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行政書士のホームページ集客に必須の3ステップとは?

行政書士のホームページ集客に必須の3ステップとは?

ここでは、行政書士のホームページ集客のポイントを解説します。

以下で解説する3ステップを実践していただくことで、ホームページからの問合せを増やし、売上アップを目指せます。

  • ホームページを作りたい
  • 今持っているホームページを改善し、集客できるようにしたい
  • これから独立開業する

こういった行政書士の方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

長文の記事なので、ブックマークしておくことをお勧めします。

ホームページ集客の基本(公式)

まず、基本となる公式をおさえておきましょう。
(と言っても、とても簡単な式です)

ホームページの集客力は、以下の公式で決まります。

ホームページ集客の基本(公式)

例えば、

  • ホームページの反応率(問合せ率):2%
  • アクセス:月間200アクセス

だったとします。

この場合、獲得できる問合せ数は、
「2%×月間200アクセス=月間4件問合せ」
となります。

この後解説しますが、例えば、ホームページの文章を改善して、反応率(問合せ率)が3%にアップしたとしましょう。

すると、獲得できる問合せ数は、
「3%×月間200アクセス=月間6件問合せ」
となります。

このように、2つの要素が掛け算になって、獲得できる問合せ数が決まってくるのです。

ポイントは、「掛け算」になっていること

前述の公式は、「掛け算」になっていますよね。

つまり、「片方だけ頑張っても、もう片方がゼロだったら、問合せはゼロ」ということです。

2つの要素が両輪となっているので、両方とも伸ばしていく必要がある、ということです。

よくある失敗例


集客できていないホームページは、たいてい、以下のような流れで失敗しています。

  • とりあえず、ホームページを作ってみた
  • アクセスアップが必要であることを知り、SEO対策やPPC(リスティング広告)をやってみた
  • しかし、上手くいかない

これは、前述の「ホームページの反応率(問合せ率)」と「アクセス」を理解せず、闇雲に対策してしまった結果です。

あなたは、同じ失敗を繰り返さないように、ご注意下さい。

行政書士のホームページ集客の3ステップ

当社は、これまでに500件以上の士業事務所の集客をサポートしてきました。

そして、士業・コンサルタントの集客ノウハウを、以下の3ステップに体系化しました。

行政書士のホームページ集客の3ステップ

まずは、各ステップについて、簡単に解説します。

(ステップ1)集客しやすい業務はどれか?調査


行政書士は、扱っている業務分野が、非常に多いです。

例えば、「相続」「会社設立」「建設業許可」などなど。

当然、地域によって検索状況やライバル状況が異なりますので、業務によって「集客しやすい」「集客しづらい」といった違いがあります。

まずは、あなたの地域の検索状況やライバル状況をチェックして、「集客しやすい業務分野はどれか?」を見極めるのが、このステップ1です。

(ステップ2)文章作成


お客様は、ホームページのデザインを見て、複数の事務所を比較しているのではありません。

お客様は、ホームページに書かれている文章を読んで、あなたとライバルを比較しているのです。

文章で

  • 他とどう違うのか?
  • あなたの強み・特徴は何なのか?

といったことを伝え、ライバルと差別化するのが、このステップ2です。

(ステップ3)アクセスアップ


アクセスアップ対策というと、多くの場合、アクセスの「数(かず)」の話になりがちです。

しかし、それ以上に重要なのが、アクセスの「質(しつ)」です。

質の悪いアクセスは、言わば冷やかし客のようなものです。

質の高いアクセスを集めることで、効率よく問合せを増やし、売上アップできるのです。

3ステップと公式の対応

ちなみに、この3ステップを先ほどの公式に当てはめると、以下のように対応しています。

3ステップと、集客の公式の対応

つまり、

  • (ステップ1)調査:HPの反応率(問合せ率)を高めるため
  • (ステップ2)文章:HPの反応率(問合せ率)を高めるため
  • (ステップ3)アクセスアップ:質の高いアクセスを増やすため

という対応になっている、ということです。


以上が、3ステップの概要です。

おおまかなポイントは掴めましたでしょうか?

