「集中力が続かない…」
「仕事の効率が悪い…」
そんなお悩みを解消する方法として、今日は「あえて仕事時間を細切れにする」というテクニックをご紹介します。
簡単にできる時間管理テクニックなので、ぜひ活用してみてください。
「集中力が続かない」のは、気力の問題ではない
「集中力が続かない = 気合が足りない」
こういった精神論で考えていても、まったく解決にはなりません。
能力や才能といったものではなく、脳の仕組みを知っていれば、集中力を高めることができるのです。
どういうことか?
と言いますと…
「集中力が続かない」=「脳が疲れている・飽きている」状態
実は、「集中力が続かない」状態は、「脳が疲れている・飽きている」状態なのです。
脳は、同じ刺激が続くと、その刺激に慣れてしまい、だんだん飽きてきます。
例えば、「同じ作業・同じ仕事を、長時間続けてやる」場合、同じ刺激が続くので、飽きやすくなります。
そして、身体と同じく、ずっと使い続けていれば、疲れます。
この「脳の疲れ・脳の飽き」が、「集中力が続かない」状態なのです。
では、どうすればいいのか?
脳に定期的に、新しい刺激を与えればいい
そう。
同じ刺激だと慣れてしまうなら、定期的に、新しい刺激を与えてあげればいいのです。
ここでお勧めなのが、「あえて仕事時間を細切れにする」というテクニックです。
「あえて仕事時間を細切れにする」ことで、集中力アップ!
簡単に言うと、「仕事と仕事の間に、仕事以外の時間を挟むことで、集中力を回復させる」というのが、このテクニックです。
仕事以外の時間とは、例えば以下のようなものを指します。
- 移動時間
- 読書する
- スポーツジムに行く
- 仕事の場所を変える
具体的な活用法を、以下で説明しますね
(例1)打ち合わせがある場合
誰かと打ち合わせがある場合。
多くの人は、「打ち合わせ時間に合わせて事務所を出発して、到着したら即打ち合わせ開始」という流れで行動していると思います。
これを、以下のようにしてみてください。
上記のように、「打ち合わせ前の仕事時間の間に、あえて移動時間を挟む」ことで、仕事時間が二分割されますよね。
こうすると、移動時間の間に脳が回復して、集中力が高まります。
これによって、仕事時間全体を通して、高い集中力を維持できるのです。
(例2)スポーツジムに行く場合
スポーツジムに通っている人は、多くの場合、「仕事が終わってから、ジムに行く」ことが多いと思います。
これを、以下のようにしてみてください。
上記のように、「午前と午後の間に、スポーツジムに行く」ことで、仕事時間が二分割されます。
これにより、ジムに行っている間に脳が回復し、集中力が高まります。
午後の仕事も、高い集中力でスタートできるので、お勧めです。
なぜ、仕事時間を細切れにすると、集中力が高まるのか?2つの理由
なぜ、上記のように「仕事時間を細切れにする」と、集中力が高まるのか?
理由は2つあります。
(理由1)仕事と仕事の間に、脳が回復するから
1つ目は、先ほどお伝えした内容と同じです。
仕事の間の時間(移動、ジムなど)で、脳が回復するので、集中力が戻ってきます。
これにより、リフレッシュした脳で仕事に取り組めるようになるので、仕事も効率的に終わるのです。
(理由2)締め切りが多くなるから
もう一つ、「締め切りが多くなる」という理由もあります。
例えば、先ほどの(例1)の場合。
仕事時間の締め切りは、1回だけですよね。
しかし、間に移動時間を挟むと、締め切りが2回になります。
「締め切り効果」という言葉を聞いたことがある人もいるかもしれませんが、人間は、締め切りが近づくと、集中力を発揮できるものです。
(夏休み最終日に、宿題を全部終わらせる小学生のようなものです。笑)
仕事時間を細切れにすることで、締め切りが増え、自然と「締め切り効果」が得られるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「長時間まとめて仕事する」よりも、「細切れにして、チョコチョコ仕事する」方が、脳にとっては理にかなっているのです。
ぜひ、実践してみてくださいね。
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