「部下が、なかなか成長しない…」
「指示待ちの部下が多くて困る…」
「部下・スタッフの質問に時間を取られて、仕事が進まない…」
こういった、部下育成の悩みを解消するヒントになればと思い、今日は、2つのポイントをご紹介します。
部下育成の最大のポイントは、「質問・相談」にある
実は、部下育成の最大のポイントは、「質問の仕方」「相談時間の設定」にあります。
部下からは、いろいろな質問や相談をされると思います。
この「質問の仕方」「相談時間の設定」を少し工夫するだけで、部下が自分で考えて、行動できるように成長してくれるのです。
(ポイント1)仮説を持って質問してもらう
部下からの「どうすればいいですか?」という質問は、受け付けないようにします。
「どうすればいいですか?」は、言ってみれば、「丸投げ」です。
部下が自分で考えるのを放棄して、あなた(上司)に丸投げしている状態です。
これでは、部下が育たないのは、明らかですよね。
そこで、「仮説を持って質問してもらう」ことをルールにしましょう。
「私は~~すればいいと思うのですが、どうでしょうか?」はOK
「仮説」というのは、簡単に言えば「自分(部下自身)の意見」です。
つまり、「どうすればいいですか?」ではなく、「私は~~すればいいと思うのですが、どうでしょうか?」と質問してもらうことを、ルールにするのです。
こうすることで、部下が自分で考えた上で、質問してくれるようになります。
これを繰り返しているうちに、自然と「自分で考える」ことが癖になり、成長していきます。
(ポイント2)相談時間を決める
「部下からの相談を受け付ける時間を決める」のも、お勧めです。
例えば、以下のようなイメージです。
もし相談がある場合には、そこでまとめて対応するので、相談事項をまとめて持ってきてください。
このように、相談時間を決めると、2つのメリットがあります。
(メリット1)相談前に要点(仮説)がまとまり、質問時間が短くなる
相談時間を決めると、その時間までに、部下も相談内容をまとめてきてくれます。
自分の意見(仮説)も、ちゃんとまとめて持ってきてくれます。
そうすると、要点がまとまっているので、質問への対応時間そのものが短くなります。
これにより、「部下の質問に時間を取られて、仕事が進まない…」という、上司特有の悩みがなくなります。
(メリット2)その時間までに、勝手に解決したりする
さらに良いことがあります。
それが、「部下が自分で考えて、相談時間の前に、自分で課題を解決してくれる」ことです。
相談事項をまとめていると、部下も自然と「あれ、これって、こうやればいいんじゃないか?」と気づいたりするものです。
こうやって自分で気づいてくれれば、部下の仕事も止まりませんし、あなたが質問に対応する時間もゼロになります。
注意!相談時間は、100%部下に向き合おう
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ポイントはたった2つですが、非常に高い効果があります。
ぜひ、実践してみてくださいね。
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