それでは、ここからは、この3ステップについて具体的に解説していきます。

(ステップ1:調査)どの業務に特化すべき?行政書士の各業務のWeb集客性をご紹介

ステップ1では、「どの業務に特化すべきか?」を見極めていきます。

その前に、なぜ特化することが大事なのか?を解説しますね。

行政書士のホームページは、「事務所型」「特化型」の2種類がある

行政書士のホームページは、大きく分けると、以下の2種類があります。

  • 事務所型ホームページ(総合ホームページ)
  • 特化型ホームページ(専門ホームページ)

行政書士のホームページは、「事務所型」「特化型」の2種類

ホームページから集客したいのであれば、「特化型ホームページ」のほうが有利です。

何故かと言うと、以下のような理由があるからです。

特化型ホームページの集客力が高い、5つの理由

(理由1)専門家に見え、信頼される

人間は、無意識に「専門家=信頼できる。その人にお願いしたい」と考える傾向があります。

これは、士業を選ぶお客様も同じです。

例えば、「就労ビザを申請したい」人は、「~~行政書士事務所」よりも、「就労ビザ専門の~~行政書士事務所」のほうを選びます。

そのほうが、専門性が高そうで、信頼できる!と判断されやすくなるからです。

あなたの立場に置き換えてみて下さい


例えばあなたが、「耳鳴りがひどくて、なんとかしたい!」と悩んでいるとしましょう。

その時、

  • 普通の耳鼻科
  • ホームページに、「耳鳴り専門」「耳鳴りに強い」と書いてある耳鼻科

の2つがあったら、どちらに行きたいですか?

おそらく、「耳鳴り専門」のほうですよね。

それと同じです。

(理由2)お客様はサービス名で検索する

お客様は、行政書士の仕事内容を、あまり理解していません。

例えば、お客様が「就労ビザを申請したい」と思った時、お客様は「就労ビザ 申請」や「就労ビザ 相談」などのキーワードで検索します。

「行政書士 ~~」のような、士業名で検索する人は、全体のごく一部です。

お客様はサービス名で検索する

そのため、ホームページが「~~行政書士事務所」のようになっているよりも、「就労ビザ申請サポート」のようになっていた方が、お客様にとって分かりやすく、依頼につながりやすいのです。

お客様は、「行政書士を探している」のではない


つまり上記の場合、お客様は「行政書士を探している」のではなく、「就労ビザの申請をサポートしてくれるところを探している」ということになります。

さらに言えば、お客様は「行政書士を探している」のではなく、「自分(お客様自身)の悩みを解消してくれる人を探している」のです。

これを把握しておくことは、とても大事です。

(理由3)SEO的に有利になりやすい

グーグルやヤフーをはじめとする検索エンジンは、「検索した人にとって、一番役に立つであろうホームページ」を上位表示させる傾向があります。

この「役に立つ」の判断基準は検索エンジンごとにたくさんあるのですが…
その1つの判断基準として「どれだけ専門性が高いか?」という基準があります。

そのため、「会社設立」関連のキーワードで検索された時には、「会社設立代行サービス」のような特化型ホームページのほうが、有利になりやすいのです。

(理由4)お客様が迷わない(パッと見て、何屋さんか?すぐ分かる)

お客様は、ホームページをじっくり読みません。

パッと見て、3秒で、「そのホームページを読むか?別の事務所を見に行くか?」を判断していると言われています。
(スマホでは、1秒というデータもあります。)

つまり、3秒以内に「何屋さんか?」を伝えなければ、お客様には選ばれないのです。

事務所型ホームページは、サービス内容のページを見るまで、「その事務所が、どんな業務を扱っているのか?」が分かりません。

一方、特化型ホームページは、パッと見ただけで、例えば「ここは、建設業許可を扱っている事務所なんだ」と分かります。

お客様が迷わない(パッと見て、何屋さんか?すぐ分かる)

