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行政書士は名刺を3種作ろう│仕事・紹介を生むポイント解説

マーケティング
行政書士は名刺を3種作ろう│仕事・紹介を生むポイント解説
  • 「これから行政書士で独立開業するから、名刺を作りたい」
  • 「もっと差別化できる名刺を作りたい」
  • 「開業前なんだけど、どんな名刺を作ればいいの?」

この記事は、上記のような方向けに書きました。

大林こうすけ
こんにちは。
士業専門Web集客コンサルタントの、大林亨輔(おおばやし こうすけ)です。

名刺は、第一印象を決める大事な営業ツールの1つ。
その大事な名刺が、「白地にテキストが羅列されているだけ…」では、相手に覚えてもらえないし、仕事も入ってきません…orz

せっかく作るなら、仕事につながる名刺を作りたいですよね。

名刺のデザイン比較
どちらの名刺が印象に残りますか?明白ですよね。

そこで、この記事では、行政書士の営業に役立つ名刺の作り方をご紹介します。

サンプルの名刺を見ながら、分かりやすく解説していますので、ぜひ最後までご覧くださいね。

行政書士の名刺の役割×4

行政書士の名刺の役割×4

(1)仕事の受注(受任)につなげる

名刺は、初対面の時に相手に渡す営業ツールです。
つまり、第一印象を大きく左右します。

ビルケント大学(トルコ)で行われた研究によると、第一印象は、6ヶ月も持続するそうです。

つまり、第一印象がよければ、かなり長い期間、良い印象を持ち続けてもらえます。
これは、「仕事の受注(受任)につながる可能性も上がる」ということです。

※お客様だって、仕事を依頼するなら、印象のいい(好きな)行政書士を選びたいですからね。

  • どのような人間なのか?を知ってもらう
  • 必要な時に思い出してもらう

そのためにも、名刺は必要不可欠なのです。

(2)紹介を増やす

名刺交換したその人だけが見込み客、というわけではありません。

その人は行政書士に用事がなくても、その人の知人やご家族を紹介してもらえる可能性があります。

株式会社アスマークの調査によると、「信頼できる情報ソース:トップ3」は、以下のようになっています。

信頼できる情報ソース
信頼できる情報ソース第1位は、「友人・知人・家族」の紹介

信頼できる情報ソース:トップ3

  • (1位)友人・知人・家族:39.1%
  • (2位)専門家:38.0%
  • (3位)企業・法人:23.6%

つまり、「友人・知人・家族からの紹介は、専門家や企業よりも信頼できる」と思われているのです。

名刺でしっかり覚えてもらっていれば、「そういえば、あの行政書士さんがいたな」と思い出してくれて、紹介につながる可能性も高まります。

(3)同業者との人脈を作る

名刺は、同業者との人脈づくりにも役立ちます。

仕事の紹介につながるのはもちろんですが、ありがたいのは「分からないことを、先輩行政書士に相談できる」ことです。

行政書士は、求人が少なく、他の事務所で修行する機会はほぼありません。
つまり、まったく実務経験がない中で、独立開業することになります。
初めての実務は、本当に分からないことだらけです。

そんな時に、頼れる先輩行政書士に相談できれば、自信をもって営業できますよね。

また、同業者との人脈を作っておくことで、自分の専門ではない業務を、他の行政書士に紹介することもできます。

(4)他士業との人脈を作る

行政書士をはじめ士業は、他士業と関わるシーンが多くあります。

例えば、会社設立をしようとしたら、登記は司法書士の先生にお願いする必要があります。
また、相続手続きの中で相続税の話が出てきたら、税理士の先生の出番ですね。

また、行政書士の独占業務である「許認可」業務は、他士業から紹介が回ってきやすいのも嬉しいところ。

このような、他士業との人脈づくりにも、名刺は役立ってくれます。

(注意)似ている名刺は、記憶に残らない…

行政書士の名刺は、皆さん結構似ています。

行政書士は、都道府県ごとの単位会で登録されますが、単位会によっては名刺の斡旋販売を行っていることもあります。
その名刺デザインが、非常にシンプルで似通っていることが多いのです。

