「ホームページ制作に、いくらかければいいんだろう?」
そんな疑問を解決するヒントになればと思い、今日は、ホームページ制作時の予算配分について解説します。
重要。制作だけで予算を使い切らないで!
まず始めに、とても大事なポイントをお伝えします。
それは、「ホームページを作るだけで予算を使い切らないで下さい!」ということです。
例えば、あなたの予算が50万円なのであれば、制作で50万円使ってはダメ、ということです。
ホームページを作った後にもかかる費用×5
ホームページは、作るだけでなく、作った後にも費用がかかります。
内容は制作会社によって様々ですが、大きく分けると、以下の5つがあります。
- (1)ホームページの保守費用
- (2)ホームページの修正費用
- (3)PPC広告の運用代行手数料
- (4)SEO対策の代行手数料
- (5)コンサルティング料(相談料)
順番に解説しますね。
(1)ホームページの保守費用
サーバーやドメイン、ホームページ制作システムの保守管理を行う費用のことです。
おおむね、5000円~1万円程度のところが多いかと思います。
(2)ホームページの修正費用
「ここの画像を直してほしい」
「こんなページを追加してほしい」
こういった、ホームページ制作後の修正にかかる費用です。
自分で更新できるホームページであれば、この費用は必要なくなります。
(3)PPC広告の運用代行手数料
PPC(リスティング広告)の運用代行をお願いするのであれば、その運用代行手数料がかかります。
おおむね、「広告費の20%程度」が相場です。
例えば、広告費として月額50万円を使うのであれば、その20%にあたる10万円が代行手数料になり、合計で月60万円、ということです。
また、「広告費20万円未満の場合、運用代行手数料は5万円」のように、下限が設定されていることも結構あります。
PPCの運用代行を依頼しないのであれば、この費用は必要ありません。
(4)SEO対策の代行手数料
「ホームページに、新たなコンテンツページを追加する」といったSEO対策の代行をお願いすると、その代行手数料がかかります。
1ページ追加あたり、おおむね1~3万円くらいが相場です。
自分でホームページを更新するのであれば、この費用は必要ありません。
リンクを増やすサービスは要注意
(5)コンサルティング料(相談料)
「SEO対策をするって言っても、自分ではどうすればいいか分からない…」
「ホームページにどんな文章を書けばいいか?相談したい」
こういった、集客に関する相談に対してかかるのが、コンサルティング料(相談料)です。
ホームページ制作会社によっては、この相談料も(1)の保守費用に含まれている場合があります。
自分で更新できるホームページだとしても、集客するにはそれなりのノウハウが必要になってきます。
そのため、可能な限り、集客に関する相談もできるホームページ制作会社に依頼されることをお勧めします。
以上が、ホームページ制作後にかかってくる費用になります。
これらを踏まえて、ホームページ制作における予算配分を考えてみたいと思います。
ホームページ制作の予算配分の事例×3
先程ご紹介した、ホームページ制作後の費用のうち、金額が大きくなりがちなのが
- (3)PPC広告の運用代行手数料
- (4)SEO対策の代行手数料
の2つです。
そのため、ここでは、
- アクセスアップ対策を自分でやる場合(自分でHPを更新してSEO対策を行う)
- PPC運用代行をお願いする場合
- SEO対策(コンテンツページの追加)の代行をお願いする場合
の3パターンに分けて解説します。
(事例1)アクセスアップ対策を自分でやる場合(自分でHPを更新してSEO対策を行う)
一番多いのが、このパターンだと思います。
この場合、以下のような要件を満たしているとベターです。
- 制作後、自分で更新できる(既存のページを修正したり、ページを追加したりできる)
- 集客に関する相談もできる
例えば、あなたの予算が初年度30万円の場合、初年度の費用の内訳としては、以下のような配分が考えられます。
予算配分の一例
(事例2)PPC運用代行をお願いする場合
早期に問合せを獲得していきたいなら、PPC(リスティング広告)を使うことをお勧めします。
PPCは、運用代行手数料に加えて、GoogleやYahooに支払う広告費も必要なので、広告費も頭に入れておく必要があります。
この場合、以下のような要件を満たしているとベターです。
- 制作後、自分で更新できる(既存のページを修正したり、ページを追加したりできる)
- 集客に関する相談もできる
- PPCの運用代行を任せられる(初期設定、毎月の改善)
- PPCの管理画面を見せてもらえる(管理画面を共有してもらえないと、どんな対策をしてくれているのか?が分かりづらいため)
例えば、あなたの予算が初年度150万円の場合、初年度の費用の内訳としては、以下のような配分が考えられます。
(PPC運用代行手数料が3万円、毎月の広告費が5万円と想定しています)
予算配分の一例
合計金額の考え方について
(事例3)SEO対策(コンテンツページの追加)の代行をお願いする場合
SEO対策(コンテンツページの追加)の代行をお願いする場合、結構なお金がかかります。
コンテンツ作成は、その分野の知識を調べて記事を書かなければいけないので、制作会社側の人件費が大きくなるからです。
そのため、現実的に考えると、SEO対策(コンテンツページの追加)の代行をお願いするには、それなりの予算を持っている事務所に限られてきます。
例えば、あなたの予算が初年度200万円の場合、初年度の費用の内訳としては、以下のような配分が考えられます。
予算配分の一例
まとめ
いかがでしたでしょうか。
最初にもお伝えしましたが、ホームページは、制作だけで予算を使い切ってはいけません。
制作後のアクセスアップなどができないと、せっかく作っても、そこから集客することが難しくなってしまうからです。
- アクセスアップ対策(PPCやSEO)を1年任せても、予算内でおさまる
- もしくは、自分でアクセスアップ対策を行う場合は、保守・相談料を含めても、予算内で収まる
これらを目安に、予算配分を考えてみてくださいね。
参考になれば幸いです。
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