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人生の停滞期には意味がある。その理由と脱出法

ビジネススキル
人生の停滞期には意味がある。その理由と脱出法

「仕事が上手くいかない」
「恋人・パートナーと上手くいっていない」

私も日々、仕事やプライベートで色々な課題を抱え、悩んでいました。
そんな時、「停滞期(低迷期)の意味と脱出法」を知ってから、人生を楽しめるようになりましたので、あなたにもシェアしますね。

人生の停滞期を抜けるコツは、「自然のサイクルに乗る」こと

自然には、春夏秋冬という、季節のサイクルがありますよね。

  • 春:実り、成長
  • 夏:繁栄・成熟
  • 秋:徐々に衰退
  • 冬:停止・冬眠

自然のサイクル:木もこれに沿って成長している

自然は、このサイクルを繰り返すことで、継続的に成長しているのです。

例えば、自然に生えている木も、このサイクルで成長しています。

そして実は、人間にも、この春夏秋冬と同じようなサイクルがあるのです。

普遍の「変化のサイクル」各ステージの意味と特徴

人間の人生も、自然のサイクルに従って回っています。
それは、仕事も、恋人との関係も、夫婦関係も、はたまたダイエットのような事柄も、すべて同じです。

心理学(NLP)の世界では、このサイクルを「普遍の変化のサイクル」と呼んでいます。

NLPで言われる「普遍の変化のサイクル」

サイクルの各ステップの意味と特徴を、簡単に解説しますね。

(1)創造

「創造」は、新たな始まりを意味します。
多くの場合、最初の変化は小さいところからスタートします。

  • ちょっとした思い付き・アイデア・閃き
  • いつもとちょっと違う行動
  • 何かしらの計画

こういったところから、サイクルが回り始めます。

精神的には、ワクワクし始めた段階とも言えます。

(2)成長

物事が成長し始め、形になってくる段階です。

行動した結果、徐々に成果が出てきます。

精神的には、成長を楽しんでおり、活き活きしている状態です。

(3)成熟・複雑化

成長が一段落し、成果が安定し始めます。

精神的にも、すごく楽しく、幸せな状態です。

ただ、それと同時に、物事が大きくなり、複雑になってしまってきています。
従来のやり方だと成長を維持できなくなってくるタイミングでもあります。

(4)動乱

これまでの好調な推移から一転して、問題が起こり始めます。

これまでと同じやり方をしているにも関わらず、上手くいかなくなってくるのです。

これは、「何かを変えなさい」「何かを手放しなさい」という、環境からのフィードバックです。

(5)カオス

これまでの好調さが、完全に崩壊します。

問題に飲み込まれてしまい、精神的にも非常に辛い状態です。

(6)手放し

大きくなりすぎたバランスをとるために、「手放し(ドロッピング・オフ)」の段階に入ります。

  • 制限になっている思い込み
  • 上手くいかない人間関係
  • 無意識に執着してしまっている行動

こういったものを手放していきます。

これまで必要だったものでも、あなたが成長したことにより、必要ではなくなってくることもあります。
不要なものを手放すことで、新たなものを手に入れることができるのです。

(7)瞑想・休眠

手放しを終えたあとは、次の創造に向けた充電期間に入ります。
物事が停滞しているように見えるので、少し違和感を感じる場合もあります。

しかし、樹木に例えると、根を張って、次の成長に備えて準備している段階です。

この期間に必要なのは、「これまでのサイクルを振り返り、学び・気付きを得ること」です。
この気付きが、次のサイクルをスムーズに乗り越えるのに生きてきます。


ここまでで、変化のサイクルの全体像を解説してきました。

ここからは、仕事や恋人との関係を例に挙げて、より具体的に解説していきます。

仕事や恋人関係など、「変化のサイクル」の例

仕事に当てはめてみると…

「仕事」の変化のサイクル例

1.創造 新たなプロジェクトをスタート
2.成長 新たなプロジェクトが波に乗る
3.複雑・成熟 新たなプロジェクトがうまくいっている
4.動乱 顧客からのクレームなど、トラブルが起こり始める
5.カオス 新たな対策を行っても全然売れない
6.手放し 商品ラインナップが多くなりすぎているので、売れていないものをやめる
7.瞑想・休眠 次の成長に向けての準備期間