また、全行団ショップでも名刺を注文できますが、これも「白地に黒のテキスト」という、非常にシンプルなデザインです。

全行団ショップのシンプルな名刺事例
画像引用:全行団ショップ

名刺の目的は、「覚えてもらうこと」「思い出してもらうこと」です。

でも、似たりよったりの名刺では、覚えてもらえないですよね…。

だからこそ、名刺のデザインや内容には、こだわっていただきたいのです。

行政書士は、この3種類の名刺を作ろう

では実際、どのような名刺を作ればいいのか?
以下にサンプルをご紹介します。

1.開業準備中の名刺 開業準備中の名刺のサンプル事例(表) 開業準備中の名刺のサンプル事例(裏)
2.スタンダード名刺 スタンダード名刺のサンプル事例(表) スタンダード名刺のサンプル事例(裏)
3.業務特化名刺 業務特化型の名刺のサンプル事例(表) 業務特化型の名刺のサンプル事例(裏)

まず、どの名刺にも共通のポイントをお話します。

差別化するための、4つのポイント

①絶対に「顔写真」を入れる

名刺には、必ず顔写真を入れてください。
これは、絶対です。
(似顔絵やイラストはNGです)

なぜかと言うと、「顔写真が入っていないと、覚えてもらえないから」です。

あなたも、これまでに名刺交換した人の顔を、全員覚えていますか?
覚えていないですよね。
人間は、文字情報だけでは、記憶に残らないのです。

Upmail社の研究によると、顔写真を含む画像には、以下のような効果があることがわかっています。

Upmail社の画像に関する研究結果
画像引用:Upmail社

画像の効果

  • 人間の脳に送信される情報の90%は、ビジュアルイメージ
  • 人間の脳は、テキストよりもイメージのほうが、6万倍早く理解できる
  • 40%もの人が、平易なテキストよりもビジュアルイメージに反応する

相手に顔を覚えてもらい、必要な時に思い出してもらうためにも、名刺には必ず顔写真を入れてください。

なお、顔写真は、必ずカメラマンに撮影してもらいましょう。
スマホで自撮りしたような写真は、顔に影が入ってしまったりして、どうしても素人っぽくなってしまいます。

その点、プロのカメラマンさんは、光の当て方や表情の引き出し方がとても上手く、あなたのプロっぽさを引き立たせてくれます。

なお、写真撮影のポイントは、以下の記事で解説していますので、あわせてお読みください。

>> 士業がホームページに載せるべき写真×9。撮影のポイント×6も解説

②独自のデザインやカラーで目立たせる

白背景に黒字だけでは、インパクトに欠け、すぐに忘れられてしまいます。

例えば、以下のようなデザインやカラーはお勧めです。

  • 事務所のイメージに合ったカラーにする
  • ロゴのカラーやデザインと合わせる

なお、「業務に合わせてデザインする」という方法もあります。
例えば、ビザ(入管業務)を扱っているなら、外国人の印象に残るように、和風なデザインにしてみてもいいですね。

③プロフィールで、話のキッカケを作る

名刺交換をして終わり…では、相手にはなんの印象も残りません。
でも、話を盛り上げるのって、なかなか難しいですよね。

そこでお勧めなのが、「名刺にプライベートなプロフィールを載せること」です。

人間は、お互いに「共通点」があると、話が盛り上がります。
例えば、「出身大学が同じ」「趣味が同じ」だと、急に親近感がわくことってありますよね。
また、地元が一緒だったりすると、地元ネタで一気に仲良くなれたりしますよね。

共通点があると、「この人は、私の仲間だ」と思ってもらえるのです。

例えば、以下のような項目を載せることをお勧めします。

  • 出身(地域)
  • 出身大学
  • 趣味
  • 家族構成
  • 地元の好きなお店

プロフィールについては、以下でも詳しく解説しています。

>> 売れるプロフィールの書き方。この項目×9を入れれば簡単。

④ホームページのURLは、QRコードも入れる

名刺のURLを、ブラウザに直接打ち込んでくれる人は、ほとんどいません。
(面倒ですよね^^;)

マーケティングにおいて、「アクセスのしやすさ」は、とても大事です。

QRコードなら、カメラで読み込むだけで、あなたのホームページにアクセスしてくれます。


ここまでで、3種類の名刺に共通するポイントを解説しました。

ここから、3種類の名刺それぞれについて、詳しく解説します。

(1)開業準備中の名刺

(1)開業準備中の名刺のデザイン事例

目的・役割 (開業前の)人脈づくり、紹介獲得、他士業との連携
配る相手 同業者、他士業、前職の知り合い、親戚、友人など
必須項目(表)
  • 「行政書士登録申請中」の一文
  • 開業予定日
  • 氏名
  • 顔写真
  • 住所
  • 電話番号
  • FAX番号
  • メールアドレス
  • ホームページURL(QRコードも併記)
必須項目(裏)
  • 取り扱い業務
  • プロフィール
プラスアルファ
  • SNSのアカウント
  • 事務所の地図

