- 「wwwは、ありがいいんですか?なしがいいんですか?」
- 「wwwのありなしの違いで、集客に影響があるのでしょうか?」
こういった質問をいただくことがあります。
結論から申し上げますと、ありでも、なしでも、集客上の影響はありません。
しかし、「wwwのあり・なしが統一されていない」と、SEOで不利になってしまう可能性がありますので、注意が必要です。
ここでは、wwwのあり・なしの統一方法を解説します。
なぜ、SEOで不利になってしまうのか?
先ほど、「wwwのあり・なしが統一されていない」と、SEOで不利にある可能性がある、とお伝えしました。
これはなぜかと言いますと、検索エンジン(グーグルやヤフー)が「wwwありのサイトと、wwwなしのサイトを、それぞれ別のサイトとして認識してしまうから」です。
例えば、下記は弊社が作ったサンプルサイト( http://samurai-example.com/ )です。
(このサンプルサイトは、すでにwwwの有無が統一されています)
もしこのサイトの、wwwのあり・なしが統一されていないと、検索エンジンは
・ http://samurai-example.com/
・ http://www.samurai-example.com/
という、別々の2つのサイトがある、というように認識します。
こうなると、次の2つの悪影響が出てしまいます。
(悪影響1)被リンクのパワーが分散してしまう
仮に、wwwありのサイトに5本の被リンクがあり、wwwなしのサイトにも5本の被リンクがあったとします。
もしwwwのあり・なしが統一されていないと、「同一サイトとして合計10本の被リンク」とは評価されずに、「それぞれ5本の被リンク」と評価されてしまいます。
こうなると、せっかく集めた被リンクのパワーが分散してしまい、上位表示されづらくなってしまいます。
(悪影響2)コピーコンテンツと見なされてしまう
wwwありのサイトも、なしのサイトも、内容は同じものが表示されます。
もしwwwのあり・なしが統一されていないと、検索エンジンに「同じ内容のサイトが2つある。コピーコンテンツだ!」と判断され、検索順位が落ちてしまう可能性があるのです。
こういった悪影響を引き起こさないためにも、wwwの有無は必ず統一しておきましょう。
wwwのあり・なしの統一方法
wwwのあり・なしを統一する方法は複数ありますが、ここでは「.htaccess(ドットエイチティーアクセス)」というものを使う方法をご紹介します。
(お使いのサーバーによっては、「.htaccess」が使えないケースもありますので、必ずご確認下さい)
手順は、以下のとおりです。
(実践は、自己責任にてお願い致します。)
(1)メモ帳で「htaccess.txt」というファイルを作る
まず、メモ帳を使って「htaccess.txt」という名前のファイルを作りましょう。
(2)メモ帳にwwwの有無を記載する
(1)で作ったメモ帳に、下記の内容を入力して下さい。
(下記内容は、弊社サンプルサイトのURLになっていますので、適宜ご自身のURLに書き換えてください)
www ありに統一したい場合
下記をお使いください。
RewriteEngine on RewriteCond %{HTTP_HOST} ^samurai-example.com RewriteRule ^(.*)$ http://www.samurai-example.com/$1 [R=301,L]
こんな感じになります。
www なしに統一したい場合
下記をお使いください。
RewriteEngine on RewriteCond %{HTTP_HOST} ^www.samurai-example.com RewriteRule ^(.*)$ http://samurai-example.com/$1 [R=301,L]
こんな感じになります。
(3)(2)のファイルをアップロードする
(2)で作ったファイルを、アップロードします。
アップロードする箇所は、お使いのサーバーのドメイン直下(基本的に index.html や index.php がある階層)です。
※アップロードの手順は、お使いのサーバーの解説をご覧ください。
(4)ファイルの名前を「.htaccess」に変更する
アップロードしたら、ファイルの名前を「htaccess.txt」から「.htaccess」に変更して下さい。
以上の手順で、wwwのあり・なしを統一できます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ワードプレスなどのCMSで作られているサイトは、最初から統一されていることが多いのですが、ホームページビルダーなどで自作していると、統一されないままになっているケースが多々あります。
SEOで不利にならないためにも、wwwのあり・なしは、必ず統一しておきましょうね。