合によっては数百万円ものコストがかかる場合もあります)
普段からバックアップをこころがけ、データを保存しておけば、こういったリスクを最小限に抑えることができます。
「自分に限って、そんなことは起こらないだろう…」という認識は捨てて、データ保存の意識を高めていきましょう。