起業・経営者に当てはめてみると…

「起業・経営者」の変化のサイクル例

1.創造 会社設立・起業
2.成長 会社の売上が増えてくる、社員が増える
3.複雑・成熟 会社の売上が安定する、社員の士気も高い
4.動乱 売上低迷、社員からの反発
5.カオス 社内の空気が非常に悪い
6.手放し トップダウンのやり方から、ボトムアップのやり方に変更する
7.瞑想・休眠 次の成長に向けての準備期間

恋人関係に当てはめてみると…

「恋人関係」の変化のサイクル例

1.創造 恋人との出会い
2.成長 恋人との仲が深まっていく
3.複雑・成熟 恋人と幸せな日々を送っている
4.動乱 恋人との喧嘩が絶えない
5.カオス 相手への不満が募り、浮気や不倫に発展してしまう
6.手放し お互いが「愛してもらう」意識を手放し、「相手を愛する」ことを選ぶ
7.瞑想・休眠 次の成長に向けての準備期間

「手放し」こそ、低迷期を抜ける前兆

多くの場合、停滞感を感じている時は、「動乱」「カオス」「手放し」のどこかのサイクルに居ます。

ここでは、新たに何かをするタイミングではありません。
新たな行動を起こそうとすると、より複雑になってしまい、かえって問題を大きくしてしまうのです。

ここで大事なのは、「手放す」ことです。

  • 無意識の行動パターン、思考パターン
  • 思い込み、価値観
  • 何かしらへの執着
  • プラスにならない人間関係
  • やりたくないのに、やっていること

こういったものを手放すことで、新たな可能性が入ってくる隙間ができるのです。

ある意味、この「手放し」が、低迷期を抜ける前兆とも言えるかもしれません。

あなたの現在地はどこ?

このサイクルの中で、「自分が今、どこにいるのか?」を把握することは、とても大事です。

自分の現在地が把握できれば、「今何をすべきか?」「何をすべきでないのか?」が見えてきます。

  • 創造・成長のタイミング:ドンドン行動して、成果を高めていく
  • 成熟・複雑化のタイミング:次に来る「動乱」に備える
  • 動乱・カオス・手放すのタイミング:積極的に動かず、手放すことに集中する
  • 瞑想・休眠のタイミング:エネルギーの充電期間と思って、ゆったり過ごす

このように、あなたの現在地によって、とるべき行動の指針が見えてきますよね。
また、次にどんなサイクルが来るか?が分かっていれば、焦らずに対処できるようになります。

あなたの現在地は、どこでしょうか?
ぜひ考えてみてくださいね。

まとめ:低迷期の意味を理解し、次のステージへ進もう

私は、人間がいくら進化しても、自然の力を超えることはできない、と思っています

実際、遺伝子の研究が進んでも、ミジンコ一匹すら、人間の手では作り出せないのです。

自然のサイクルに逆らわず、波乗りを楽しむように過ごすこと。
乗り越える、と言うよりは、サイクルを楽しんでいくこと。

これが、人生の停滞期(低迷期)を乗り越え、日々を楽しむコツだと思っています。

参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人

株式会社ミリオンバリュー代表士業専門Web集客コンサルタント大林 亨輔
累計500以上の士業事務所のWEB集客をサポートしてきた、士業専門Web集客コンサルタント。

船井総研出身の父の背中を見て育ち、22歳の時に独立起業。
士業業界のホームページ制作・SEO・PPCといった集客サポートを行い、独自の【士業専門3ステップ集客ノウハウ】を確立。

全国各地でセミナーも行い、ノウハウの普及に務めている。

ディズニーとスターバックスが大好き。
「息子3人の食費がすごいので、仕事頑張ります」
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