たったこれだけの違いですが、これが集客力を大きく左右するのです。

(いくら良いことを書いていても、最初に惹きつけられなければ、その文章を読んですらくれないのです)

(理由5)お客様のニーズに合っている

お客様のニーズは、基本的に一つです。

「会社設立もしたいし、相続の依頼もしたい」というお客様はほとんどいません。

そのため、「~~行政書士事務所」のようにしてサービスを羅列するよりも、

  • 会社設立に強い!~~行政書士事務所
  • 相続手続きサポートオフィス

のように、それぞれサービスを絞った方が、お客様のニーズに合っている(お客様の悩みに沿っている)ため、依頼につながりやすくなります。


以上のように、特化型ホームページは、集客に向いているのです。

ただ、そうなると次に気になるのは、「どの業務に特化すればいいのか?」ですよね。

そこで、以下に、行政書士が扱っている業務の中でも、主要なもののWeb集客のしやすさをご紹介します。

参考にしてみて下さい。

本来は、あなたの地域に合わせて調査が必要です


実際には、あなたの地域の「検索状況」「ライバル状況」を個別に調査して、特化する業務を見極める必要があります。

ここでは、当社のこれまでの経験と、蓄積してきたデータを元に、各業務の集客のしやすさを解説します。

どの業務に特化すべき? 行政書士の各業務のWeb集客性をご紹介

相続

「相続に特化したい」という行政書士の方も、多いのではないでしょうか。

相続案件は、ライバルも増えていますが、需要も伸びており、検索数も豊富です。

なので、ホームページから集客できる業務といえます。

一点、東京・大阪・福岡といった大都市圏では、ライバルが多く激戦になっているところもあるので、要注意です。

遺言

遺言は、ホームページからは集客しづらい業務です。

理由としては、

  • 緊急性が乏しい
  • 自分で書きたい人が多い

といったものが挙げられます。

そのため、遺言についてアピールするとしても、相続ホームページの中にサラッと書いておく、くらいがベターです。

成年後見

相続と同じく、需要が伸びており、検索数も多いです。

当社のクライアントでも、集客できている方もいます。

自動車関連(車庫証明、自動車登録など)

自動車関連の手続きは、ホームページ集客には向いていないと言えます。

ネックになるのが、「単価が安い」ことです。

1件あたりの報酬が数千円程度にしかならないので、売上アップするためには、相当の数をこなさなければいけません。

「ホームページで大量の案件を集客する」のは不向きなのです。

(問合せ率には限界があり、アクセスを増やすには時間や広告費がかかるためです)

農地転用(宅地転用)

  • 畑として使っていた土地に、家を建てたい
  • 畑だったところを、駐車場にしたい

こういった、農地転用(宅地転用)の業務は、ホームページで集客できます。

内容証明の作成

内容証明の作成も、検索数が多くあるので、集客できる業務の1つと言えます。

一点、さらに反応を高めたいのであれば、例えば「離婚の慰謝料請求の内容証明なら!」のように、対象を絞るのも効果的です。

会社設立

会社設立は、こと行政書士においては、ホームページ集客に苦戦するケースがあります。

理由は、「税理士事務所が、会社設立手数料を0円にし、顧問契約で売上アップする」という戦略をとっているからです。

値段の部分で比較されてしまうと、税理士の方が有利になるので、行政書士事務所は不利に立たされてしまいます。

(これはもう、ビジネスモデルの問題なので、仕方ないです)

もし会社設立を扱いたいなら、例えば、

  • NPO法人の設立
  • 医療法人の設立

のように、特化すると勝機が見えてきます。

外国人雇用のサポート(就労ビザ等)

外国人雇用のサポート業務は、ホームページで集客できます。

近年、企業も安価な労働力を求めて、外国人を雇用する会社も増えてきています。

需要もあり、検索数も伸びているので、お勧めできると言えます。

安定収入にもつながりやすい


外国人雇用のサポートは、「安定収入にもつながりやすい」というメリットがあります。

理由としては、例えば就労ビザですと、企業に対して、顧問契約的な立ち位置の提案ができるためです。

外国人を採用すると、企業としては、

  • ビザの更新
  • 外国人社員の諸々の手続き(家族を日本に呼びたい、など)

