「本を出して、ブランディングしたい!」
「出版して、問合せを増やしたい!」
「でも、出版ってお金がかかりそうだし…」
上記のようなお悩みの解決策として、出版社の梶田洋平さんに「POD出版という、新たな出版の形」についてインタビューさせて頂きました。
(上記写真の右側の男性が、梶田さんです)
少額で本を出せて、ブランディングにもなるので、ぜひ参考にしていただければと思います。
POD出版とは?
「注文を受けてから印刷・発送する」という形で販売されます。
PODの特徴を、以下にまとめてみます。
(特徴1)低リスク!在庫の悩みがなくなる
PODの大きな特徴は、「注文を受けてから印刷・発送する」という点です。
これにより、在庫を抱えるリスクがなくなります。
つまり、少額で出版できる、ということです。
また、注文を受けてから印刷するので、「在庫切れで売れない」ということもありません。
(特徴2)電子書籍にはないブランディング効果!
近年、電子書籍が広まってきています。
電子書籍を出版する人も増えてきましたが、電子書籍だと、ブランディングという意味で少し見劣りしてしまうのが現実です。
「本を出版してます!(電子書籍ですけど…)」のような感じですね。
一方、POD出版は、紙の本として手元に届きます。
日本では、「本を出している人 = すごい人」のようなイメージを持たれやすいので、電子書籍以上のブランディング効果が期待できます。
これまでの出版のハードル
POD出版より以前の出版には、大きなハードルがありました。
- 自費出版(出版社にお金を払って本を出す)
- 商業出版(出版社から声がかかって本を出す)
これら2つのハードルについて、以下に解説します。
「自費出版」は、お金がかかる割に売れない…
しかも、自費出版しても、書店にはほとんど並ばないのです。
結果、ほとんど売れません。
出版社から、出版のお誘いを受けた方もいらっしゃるかもしれません。
その多くは、「自費出版」のお誘いです。
自費出版は、数百万円もの費用がかかります。
本を出すだけで、大きな金銭的リスクを背負うことになるのです。
さらに、大きなリスクがあるにもかかわらず、書店にはほとんど並ばないのが現状です。
実際、今は毎日、200冊~300冊もの本が出版されています。
書店には、物理的なスペースに限界があるので、売れない本はどんどん目立たなくなっていきます。
結果、「お金をかけて本を出したのに、売れない…」ということになってしまうのです。
「商業出版」は、実績がないと声がかからない…
つまり、「売れると分かっている人」でないと、なかなか声がかからないのです。
商業出版の場合、出版社が気にするのは「著者の実績(どれだけ売れるか?)」です。
出版社としても、「商業出版をしたのに売れない」というのは、大きなリスクになります。
そのため、売れると分かっている人に依頼が集中してしまうのは、ある意味当然のことなのです。
つまり、「実績がない人は、商業出版のステージにすら上がれない」ということです。
このように、
- 実績がないと商業出版できないから、本を出したいなら自費出版するしかない。
- でも、自費出版だと売れないので、実績が作れない…
というジレンマに陥ってしまうのです。
これを解消したのが、POD出版なのです。
PODが、自費出版&商業出版のハードルを解消!
POD出版によって、自費出版・商業出版のデメリットを解消できるのです。
そのメリットを、以下にまとめてみます。
(メリット1)少額で実績を作れる!
自費出版だと、本を出すのに数百万円かかってしまいます。
一方、POD出版なら、25~35万円程度で本を出すことができるのです。
これにより、少額で実績を作ることができます。
何事もそうですが、「ゼロからイチを作る」のが一番大変なものです。
この「イチ」の実績を作る上で、POD出版はベストな選択と言えます。
(メリット2)アマゾンの集客力で売れやすい!
AmazonでPOD出版をした場合、Amazonの強力な集客力に乗っかることができます。
Amazonで買い物をすると、下に「これを買った人は、こちらも購入しています」という表示が出ますよね。
(いわゆる、リコメンド機能と呼ばれるものです)
Amazonには、こういった「売れる仕組み」があるのです。
さらに、Amazonには、書店のような物理的なスペースの限界がありません。
そのため、「販売されてから日が経ったから、置かれなくなってしまう」ということがなく、半永久的に販売し続けられます。
(メリット3)POD出版の実績を元に、商業出版へ!
PODの出版で実績が作れれば、その実績を元に、商業出版に繋げられます。
「PODでこれだけ売れているので、書店でも売れますよ」といったアピールができるようになるのです。
また、PODで売れていれば、出版社の方がそれを見つけて、商業出版の声掛けをしてくれることもあります。
上記のように、POD出版は、「小さく始めて、大きく育てる」方法と言えます。
本を出したい人にとって、最初の一歩として非常に魅力的ですよね。
編集後記:書きたい内容が決まっていない人のほうが良い理由
いかがでしたでしょうか。
梶田さんはインタビューの中で、こんなことを話してくれました。
そうなると、読者目線になれていない訳なので、いい本になりづらいのです。
「あなたは~」のように、読者の視点で書けると、いい本になります。
結果、売れる本になっていく、ということなんです。
本を出す上で、「どんな内容を書くか?」という部分で悩んでしまう方も多いと思いますが…。
「書きたい内容が決まっていない人のほうが、いい本が作れる」というのは、そういう悩みを抱えている人の背中を押してくれますよね。
梶田さんは、出版に関する無料相談を行っているそうです。
出版は、「出版前の打ち合わせが命」とのこと。
出版に興味がある方は、ぜひ一度、梶田さんに相談してみてくださいね。
梶田さん、今日は本当にありがとうございました!