マッキンゼーの調査によると、一般的なビジネスマンは、「1日平均約2時間を、メール対応に費やしている」そうです。
1日2時間ということは、週5日働いたとして、週10時間。
年間52週だとすると、1年で520時間。
つまり、まるまる21日分くらいの時間を、メール対応だけに使っている、ということです。
これはもったいないですよね…。
そこで今日は、メール対応の時間を短縮するコツをご紹介します。
(実際私は、以下の方法を用いて、メール対応の時間が3分の1くらいになりました。)
仕事のメール対応が大変?時間を短縮するコツ×4
(1)全員分のメールを書くまでは、送らない
例えば、あなたが、Aさん・Bさん・Cさん宛に、合計3通のメールを送るとしましょう。
この時、普通は、
- Aさん宛のメールを書いて、書けたら送信
- 次に、Bさん宛のメールを書いて、書けたら送信
- 最後に、Cさん宛のメールを書いて、書けたら送信
のように、1通ずつ送ると思います。
しかし、これこそ、メール対応の時間が長引く原因なのです。
どういうことか?と言いますと…
全員分のメールを送る前に、返信が来てしまう
先程のように、1通ずつ送っていると、こんな事が起こります。
- Aさん宛のメールを書いて、書けたら送信
- 次に、Bさん宛のメールを書いて、書けたら送信
- 最後に、Cさん宛のメールを書こうと思ったら、Aさんから返信があったので、またAさんのメール対応をし、書けたら送信
- やっとCさん宛のメールを書こうと思ったら、今度はBさんからの返信が…!
こうなると、どんどんメール対応の時間が長引いていきますよね。
(上記では、3人宛のメールを例に挙げましたが、これが10人とか20人になってくると、メール返信だけで1日が終わってしまいます…)
メールは、全員分書いてから、一気に送ろう
だからこそ、「メールは、全員分書いてから、一気に送る」ことをお勧めします。
つまり、先程の例で言えば、
- Aさん宛のメールを書いて、書けたら送信せずに下書き保存
- 次に、Bさん宛のメールを書いて、書けたら送信せずに下書き保存
- 最後に、Cさん宛のメールを書いて、書けたら送信せずに下書き保存
- 全員分のメールが書き終わったら、一気に送信
ということです。
そして、メールを送ったら、すぐにメールソフトを閉じてしまう。
こうすることで、メール対応の時間を大幅に削減できます。
「こんなことで?」と思うかもしれませんが、やってみると、超強力です。
ぜひ試してみてください。
(2)メールチェックの時間を決める
メールをチェックする時間を、あらかじめ決めておきましょう。
例えば、「出社時の9時と、夕方の16時」のような感じですね。
メールソフトを常時開いていると、着信通知などで気が散ってしまい、大事な仕事に集中できなくなります。
だからこそ、メールチェックの時間を決めて、その時間だけメールソフトを開くようにするのです。
メールチェックは、1日2回でOK
私の経験上、メールチェックは、1日2回すれば十分です。
(なんなら、1日1回でもいいと思っています)
「緊急の連絡があったときに、対応できないのでは?」と思われるかもしれませんが、杞憂です。
緊急の用事なら、相手もメールではなく、電話してくるはずです。
- 他の時間は、メールは見ない、開かない
- FacebookなどのSNSも見ない、開かない
- 着信通知なども、すべてオフにする
こうすることで、メールに気を取られることなく、あなたの大事な仕事に集中できます。
(3)あの人に連絡しておこう、と思い立っても、すぐ送らない
「あ、あの件、連絡しておこう」と、ふと思い立ってメールを書きたくなる時って、あると思います。
しかし、これは、とても効率が悪いです。
思い立つ度にメールを送ろうとすると、
- メールソフトを開くことになるので、他の着信メールも見てしまい、結局メール対応の時間が長くなってしまう
- 送った後に「あ、そういえば、あの件も一緒に送っておけばよかった」など、抜け漏れや二度手間になることがある
といったデメリットのほうが多くなってしまうのです。
メールを送るのは、翌日でいい
連絡しようと思ったら、いったん、手帳か何かに書いておいて、その日は忘れましょう。
そして、翌日まとめて送ったほうが、抜け漏れなどもなくなり、効率的です。
実際、私もこうしたことで、
- あ、あれも一緒に連絡してあげたら喜ばれそうだ
- この件は、まだ連絡しないほうがいい気がするから、保留しておこう
のように、翌日までに考える時間ができたことで、メール対応の時間短縮はもちろん、送る内容の質も上がりました。
(4)スマホでメールチェックしない
スマートフォンは、とても便利なツールです。
しかし、「いつでもオンラインになれてしまう(いつでもメールを確認できてしまう)」のは、逆に生産性を落とします。
スマホでメール対応しようとすると、
- 画面が小さいので、全体を確認しづらい
- パソコンでタイプしたほうが、圧倒的に早い
- メール対応に振り回され、大事な仕事に集中できない
といった、多くのデメリットが発生してしまいます。
お勧めは、「スマホにメールアプリを入れない(削除する)」こと
「スマホではメールを見ないようにしよう」と思っていても、つい見てしまうものです。
であれば、メールアプリは入れない(削除する)のがベストです。
私も、スマホにはメールアプリを入れていません。
それ以外にも、
- チャットワーク
- Facebookなどのメッセンジャー
- ツイッターなどのSNS
なども、スマホアプリを入れていません。
確認するのはパソコンで。
返信するのもパソコンで。
このほうが、格段に時短になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
- (1)全員分のメールを書くまでは、送らない
- (2)メールチェックの時間を決める(1日2回で十分)
- (3)あの人に連絡しておこう、と思い立っても、すぐ送らない
私は、この3つを実践するようになってから、メール対応の時間を大幅に削減できました。
その分、他の大事な仕事に集中でき、生産性も格段に上がっています。
あなたもぜひ、取り入れてみてくださいね。
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