にも対応する必要が出てきます。

その部分をサポートしてくれる専門家がいるというのは、企業にとってもありがたいことです。

実際、当社のクライアントでも、就労ビザの申請から始まって、その後、顧問契約を結び、継続収入を実現している行政書士事務所もあります。

こういった意味でも、長期的に見ても安定収入につながりやすく、大きなメリットと言えます。

需要が伸びている


近年、企業も安価な労働力を求め、外国人採用を強化している流れがあります。

そのため、今後の需要拡大も期待でき、検索数も増えていく可能性があります。

ビザ申請(帰化・永住なども含む)

  • 就労ビザ
  • 配偶者ビザ(結婚ビザ)
  • 家族滞在ビザ
  • 定住者ビザ
  • 短期滞在ビザ
  • 経営管理ビザ
  • 帰化申請
  • 永住許可

前述の「外国人雇用のサポート」と少し被りますが、こういった各種ビザ申請も、ホームページ集客と相性が良いです。

建設業許可

建設業許可も、ホームページ集客に向いています。

一点、価格競争になっている地域も多いので、ライバル状況を見極める必要があります。

「入札参加」「経営事項審査」もできると有利


建設業許可の申請業務に加え、「入札参加」「経営事項審査」にも対応できるようになると、とても有利になります。

「入札参加」「経営事項審査」にも対応できると、

  • 顧客単価をアップできる
  • 顧問的な立ち位置になり、継続収入を得られる
  • ライバルと差別化できる

といったメリットがあります。

「入札参加」「経営事項審査」にも対応している事務所は、全体的に見ても少なめです。

建設業許可に注力していくなら、長い目で見て、「入札参加」「経営事項審査」への対応も見据えて進めていくことをお勧めします。

飲食店営業許可

地域によっては、「飲食店営業許可」を含むキーワードの検索数が少ない場合もあります。

そういった場合には、例えば

  • カフェ 営業許可
  • ラーメン屋 営業許可

のように、「店舗名+営業許可」のキーワードも狙ってみると、アクセスを底上げできます。

深夜酒類提供飲食店営業許可

前述の飲食業許可と同様、「深夜酒類提供飲食店営業許可」を含むキーワードの検索数が少ない場合もあります。

そういった場合には、

  • バー 許可
  • 居酒屋 営業許可

のような、「店舗名+営業許可」のキーワードも狙うことをお勧めします。

風俗営業許可

風俗営業許可の申請は、報酬額も比較的高めなので、売上アップしやすいと言えます。

「風俗営業許可」を含むキーワードの検索数が少ない場合には、

  • キャバクラ 許可
  • スナック 営業許可

のようなキーワードも狙うことをお勧めします。

各種店舗の開業支援(起業支援)

前述の飲食業許可などと少し被りますが、各種店舗の開業支援も、需要があります。

狙うキーワードとしては、例えば

  • カフェ 開業
  • ラーメン屋 独立

といったイメージです。

産業廃棄物収集運搬業の許可

検索数が少ない地域もあるので、その点は要注意です。

Googleキーワードプランナーなどで検索数を調べた上で判断しましょう。

運送業許可

こちらも、産廃許可と同じく、検索数が少ない場合があるので、要注意です。


以上が、行政書士が扱う各業務の集客のしやすさです。

最初にお伝えした通り、実際には、あなたの地域の検索数・ライバル状況を加味する必要があります。

上記の解説は、ある程度の参考として考えていただくことをお勧めします。

(ステップ2:文章)ホームページ制作時、デザイン以上に注力しよう

文章は、ホームページの集客力を大きく左右します。

文章で、

  • あなたと他の事務所は、何が違うのか?
  • あなたの特徴・強みは何か?
  • あなたに依頼することで、どんなメリットがあるのか?