ポイントを解説します。

①開業準備中なら「行政書士登録申請中」の一文を

行政書士は、開業準備中に「行政書士」と名乗ってはいけません。

名称の使用制限

第19条の2(名称の使用制限)
行政書士でない者は、行政書士又はこれと紛らわしい名称を用いてはならない。
第22条の4(罰則)
第19条の2の規定に違反した者は、100万円以下の罰金に処する。

引用:行政書士法

そのため、「開業準備中(登録申請中)である」ことを明記する必要があります。

しかし、書き方によっては、誤解を招くこともあるので、要注意です。

例えば、以下のような名乗り方は、誤解を招かないでしょう。

  • 行政書士登録申請中
  • 令和●年度:行政書士試験合格(開業準備中)

一方、以下のような名乗り方は、誤解を招くので、注意しましょう。

  • 行政書士 ●氏名●(開業準備中)
  • 行政書士有資格者
②開業準備中の名刺は「まず100枚」印刷。300~500枚配りきる

名刺の仕上がりが気になる方は、まずは100枚印刷してみることをお勧めします。
(ラクスルなどのオンライン印刷サービスは、100枚が最小ロットになっていることが多いです)

そして、開業準備中の名刺は、300~500枚は配りきりましょう。
なぜなら、「独立開業しても、何もしなければ、仕事は1件も入ってこないから」です。

開業準備中の期間は、だいたい数カ月程度。
人によっては、「短い期間」と思われるかもしれません。

しかし、この数カ月だって、大切な営業機会。
1日だって、たった1人との出会いだって、逃したらもったいないのです。

いつどこで、未来のお客様や貴重な人脈と出会うか?なんて、誰も分かりません。

  • 行政書士の登録証交付式
  • 異業種交流会
  • 名刺交換会
  • 各種セミナー
  • 行政書士会の集まり
  • 合格祝賀会
  • 同窓会
  • 新年会

これらの機会を最大限に有効活用するためにも、名刺は余裕をもって準備しておきましょう。

③プロフィールで「Why」を伝えよう

独立開業するときには、目立った実績は載せれませんよね。
では、何を載せればいいのか?と言うと、「あなたのWhy」です。

Whyとは、「なぜ、行政書士になろうと思ったのか?」を指します。
日本語でいうと、「理念」「使命」のような感じですね。

言葉がアレで恐縮ですが、例えば「サービス内容(取り扱い業務)」などは、どの行政書士も似通っています。
そこで差別化する(覚えてもらう)ことは、なかなか難しいものです。

そこで大事になってくるのが、Why(なぜ、行政書士になろうと思ったのか?)です。
Whyは、完全にあなたオリジナルであり、唯一無二のもの。
他の行政書士はマネできません。

つまり、Whyは「独立開業したばかりでも打ち出せる、差別化ポイント」とも言えるのです。

Whyの例

前職の飲食店で、外国人雇用の時にサポートして下さった行政書士さんが、とても素敵な方でした。
私も人を助け、喜ばれる仕事をしたい!と思い、行政書士試験を合格し、ビザ申請に注力した事務所を立ち上げました。
外国人ご本人はもちろん、外国人を雇いたい事業主様も、ぜひご相談ください。

※本当はもっと詳しく書きたいのですが、紙面の関係上、これくらいが限界です。
後述の「二つ折り名刺」にすると、より詳しく書けるようになります。

なお、Whyについては、以下のページでも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

>> 経営理念(企業理念)の作り方。明確なWhyで差別化しよう!

