ホームページからの問合せも増えなくて…。
先日、当社に相談に来られた社会保険労務士:Kさんに、上記のような悩みを相談されました。
今日は、売上アップのために必要な考え方である「細分化」について、お伝えします。
コントロールできる部分を見つけ出そう!
売上アップをはじめ、目の前の課題を解決したい時には、「コントロールできる部分を見つけ出す」ことが大事です。
どういうことか?
分かりやすく解説しますね。
「売上」そのものは、コントロールできない
「売上アップしたい!」だけでは、漠然としすぎていて、何をしていいか分かりづらいですよね。
それもそのはず。
実は、「売上」というのは、それ自体はコントロールできないのです。
いくら強く「売上アップしたい!」と願っても、売上は勝手にアップしないですよね。笑
つまり、コントロールできない、ということです。
コントロールできないものを改善しようとしても、それは無理な話なのです。
では、どうすればいいのか?
と言いますと…
「行動」は、コントロールできる
あなたが唯一、コントロールできるもの。
それは、「あなた自身の行動」です。
売上の構成要素を、行動レベルに細分化して、「特定の行動を、1日何回やればいいのか?」が分かれば、後はそれを実行するだけ、ですよね。
分かりやすく、例を挙げて説明しましょう。
あなたが、マクドナルドの店長になったと想像してみて下さい。
そしてあなたは、日々、「お店の売上を上げるには…」と奮闘しています。
しかし、先ほどお伝えしたように、「売上」そのものをコントロールすることはできません。
では、どうすればいいのか?
「売上の構成要素を、行動レベルに細分化していく」のです。
例えば、月1万円の売上アップを目標にしたとします。
話を分かりやすくするために、この月1万円の売上アップを、「ポテトを売ること」だけで実現することにしましょう
ポテトは、1つ150円。
つまり、月1万円の売上アップを実現するには、「1万円÷150円=約67個」のポテトを売ればいい、ということになりますよね。
では、67個のポテトを売るにはどうすればいいのか?
「ポテトもご一緒にいかがですか?」と言う回数を増やせばいいのです。
例えば、「ポテトもご一緒にいかがですか?」と言うと、5人に一人がポテトを追加注文するとしましょう。
であれば、67個のポテトを売るには、「67個×5=335回、ポテトもご一緒にいかがですか?と言えばいい」のです。
335回を1ヶ月で割れば、「335回÷30日=約12回」です。
つまり、1日あたり12回、「ポテトもご一緒にいかがですか?」と言えば、目標達成できる、ということです。
いかがでしょうか。
上記のお話は、分かりやすくするために話を単純化していますが、ポイントは伝わったと思います。
つまり、「売上アップしたい!」というコントロールできないものを、「1日12回、ポテトもご一緒にいかがですか?と言う」に細分化していった、ということです。
そしてこれは、例えばホームページの集客アップにも、同じことが言えるのです。
ホームページの集客アップに置き換えてみると…
例えば、あなたのホームページからの集客状況が、以下のような状態だったとします。
- 1ヶ月あたりのアクセス数:400アクセス
- 1ヶ月あたりの問合せ数:4件(つまり、100アクセスで1件問合せが来ている)
- 1ヶ月あたりの受注数:2件(つまり、2件の問合せで1件受注できている)
この状態から、「受注数を6件にしたい」場合、どうすればいいでしょうか?
先ほどの、マクドナルドの例と同じように考えれば、簡単ですよね。
このように、細分化していくことで、「あとは行動するだけ」という状態にする。
これによって、あなたがコントロールできるようになるのです。
まとめ:コントロールできないことは、考えても無駄
プロ野球選手の松井秀喜さんも、こんな言葉を残しています。
自分にコントロールできないことは、いっさい考えない。
考えても仕方ないことだから。
自分にできることだけに集中するだけです。
「売上アップ」という、コントロールできないものに振り回されるのは、もうやめましょう。
細分化して、「あなたの行動」まで落とし込めれば、そこで初めてコントロールできるようになります。
参考になれば幸いです。
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