を伝えることができれば、問合せを増やせます。

とは言え、文章を書くにしても、ホームページが無いと文章を載せられませんよね。

そこで、まずはホームページを作る(デザイン)ポイントから解説します。

ホームページを作る方法は、2種類

ホームページを作る方法は、2種類

(1)ホームページ制作会社に相談・依頼する

ホームページ制作会社に依頼すれば、綺麗なデザインで作ってくれます。

業者に相談・依頼するのであれば、以下のポイントをおさえておきましょう。

「行政書士のホームページ集客に強い会社」を選ぶのがお勧め


専門の会社であれば、先ほど解説したような、「各業務の集客のしやすさ」などを理解しています。

行政書士のビジネスモデルを理解して提案してもらったほうが、費用対効果も高まりやすくなります。

(集客しづらい業務で頑張ろうとしても、努力が報われないことが多いのです)

文章作成のノウハウを持っているか?も重要


何度もお伝えするように、ホームページの集客力を左右するのは、「文章」です。

いくらデザインが綺麗でも、「綺麗=問合せが増える」ではないのです。

  • どんな文章を書けば、問合せが増えるのか?
  • 事務所の強み・特徴を、どのように伝えればいいのか?

こういった、文章作成のノウハウを持っているかどうか?で、得られる成果が違ってきます。

自分で簡単に更新できるか?

  • 料金表などのページを修正したい
  • ブログを更新して、アクセスアップしたい

こういった時に、自分で更新できるようになっているか?は、とても大事です。

修正・更新したい度に、制作会社に連絡したり、追加費用がかかってしまうと、使いづらくなってしまうからです。

ホームページは、「作って終わり」ではなく、「継続的に改善できる」からこそ、成果を伸ばしていけるのです。

依頼前には、自分で簡単に更新できるようになっているか?を確認しましょう。

なお、費用対効果を考える上では、以下の記事も参考になると思いますので、ご参照ください。

>> ホームページ制作の費用の考え方。作るだけで予算を使い切らないで!

(2)自分で作る

今の時代、無料のホームページ制作ツールも、たくさんあります。

なので、そういったツールやテンプレートを使って、自分で作るのも1つの方法です。

>> (参考)用途別:無料のホームページ作成ツール15選!初心者でも簡単

この場合、気をつけたいのは、以下の2点です。

無料ブログサービスは使わない


以下の記事でも解説していますが、アメーバブログなどの無料ブログサービスを使ってホームページを作るのは、お勧めできません。

>> ブログでホームページを作るのが危険な6つの理由

こういった無料ブログサービスは、あくまで「他人の庭でビジネスをしている」状態です。

運営元の規約が変わったりすると、やりたいことができなかったり、突然使えなくなることもあります。

多少面倒でも、独自ドメインを取得して作成することをお勧めします。

「集客ノウハウ」に投資しよう


「ホームページを作れること」と、「集客できること」は、違います。

(実際、ホームページ制作会社でも、「マーケティングは得意ではない」というところも多いのです)

そのため、ホームページを作る部分の費用は抑えても、知識(マーケティング・集客ノウハウ)には、お金と時間を投資したほうがいいです。

財布の中身を、すべて脳に注ぎ込め。
そうすれば脳が、あなたの財布を満たしてくれるだろう。

これは、アメリカ建国の父とも言われる、ベンジャミン・フランクリンの格言です。

自己投資は、最も利回りの良い投資とも言われます。

一度身につけた知識(マーケティング・集客ノウハウ)は、一生あなたの武器になります。

あなたにとってプラスになるお金の使い方をしましょう。

集客力を高める、行政書士ホームページのデザインのポイント

Webデザインのポイントは、以下の記事でまとめていますので、ご参照ください。

>> 集客力アップ!士業ホームページのデザインの基本×8 & もっと大事なポイント×2

ホームページの色合いとしては、ターゲットとなる顧客に合わせたカラーにするのがベターです。

例えば、以下のような感じですね。











相続
安心の緑
外国人雇用のサポート
信頼の青、紺
離婚慰謝料:内容証明
女性に訴求するピンク

ライバルと差別化する!文章作成のポイントは?