(2)スタンダード名刺

(2)スタンダード名刺のデザイン事例

目的・役割 (開業後の)人脈づくり、紹介獲得、他士業との連携
配る相手 同業者、他士業、前職の知り合い、親戚、友人など
必須項目(表)
  • 事務所名
  • 肩書き
  • 氏名
  • 顔写真
  • 住所
  • 電話番号
  • FAX番号
  • メールアドレス
  • ホームページURL(QRコードも併記)
必須項目(裏)
  • 取り扱い業務
  • プロフィール
プラスアルファ
  • SNSのアカウント
  • 事務所の地図
  • 行政書士マーク(徽章) ※日行連のサイトで入手可

ポイントは、(1)開業準備中の名刺とほぼ同じなので、割愛させて頂きます。

(3)業務特化名刺

(3)業務特化名刺のデザイン事例

目的・役割 顧客獲得
配る相手 見込み客
必須項目(表)
  • 専門性「●●なら、お任せください」
  • 事務所名
  • 肩書き
  • 氏名
  • 顔写真
  • 住所
  • 電話番号
  • FAX番号
  • メールアドレス
  • ホームページURL(QRコードも併記)
必須項目(裏)
  • 取り扱い業務
  • プロフィール
プラスアルファ
  • SNSのアカウント
  • 事務所の地図
  • 行政書士マーク(徽章) ※日行連のサイトで入手可

ポイントを解説します。

①なぜ「業務特化名刺」が必要なのか?

行政書士は、扱う業務がたくさんあります。

そのため、取り扱い業務をすべて載せてしまうと、お客様から見た時に「何でも屋さん」に思われてしまいます。

「何でも屋さん」には、何の魅力も感じてもらえません。

お客様は、「自分の悩みを解決してくれる”専門家”を探している」のです。

だからこそ、名刺でも「私は、この業務の専門家です」と印象づける必要があります。

専門家は、選ばれやすい

例えば、あなたがホームページ制作会社を探しているなら。

  • どんな業種のホームページも作っている制作会社
  • 士業専門のホームページ制作会社

どちらを選びますか?
おそらく、後者ですよね。

行政書士を探しているお客様も、これと同じです。

②取り扱い業務ごとに「業務特化名刺」を作ろう

もしあなたが、「相続」「ビザ申請」「建設業許可」を取り扱っているなら、以下のように、それぞれの特化型名刺を作りましょう。

  • 「相続」の特化型名刺
  • 「ビザ申請」の特化型名刺
  • 「建設業許可」の特化型名刺

面倒だと思われるかもしれませんが、一度作ってしまえば、あとは印刷するだけ。
手間がかかるのは、最初だけです。

いきなり全部作るのは難しい…という場合には、あなたにとって優先順位の高い(受注したい)業務の特化型名刺を先に作りましょう。

③他の業務は載せない

「建設業許可の名刺だけど、相続のことも書いておけば、もしかしたら依頼があるかもしれない…」

そんな淡い期待から、裏面に「相続も取り扱っています」などと書くのは、やめたほうがいいです。

特化型名刺は、「特化」しているから意味があるのです。

例えば、「建設業許可」「建設キャリアアップシステム」「経営事項審査」のような、関連のある業務なら載せてもよいでしょう。

しかし、それ以外の業務は、載せないほうが効果は高まります。

名刺の作成・印刷方法×3

名刺の作成・印刷方法×3

名刺を作るには、主に以下の3種類の方法があります。

メリット デメリット
(1)デザインは自分、印刷は外注 コスパのいい名刺ができる 自分でデザインする手間がかかる
(2)デザインも印刷も外注 すべてお任せでき、デザイン性も抜群 最初にデザイン費用が余分にかかる
(3)デザインも印刷も自分 もっとも安価 素人っぽくなってしまう

それぞれ、解説します。

(1)デザインは自分、印刷は外注(オススメ)

この方法は、コスパが一番いいので、お勧めです。

例えば、以下のようなオンライン印刷サービスを使うとよいでしょう。

これらには、デザイン性のいい名刺テンプレートも用意されているので、初めての方でも素敵な名刺を作れます。

(2)デザインも印刷も外注

デザインからすべて外注することで、ワンランク上の名刺が作れます。

そのぶん、デザイン費用がかかりますが、最初1回限りですので、投資だと思いましょう。

ラクスルやアスクルなどで印刷できる形式のデータをもらっておくと、その後の印刷が楽になります。

(3)デザインも印刷も自分

自身でデザインした名刺を、家庭用プリンターを用いて印刷する方法です。

もっとも安く名刺作成できますが、明らかに「自分で印刷しましたよね」感が出てしまうのが難点。
行政書士というプロっぽさが薄れてしまう懸念があるので、あまりお勧めはしません。

