先日、さむらい行政書士法人代表の小島健太郎さんとお会いしました。(上のお写真右側の男性です)
その際に、「士業に合うホームページ制作会社の探し方は?」といった話が出たので、シェアしますね。
ホームページを業者に作ってもらおうと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
デザインは、集客には関連なし!?
ホームページを作ろうとすると、気になるのが「デザイン」だと思います。
確かに、ホームページのデザインは、素人っぽいと信頼されづらくなってしまうので、大事ではあります。
しかし、ホームページ制作会社の私がこんなことを言うのもアレですが、デザインの良さを追求しても、集客にはそこまで影響しません。
つまり、「デザインが綺麗 = 集客できる」という訳ではないのです。
デザイナー個人の技量はもちろんありますが、社員数が何百人もいる制作会社も、フリーランスのウェブデザイナーも、デザインの部分で大きな差があるわけではありません。
ホームページで集客したいとお考えなら、デザインをメインで考えるべきではないのです。
ホームページ制作会社には、2タイプある
ホームページ制作会社には、大きく分けると2つのタイプがあります。
(タイプ1)デザイン重視の会社
デザイン重視の会社は、読んで字のごとく、デザインにフォーカスしています。
- かっこいいホームページを作ること
- イケてるデザインに仕上げること
こういったホームページを作るのが、デザイン重視の会社の目標です。
そうなると、例えばキャッチコピーを動画やスライドショーにしてみたり、見栄えの良いキャッチコピーを載せてみたりします。
しかし、あくまでデザイン重視のため、それが集客に役立つかどうか?は、あまり考えていないこともあります。
※参考までに、キャッチコピーの作り方にも、以下のような集客のポイントがあるのです。
>> キャッチコピーの作り方&考え方のスベテ。事例も紹介。
こういった集客のポイントなどは抑えず、あくまでデザインをメインで考えるのが、デザイン重視の会社です。
(タイプ2)マーケティング重視の会社
もう一つのタイプが、マーケティング重視の会社です。
この会社は、「デザインはマーケティングの一つの要素にすぎない」と考えています。
ホームページの目的はあくまで”集客”であり、それを達成するために、以下のようなことを徹底して考えています。
- キーワードの検索数はどれくらいか?
- ライバルの状況はどうなっているか?
- 地域的に、そのサービスの需要が見込めるか?
- ライバルと差別化するために、何をすべきか?
こういったマーケティングの部分の話が多い会社は、マーケティング重視だと言えるでしょう。
ここで2つのタイプを紹介しましたが、どちらが良い悪いという話ではありません。
あくまで、重視している視点が異なっているだけです。
とにかくデザインを重視したい!といったハイブランドの商品を扱うなら、デザイン重視の制作会社に依頼するのもアリなのです。
大事なのは、あなたが何を重視しているのか?です。
あなたの目的に合わせて選ぶ必要がある、ということです。
士業のホームページ制作を任せられる会社(業者)の選び方4つ
ホームページで集客したいなら、マーケティング重視の会社に依頼すべきだ、というお話をしました。
では、どんな基準でホームページ制作会社を選べばいいのか?
ここでは、その選び方の判断基準を4つご紹介します。
(1)ホームページで、どの業務を集客すべきか?を相談できる
士業の業務は、非常に多岐にわたります。
例えば行政書士なら、相続、遺言、会社設立、建設業許可、内容証明などなど。
弁護士なら、離婚、交通事故、債務整理、企業法務などなど。
それぞれの業務分野ごとに、検索状況やライバル状況が大きく異なってきます。
そのため、「ホームページでどの業務を集客すべきか?」の選定が、非常に大事になってくるのです。
手前味噌ですが、例えば当社ですと、ホームページ制作前に、「どの業務を集客するのが最も費用対効果が良いか?」をお伝えしています。
以下に、ホームページ制作前の事前コンサルティングの様子を紹介した記事がありますので、ご参照下さい。
>> どの業務に専門特化すべき? 士業必見。狙う分野の決め方ポイント×5
上記のような形で、「どの業務を集客すべきか?」の相談にのってくれる業者を選ぶようにしましょう。
(2)士業のビジネスモデルを理解してくれているか?