あくまでお客様は、「デザイン」ではなく「文章」で比較しています。

文章は、営業マンの営業トークと同じです。

その違いで、反応が大きく違ってきます。

一度、優秀な文章を書き上げることができれば、ホームページがあなた専属の営業マンになって、年中無休でお客様を連れてきてくれます。

文章作成のポイントは数多くありますが、ここでは、その中でも特に大事な「ベネフィットライティング」について解説します。

ホームページの反応率(問合せ率)を高める、「ベネフィットライティング」

ベネフィットライティングとは、以下のように描く文章テクニックのことです。

ベネフィットライティングとは?


「私には、●●という強みがあります。」
だけではなく、
「私には、●●という強みがあります。これによって、お客様は★★なメリットを得られます」
と書く文章テクニックのこと

ホームページの集客力をアップさせる文章の書き方 「ベネフィットライティング」とは?

これだけだとピンと来ないと思うので、以下に例を挙げてみます。

まず、反応が悪い文章の例です。

反応が悪い文章(一般的な書き方)


当事務所は、ビザ専門です。

実際、多くのホームページは、上記のような書き方をしてしまっています。

しかし、残念ながらこれでは、問合せは増えません。

お客様は、「あなたの特徴」が知りたいわけではなく、「その特徴によって、どんなメリットが得られるのか?」を知りたいのです。

つまり、以下のように描いて上げる必要があるのです。

反応が良い文章(ベネフィットライティング)


当事務所は、ビザ専門です。
外国人を雇うと、雇用のときだけではなく、その後いろいろな手続きが発生します。

例えば、

  • 雇用した外国人が「日本に家族を呼びたい」というケース
  • 雇用した外国人が「日本人と結婚したい」というケース

などです。

当事務所は、ビザ専門ですので、こういった手続きにも迅速に対応できますので、御社の手間を省けます。

また、更新時期が近づいたらお知らせしますので、ビザの更新を忘れる心配もありません。

ニュースレターも発行しており、外国人を雇用して、会社を発展させていくポイントをお伝えしています。

いかがでしょうか?

ベネフィットライティングにすることで、「お客様が得られるメリット」が明確に分かりますよね。

あなたもぜひ、この文章テクニックを活用してみて下さい。

なお、文章作成のポイントは、以下に記事でも解説していますので、ご参照下さい。

>> ホームページに何を書くべき?商品(サービス)説明より大事なこと
>> ホームページの集客力UPに効く文章の書き方。ポイントは「3つのNot」です

(ステップ3:アクセスアップ)質の高い顧客を、ホームページに集客する

アクセスアップの方法は、主に2種類あります。

アクセスアップの方法は、主に2種類

(1)SEO対策(検索エンジン最適化)

SEO対策は、簡単に言うと「検索順位を上げるテクニック」のことです。

SEO対策(検索エンジン最適化)とは?