なお、自分で印刷するなら、以下のものを使うとスムーズです。

(注意)「剥がすタイプ」がお勧め

ミシン目で切り離すタイプは、名刺の周りがギザギザするので、お勧めしません。

シールのように剥がすタイプがお勧めです。

名刺の紙質・厚み・サイズ・向きについて

名刺の紙質・厚み・サイズ・向きについて

おすすめの紙質・用紙×3

名刺によく使われる紙は、以下の3種類です。
この中で選べば、間違いないでしょう。

①マットコート紙

後述のコート紙と比べて、光沢(つや)を抑えた処理がされています。
さらさらとした質感で、発色にも癖がない、ビジネス名刺の定番です。

②上質紙

上述のマットコート紙より、さらに表面の光沢(つや)がない紙質です。
表面の塗工処理(コーティング)がないので、鉛筆で書き込みもできます。
発色は弱め(顔写真を入れたい場合には、やや不向きかも)。

③コート紙

光沢(つや)のある紙質です。
写真の色がより鮮明になります。
メモ書きには不向きです。


なお、「実際に触って紙質を確認したい」という場合には、無料印刷サンプルを使ってみましょう。

>> (参考)ラクスルの無料印刷サンプル

紙の厚み(連量)は、180kg以上で

紙の厚さ(連量)は、「●●kg」という単位で表されます。

  • 数値が低いほど薄い紙
  • 高いほど厚い紙

名刺の厚みは、160~220kg程度がお勧めです。

手触り・印象
160kg以下 やや薄めの印象
180kg 郵便ハガキくらいの厚さ。
ビジネス名刺でもよく使われる厚み。
200kg以上 やや厚めの印象

名刺は、薄いよりは厚めのほうが信頼感のある手触りになるので、迷ったら180kg以上を選ぶとよいでしょう。

名刺のサイズは「55×91mm」が定番

名刺には、主に以下の3つのサイズがあります。

印象
定番サイズ
(55×91mm)
ビジネス名刺の一般的なサイズ。
4号名刺とも呼ばれます。
迷ったらコレ。
欧米名刺サイズ
(51×89mm)
欧米で主流のサイズ。
外資系企業などで用いられることがあります。
女性名刺サイズ
(49×85mm)
フェミニンな印象。
角をカットして丸みをつける加工で、より女性らしく。

名刺の向きは、横向き?縦向き?

横向き&縦向きの名刺デザイン事例

横向き・縦向きの、それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。

メリット デメリット
横向き メールアドレスやURLなど、長い文字も収まりがいい。
名刺ホルダーでのファイリング時に見やすい。
他の名刺に埋もれやすい
縦向き 他と違う、スタイリッシュな印象。
和風っぽい印象。
横文字の情報を収めにくい

補足:二つ折り名刺

プロフィールや取り扱い業務などをたくさん載せようとすると、普通の名刺では紙面が足りなくなります。

そんな時に便利なのが、二つ折り名刺です。

二つ折り名刺は、情報量が2倍になるので、多くの情報を載せられます。

また、見た目にもインパクトがあるので、覚えてもらいやすいのも嬉しい特徴です。

二つ折り名刺については、以下でも解説しています。

>> 士業が作るべき「二つ折り名刺」とは?集客にも役立つポイント5つを紹介

名刺は、あなたの分身であり、営業マン

以下、この記事のポイントをまとめます。

まとめ

  • 行政書士は、名刺を3種類(開業準備中、スタンダード、業務特化)用意しよう
  • 独立開業時は、「Why」が大事な差別化ポイント
  • 業務特化名刺は、とにかく尖らせる。余計な情報は入れない

名刺は、あなたの手元にあるだけでは、何も働いてくれません。
(これでは、営業マンが会社の中で休憩しているのと同じです。笑)

あなたの手元を離れてから、名刺は営業マンとして、働き始めるのです。

名刺はアナログなツールですが、行政書士のホームページと同じくらい大事な営業ツールです。

ぜひ、あなたのこだわりの詰まった名刺を作ってみてくださいね^^

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この記事を書いた人

株式会社ミリオンバリュー代表士業専門Web集客コンサルタント大林 亨輔
累計500以上の士業事務所のWEB集客をサポートしてきた、士業専門Web集客コンサルタント。

船井総研出身の父の背中を見て育ち、22歳の時に独立起業。
士業業界のホームページ制作・SEO・PPCといった集客サポートを行い、独自の【士業専門3ステップ集客ノウハウ】を確立。

全国各地でセミナーも行い、ノウハウの普及に務めている。

ディズニーとスターバックスが大好き。
「息子3人の食費がすごいので、仕事頑張ります」
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