『自分の強みが見つからないです…』
『開業したばかりで、強みがありません…』
『士業はどこも似たり寄ったりで、強みなんて見つかるのでしょうか?』
このような相談を結構よく受けます。
「自分の強み」というのは、自分ではなかなか気付けないものですよね。
自分のことだからこそ、どうしても主観が入ってしまい、客観的に見れなくなってしまうものです。
そこで今日は、自分の強みを見つけるための魔法の質問をご紹介します。
優れた答えは、優れた質問から導き出される
アインシュタインの名言に、こんなものがあります。
もし自分が死にそうになって、助かる方法を考えるのに1時間あるとしたら、
最初の55分は適切な質問を探すのに費やすだろう。~アルベルト・アインシュタイン~
優れた答えは、優れた質問から導き出される、とも言いますが、これはまさに真理です。
強みを見つける上でも、「強みを見つけるために、自分に適切な質問を投げかける」ことが大事なのです。
当社は、士業事務所のコンサルティングも行っており、その中でも使っている強みを見つけるための質問が数多くあるのですが、今日はその中の1つを紹介します。
あなたのサービスを使うと、どんなメリットがあるのでしょうか?
その質問というのが、こちらです。
『あなたのサービスを使うと、結局、それを使ったお客様にはどんなメリットがあるのでしょうか?』
実は、お客様は、あなたからサービスそのものを買っている訳ではありません。
お客様は、「そのサービスで得られるメリット」が欲しくて買っているのです。
例えば、相続手続きのサービスで言えば、それを求めているお客様は、
●手続きにかかる時間を節約したい
●遺産分割で揉めたくない
などの、その人なりのメリットを求めて依頼してくるのです。
(もちろん、その人それぞれによって求めるメリットは違います)
なので、お客様は、サービスの内容そのものにはあまり興味がありません。
そうではなく、そのサービスで得られるメリットを伝えてあげる必要があるのです。
これを自分に問いかけることで、強みが見つかってきますので、ぜひ活用して下さいね。
応用編:集客数が伸び悩んでいる時の、適切な質問は?
今回は、強みを見つけるための質問の仕方をご紹介しましたが、実はこれ、どんなことにも応用できるんです。
例えば、なかなか集客数が伸びない時。
「どうして集客できないんだろう?」というマイナス方向の視点での質問だと、「ライバルが参入してきたから仕方ないか」「日本は不況だからなぁ」のような、全く解決策にならない答えしか浮かんできません。
そうではなく、質問を変えましょう。
例えば、「どうすれば集客数が今の1.5倍にできるだろうか?」のような質問は、良い質問ですね。
より具体的にして、「ホームページの反応率と、アクセスを、それぞれ1.5倍にするには、どうすればいいだろうか?」のような質問は、より良いですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
先ほどもお伝えしたように、「優れた答えは、優れた質問から導き出される」のです。
行き詰まった時は、質問の仕方が間違っている可能性が大です。
これは、能力の問題ではなく、単なる意識の問題ですので、「気付くか?気付かないか?」だけの違いです。
正しい質問をする癖付けを習慣化できれば、無意識にでもできるようになります。
ぜひ、正しい質問をすることを忘れないで頂ければと思います。
参考になれば幸いです。
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