SEO対策のポイントはたくさんありますが、その中でも特に重要なものをご紹介します。

SEO対策のコツは「役立つページを増やすこと」

SEO対策の王道は、「ブログを更新し、役立つページ(コンテンツ)を増やしていくこと」です。

GoogleやYahooといった検索エンジンは、「役立つページを上位表示させる」傾向にあります。

そのため、例えば相続・遺言ホームページなら

  • 相続手続きのポイント×3とは?
  • 遺産分割協議書を書くときの注意点
  • 自筆遺言と公正証書遺言の違い・メリット・デメリットを解説

のようなページを増やしていくことをお勧めします。

ページを増やしていくと、ホームページ全体の構成としては、以下のようになります。

ページを増やしていった時の、ホームページ全体の構成

上図を見ても分かるように、「ページごとに、役割が違う」のです。

  • トップページや料金表のページ:反応を取るためのページ
  • ブログ記事(コンテンツ):アクセスを集めるためのページ

のように理解すると分かりやすいでしょう。

なお、SEO対策については、以下のページでも詳しく解説しています。

>> ホームページとブログは、役割が違う。集客に効く使い分けを解説。
>> 士業がすべきSEO対策とは? キーワードの選び方や、上位表示のコツを解説

SEO対策のメリット・デメリット

SEO対策のメリット・デメリット

前述の通り、SEO対策の王道は、「役立つページ(コンテンツ)を増やしていくこと」です。

ブログ機能があれば、ページを増やすのにお金はかかりませんので、「無料でもできる」のが、SEO対策のメリットと言えます。

逆に、SEO対策のデメリットは「時間がかかる」「記事を書く手間がかかる」ことです。

上位表示までの時間は、ライバル状況も関係するので一概には言えませんが、
少なくとも3ヶ月ほど。

長いと、半年~1年以上かかることもあります。

その間、問合せが来ない…というのは、少し気の長い話ですよね。

ですので、SEO対策(つまり、ブログ更新)と並行して、PPC(リスティング広告)も実践することをお勧めします。

(2)PPC(リスティング広告)

PPC(リスティング広告)とは、「アクセスを増やすために出す広告」ことです。

広告が表示される場所によって、「検索広告」と「ディスプレイ広告」の2種類に分類されます。

PPC(リスティング広告)とは? 大きく分けて2種類ある

PPCのポイントは、ここに書くと煩雑になってしまうので、以下の記事をご覧ください。

>> PPC(リスティング広告)って何?な人もすぐ分かる!初心者向け解説
>> リスティング広告の初心者向け:手堅く成果を出す2つの方法

PPC(リスティング広告)のメリット・デメリット

PPC(リスティング広告)のメリット・デメリット

PPC(リスティング広告)は、「設定すれば、すぐに広告が表示され、アクセスアップできる」のが最大のメリットです。

SEO対策のように、長時間待つ必要はありません。

一方、当たり前ですが「広告費がかかる」というのが、SEO対策と比べたときのデメリットと言えます。

ただ、前述の「文章作成」のポイントをおさえていれば、広告費以上の反応が取れるようになっていくので、費用対効果はプラスになります。


ここまでで解説したように、SEO対策とPPCは、それぞれにメリット・デメリットがあります。

お勧めは、2つを並行して使っていくことです。

特に、ホームページを公開したばかりの時は、SEO対策だけだとアクセスが増えるのに時間がかかるので、PPCで初速をつけたほうがスピーディーです。

よくあるご質問

業務を特化するべきでしょうか?(専門分野があったほうがいいでしょうか?)

前述の通り、基本的に、ホームページは「特化したほうが集客しやすい」ので、特化することをお勧めしています。

ただ、以下のようなケースでは、まずは事務所型ホームページでもいいでしょう。

  • 独立開業したばかりで、専門分野を絞りきれていない(もちろん、最初から専門を決めてスタートできるなら、それがベターです)
  • 地方で、周囲のライバルが集客を頑張っていない(特化しなくても、十分集客できるケースもあります)

絞りきれない場合には、まずは事務所型HPで始めてみて、さらに反応を上げたくなったら特化型を作る、といった方法もあります。

ホームページで集客したい業務を、 絞りきれない場合の対応策

実務経験(実績数)がないと、ホームページ集客は難しいですか?

必ずしもそうではありません。

実績数は、判断基準の1つであり、それだけで決まるわけではないのです。

以下の記事でも解説していますので、ご参照ください。

>> 強みの書き方:誰でも5ステップでできる実践例を紹介

行政書士のホームページ集客まとめ:3ステップを1つずつ実践しよう

いかがでしたでしょうか。

最後に、3ステップをおさらいしておきましょう。

  • (ステップ1:調査)集客しやすい業務分野を見極める
  • (ステップ2:文章)「他と何が違うのか」を伝え、差別化する
  • (ステップ3:アクセスアップ)アクセスの数を増やし、質を高める

この3ステップが、行政書士のホームページ集客の最短ルートです。

ぜひ、この手順で進めてみてくださいね。

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