ホームページで集客する上で、
「特化する」というのは、1つの良い戦略です。
例えば、
- 飲食店に強い税理士
- 介護業界に強い社労士
のような形ですね。
確かに、特化すると、それだけ専門性をアピールできるので、
特化していないホームページよりもお客様に刺さるようになります。
しかし、実は、ただ単に「特化すればいい」のような単純な発想ではダメなのです。
むしろ、安易に特化すると失敗してしまうこともあります。
ここでは、
- 特化した方が良いケース
- 特化しない方が良いケース
をご紹介します。
あなたの地域に合わせて、使い分けて頂ければ幸いです。
特化すべきか否か?地域別の考え方
結論から申し上げますと、
あなたが活動している地域における検索数やライバル状況に応じて、
「特化すべきか否か?」を見極める必要があるのです。
地域別に、具体的に解説します。
(1)東京・大阪・福岡のように、ライバルが多い場合
東京や大阪、福岡のようなライバルが多い地域は、
特化した方が上手くいくケースが多いです。
ライバルが多ければ多いほど、
「他の事務所とどう違うのか?」がアピールしづらくなるので、
差別化するためにも特化するのは良い方法なのです。
東京や大阪、福岡のような地域であれば、
検索数も比較的多いので、特化しても、検索数を確保できます。
つまり、特化しても十分な数のお客様がいる、ということです。
まとめますと、
- ライバルが強い
- 特化しても検索数を確保できる
という地域は、特化した方が上手くいく、と言えます。
(2)地方の場合
一方、地方の場合には話が変わってきます。
地方の場合、東京や大阪、福岡のような地域と比べて、
- ライバルが少ない(弱い)
- 検索数が少ない
という傾向があります。
そのため、下手に特化してしまうと、
十分な検索数を確保できないのです。
要するに、絞りすぎてしまうと、
お客様のパイが限られてしまい、問合せ数が減ってしまうのです。
また、ライバルが少ない(弱い)のであれば、差別化も比較的しやすいので、
わざわざ特化して絞るのではなく、ある程度広めに取っていく、
という方が上手くいくケースが多いです。
以下に、弊社が制作したホームページをご紹介しますが、
⇒ http://toyama-zeirishi.com/
こちらのホームページは、全体としてはパイを広めにとり、
下層ページで「医科・歯科に強い」という強みをアピールしています。
⇒ http://toyama-zeirishi.com/medical/
このように、地方の場合には、もし特化するにしても、
「ホームページ全体としてはパイを広めにとって、その中の1ページを特化させる」、
という戦略がお勧めです。
まとめますと、
- ライバルが少ない(弱い)
- 検索数が少ない
という地域は、無理に特化しない方が上手くいく、と言えます。
まとめ
以上のように、検索数やライバル状況に合わせて、
「どの程度特化すればいいか?」が変わってきます。
下手に特化するのではなく、根拠を持った戦略を実践してくださいね。