タイトルは、SEOの重要な要素の一つです。
実際、タイトルの付け方を変えただけで、上位表示に成功した事例も存在します。
検索エンジンも、タイトルを見て「そのページに何が書かれているのか?」を判断すると言われていますので、SEO上、とても重要な役割を果たしているのです。
ここでは、SEOに強いタイトルの鉄則を、7個ご紹介します。
SEOに関係する「タイトル」とは、<title>~~~</title>で囲われた箇所(titleタグで囲われた箇所)を指します。
(ソース上に記載されており、画面上には表示されていません。)
よく、ホームページの左上にある画像部分をタイトルと思われている方もいらっしゃいますが、あれはタイトルではありません。
SEOに関係する「タイトル」を確認するには、画面上で「右クリック⇒ソースの表示(ページのソースを表示)」とクリックすると、表示されます。
タイトルをつける時、この7つを抑えよう!
(1)タイトルにキーワードを入れる
SEOに強いタイトルの設定で最も重要なのが、「キーワードを入れる」ことです。
SEO対策において、検索エンジンは、そのページのタイトルを重要視していると言われていますので、必ずキーワードを入れましょう。
また、タイトルは検索結果の画面に表示されますが、キーワードが入っていると、検索された時にそこが太字になるので、目立つというメリットもあります。
(2)1ページ1キーワード
SEO対策の性質上、1つのページを複数のキーワードで上位表示させるのは、難しいケースが多いです。
そのため、自分のホームページを複数のキーワードで上位表示させたい場合には、1ページにつき1キーワードを対応させて、複数のページを上位表示させることを目指しましょう。
例えば、「相続 相談」でも「相続対策」でも「相続税対策」でも上位表示させたい!という場合には、下記のように、それぞれのページにキーワードを1つずつ対応させるようにすると効果的です。
上位表示したいキーワード | タイトル | |
---|---|---|
トップページ | 相続 相談 | 相続の相談ならオオバヤシ税理士事務所 |
下層ページ1 | 相続対策 | 相続対策で気をつけるべき3つのポイント |
下層ページ2 | 相続税対策 | 相続税対策をご希望の方はこちら |
(3)キーワードを過度に詰め込まない
(1)で、「タイトルにキーワードを入れる」とお伝えしましたが、SEO対策上、詰め込み過ぎはマイナスになってしまうのでNGです。
基本的に、タイトルには、そのページで狙っているキーワードを、1回だけ使うことをお勧めします。
例えば、「茨城 行政書士」で上位表示させたいなら、「茨城のオオバヤシ行政書士事務所」のようにすればOKです。
「茨城」「行政書士」の単語が、それぞれ1回ずつ含まれていますよね。
これを無理やり、「茨城で行政書士をお探しならオオバヤシ行政書士事務所まで!茨城を中心に茨城の皆さんに愛されている行政書士事務所です」のようにするのは、詰め込み過ぎとなり、SEOの観点から見ると逆効果になります。
詰め込み過ぎを避けて、1回ずつを心がけましょう。
(4)クリックしたくなるタイトルにする
タイトルは検索結果の画面に表示されますので、「ライバルサイトよりも”クリックしたくなる”タイトルにする」ことがとても重要です。
お客様は、ホームページの内容を見る前に、まず検索結果(各ホームページのタイトル)を見て比較しています。
つまりSEOは、タイトルの段階で、すでに勝負が始まっているのです。
この時、クリックしたくなるかどうか?で、アクセス数が全く変わってくるのは、想像できますよね。
クリックしたくなるタイトルの付け方は、下記の記事でもご紹介しておりますので、ご覧ください。
(5)ページ内容を適切に表すタイトルを付ける
タイトルは、「そのページの内容を適切に、端的に表している」ことが重要です。
「キーワードを入れなきゃ!」「クリックしたくなるタイトルにしなきゃ!」のように、SEOを意識しすぎると、そのページの内容とかけ離れたタイトルになってしまうケースもありますので、要注意です。
また、下記の
- 会社設立について(1)
- 会社設立について(2)
- 会社設立について(3)
のような、末尾の番号だけが違うタイトルもよくお見かけします。
このタイトルを見ただけでは、そのページに何が書かれているのか?が分かりませんよね。
こういった場合には、これら3つのページをまとめて1つのページにしてしまうか、
- 会社設立の時、資本金はいくらにすればいいのか?
- 会社設立に関連する助成金
- 会社設立の必要書類と書き方のポイント
のように、各ページの内容を適切に表すタイトルに書き換えましょう。
(6)25文字以内
タイトルの文字数は、25文字以内におさめることをお勧めします。
何故かと言うと、検索結果に表示される文字数の上限が、約25文字だからです。
(状況によって、多少の増減があります)
以前までは32文字までだったのですが、検索エンジンの仕様変更により、今は25文字以内になっています。
これを超える文字数だと、タイトルの末尾が省略されてしまって見えなくなるので、注意しましょう。
(7)重複を避ける
複数のページで、同じタイトルを使うのはやめましょう。
SEO上、検索エンジンからの評価が下がってしまい、検索順位が上がりづらくなる可能性があります。
ワードプレスなどのCMSを使っていると、無意識に同じタイトルのページができてしまうことがあるので、SEOを行うときには要チェックです。
※補足:キーワードは、タイトルの前の方に集中させたほうがいいの?
よく、「タイトルの前部にキーワードを配置したほうが、SEO効果が高まる」と言われていますが、実際のSEO効果の有無は不明です。
事実、いろいろなキーワードを調査してみると、キーワードが前の方に集中していないホームページでも、上位表示されているケースが多々あります。
上記のような理由から、キーワードの位置によるSEO効果の差は、ないと考えてよいでしょう。
一点、キーワードは検索結果上で太字になるので、タイトルの前の方に含まれていることで、検索ユーザーが気づきやすい(目を引きやすい)というメリットはあります。
まとめ
大切な事なので何度もお伝えしますが、SEOにおいて、タイトルの設定はとても重要です。
よく「スズキ司法書士事務所」のように、事務所名だけがタイトルになっているホームページを見かけますが、これだとSEO効果は低くなってしまいます。
上記でご紹介したSEOに強いタイトルの鉄則×7を参考に、今後のネット集客に活かしてくださいね。