
最近、当社(株式会社ミリオンバリュー)へのお問い合わせで、
「AIに相談したところ、御社を勧められました」
と言っていただくことが増えてきました。
以前であれば、ホームページ制作会社を探すときには、Googleで検索し、いくつものサイトを開き、実績や料金を比較する必要がありました。
しかし今は、AIに希望や悩みを伝えると、情報を探し、整理し、候補まで示してくれます。
この変化を見ながら私は、AIによって、本当に価値のある小さな会社や事務所が見つけてもらいやすい時代になるのではないかと感じています。
AIに相談したくなるのは、「失敗したくない」とき
人がAIに詳しく相談するのは、単に安い商品を買うときだけではありません。
むしろ、
- 失敗できない
- 金額が大きい
- 普段は関わらない分野である
- 比較の基準が分からない
といった場面ほど、AIに助けを求めるのではないでしょうか。
当社が提供している士業向けのホームページ制作も、そうしたサービスの一つです。
独立開業時の大切な集客基盤になるため、どこへ依頼しても同じ、とは考えにくいものです。
士業の仕事も同じだと思います。
建設業許可、相続、税務、労務などは、依頼する側にとって、何度も経験するものではありません。
失敗したくないからこそ、AIに事情を話し、
「どの専門家へ相談すればよいですか」
と尋ねる人は、これから増えていくように思います。
検索順位だけでは見えなかったもの
これまでのWeb集客では、検索結果の上位に表示されなければ、存在そのものを知ってもらえないことがありました。
どれほど誠実に仕事をしていても、SEOがうまくいっていなければ、ホームページを見てもらえません。
広告費をかけられる会社のほうが、より多くの人に見つけてもらいやすい側面もありました。
もちろん、SEOや広告は今後も大切です。
ただ、AIが複数の情報を横断的に読み取るようになると、評価されるものは検索順位だけではなくなっていくと私は考えています。
例えば、
- どのような情報を継続して発信しているか
- お客様からどのような評価を受けているか
- どの分野に専門性があるか
- なぜその仕事に取り組んでいるか
- どのような人柄や価値観を持っているか
といった、事務所全体の積み重ねです。
小手先のテクニックよりも、これまで誠実に積み上げてきたものが見つけられる。
私は、そこにAI時代の面白さを感じています。
小さな事務所だからこそ、伝えられるものがある
小さな士業事務所は、大手事務所のような広告予算や知名度を持っていないかもしれません。
しかし、小さいからこそ、代表者の考え方や仕事への姿勢が、そのまま事務所の価値になります。
- お客様の声を丁寧に紹介すること。
- 専門分野について、分かりやすく情報発信すること。
- 動画で自分の言葉を伝えること。
- なぜこの仕事をしているのかを、ホームページに残すこと。
こうした一つひとつは、すぐに大きな数字を生むものではないかもしれません。
けれど、情報発信は消えていくものではなく、少しずつ蓄積される資産です。
AIは、その資産の中から、その人らしさや専門性を読み取り、必要としている人へつないでくれる存在になっていくのかもしれません。
AI時代こそ、本質的なマーケティングへ
私は、マーケティングとは、無理に人を動かす技術ではないと考えています。
本当に必要としている人に、自分の価値をきちんと伝え、自然に選んでもらうための仕組みです。
AIによる検索や推薦は、この考え方と相性がよいように感じます。
- 目立つ言葉を並べるよりも、専門性を磨くこと。
- 一時的な数字を追うよりも、誠実に顧客と向き合うこと。
- 発信量を競うよりも、自分だから伝えられる経験を残すこと。
AI対策という言葉だけを追いかけても、中身が伴っていなければ、長く選ばれ続けることは難しいと思います。
結局のところ、AI時代に必要なのは、AIをうまく欺くことではありません。
人にもAIにも、
「この人は信頼できる」
と理解してもらえる仕事を積み重ねることなのではないでしょうか。
私自身も、士業の先生方がAI検索で見つけてもらい、選ばれるための情報発信やホームページづくりを、これからさらに支援していきたいと考えています。
同時に、AIを使って業務時間を減らし、お客様や家族、自分自身のための時間を増やす支援も形にしていきたいと思っています。
まとめ
AIは、大きな会社だけのための道具ではありません。
むしろ、広告予算や知名度では勝負しづらかった小さな事務所にとって、これまでの誠実な仕事を見つけてもらう機会になるのかもしれません。
もちろん、AIがすべてを正しく評価してくれるとは限りません。
それでも、自分の専門性や価値観を言葉にし、情報として残しておく意味は、これまで以上に大きくなるように感じます。
あなたの仕事には、まだ言葉になっていない、どのような価値があるでしょうか。