士業のビジネスモデルを理解してくれているかどうか?も重要です。
例えば、社会保険労務士の方が、顧問契約を獲得したいとします。
しかし、結論から申し上げますと、社労士の顧問契約は、ホームページからは直接集客しづらいのです。
士業のビジネスモデルを理解していないと、誤った集客対策をしてしまうことになります。
結果、いくら頑張っても成果が出ない…、という悪循環に陥ります。
この場合、セミナーを絡めたりしたほうが、圧倒的に集客しやすくなります。
詳しくは、以下のページでも解説しておりますので、ご参照下さい。
>> ホームページで売りづらいサービスは、【セミナー⇒個別相談】で売れる
(3)コピーライティングのノウハウがあるか?
先ほど、「デザインは、あまり集客に影響しない」というお話をしました。
では、何が集客に大きく影響するのか?と言いますと…
ずばり、「文章」です。
ホームページを見ている人(見込み客)は、デザインを見て、事務所を比較しているのではありません。
「こっちのホームページの方がデザインがイケてるから、こっちの事務所に相談しよう」なんていう人は、いないのです。
見込み客は、ホームページに書かれている文章を見て、事務所を比較しているのです。
その事務所の特徴や料金などを比較して、魅力を感じたところに相談している、ということです。
つまり、「いかに文章で、あなたの魅力や価値を伝えられるか?」が大事だ、ということです。
文章作成も任せられる制作会社であれば、どんなノウハウで文章を書いてくれるのか?を確認しましょう。
文章作成をあなたがする場合には、あなた自信がコピーライティングのノウハウを学んでおく必要があります。
以下の動画でも、文章(コピーライティング)のポイントを解説していますので、ご覧ください。
こういったコピーライティングのノウハウの有無で、ホームページの集客力に大きな差がつきます。
(4)アクセスアップ対策まで考えて提案してくれるか?
ホームページは、「作ったらそれで終わり」というものではありません。
ホームページが完成したら、アクセスアップ対策を行って、多くの人に見てもらえるようにする必要があります。
この時、デザイン重視の制作会社だと、作ることだけに専念してしまい、その後のアクセスアップのことを考えていないこともあります。
以前私のところに相談に来たクライアントで、「ホームページを作ったのは良かったのですが、いざアクセスアップしようとしたら、ライバルが多くて広告費がかかりすぎますね、ということでアクセスが集まらなくて困っています…」という方がいました。
これも、デザインにフォーカスしすぎてしまった場合の失敗例と言えます。
ホームページを制作する前の段階から、どんなアクセスアップ対策を行うのが効果的なのか?(SEOなのか?PPCなのか?など)を確認しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
まとめますと、ホームページで集客したいなら、マーケティング重視の会社を見極めましょう、ということです。
そして、その選び方のポイントは、以下の4つです。
- (1)ホームページで、どの業務を集客すべきか?を相談できる
- (2)士業のビジネスモデルを理解してくれているか?
- (3)コピーライティングのノウハウがあるか?
- (4)アクセスアップ対策まで考えて提案してくれるか?
これらのポイントに気をつけて、パートナーを選んでみてくださいね。
編集後記:入管実務を身に着けたい行政書士さんは必見
さむらい行政書士法人代表の小島さんは、情報収集に本当に熱心な方でした。
そして、本当にクライアント想いの方でした。
今回、「ホームページ制作会社の選び方」といった話が出たのは、小島さんのクライアントへの想いがキッカケでした。
小島さんが開催されている「国際行政書士 養成講座」という講座の参加者が、ホームページ制作会社の選び方で迷っているので、そのポイントを教えてほしい、という流れで、この話が出てきた、という訳です。
小島さんは、「入管業務で、年商1000万円以上!」を目指す行政書士を応援しています。
上記の養成講座は人数制限もあり有料ですが、以下のメルマガ(入管業務マスター:メールマガジン)では、無料で入管実務を学ぶことができます。
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小島さん、またお会いできる日を楽しみにしています!