SEO対策をされている方から、上記のようなご質問をよく頂くので、今日は、「メタディスクリプションの書き方・効果」について解説します。
メタディスクリプションについて
メタディスクリプションとは?
各ページには、メタディスクリプションと呼ばれるものを設定できます。
メタディスクリプションを設定すると、検索結果のタイトル下に表示されます。
ざっくり言うと、「そのページの内容の要約文」のようなイメージです。
メタディスクリプションの書き方
メタディスクリプションは、ウェブサイトのhead要素内に書きます。
例えば、新宿にある税理士事務所なら、以下のように入力します。
<meta name="description" content="東京都新宿区の大林サンプル税理士事務所です。顧問契約は月額9800円~。顧問契約数104件、実務経験22年、有資格者が対応します。無料相談受付中!" />
メタディスクリプションの文字数は?
メタディスクリプションは、検索結果上では
- パソコン表示の場合:120文字程度が表示される
- スマートフォン表示の場合:50文字程度が表示される
ようになっています。
これ以上の文字数は、「…」になってしまい、末尾が省略されてしまいます。
そのため、上記の文字数以内に収め、特に伝えたい内容は文頭の方に書くのがベターです。
メタディスクリプションの確認方法
メタディスクリプションが設定されているか?確認するには、該当のページで「右クリック⇒ソースを表示」をクリックしてください。
その中に、<meta name=”description” content=”~~” />という記述があるか?を確認して下さい。
これがメタディスクリプションです。
メタディスクリプションの効果
以前は、「メタディスクリプションを入力することで、そのページが、どんな内容なのか?を検索エンジン(クローラー)に伝えることができ、上位表示に効果がある」と言われてました。
しかし、今は、上位表示の指標としては使われていない、と発表されています。
加味されなくなった理由は、こちらの記事で解説したメタキーワードと同じく、
- (理由1)メタディスクリプションを悪用する人が増えてしまった
- (理由2)検索エンジンが進化し、ページ内容を正確に読み取れるようになった
といった理由が挙げられます。
メタディスクリプションを設定する意味
メタディスクリプションは、確かに「検索順位の決定要素ではない」です。
しかし、「検索ユーザーがクリックするかどうか?に大きく影響する」ので、設定する意味は大きいと言えます。
簡単に言えば、「検索ユーザーが検索結果でその文章を見た時に、思わずクリックしたくなる文章」にするのがベターと言えます。
例えば、こちらのサンプルサイトは、「”新宿 税理士”で検索された時に上位表示されることを狙っている」という想定で、メタディスクリプションを設定しています。
そのため、メタディスクリプションでも、最初に『東京都新宿区の~』と記載しています。
これにより、検索ユーザーに「あ、ここは自分が探している、新宿の税理士のホームページだ」と気付いてもらえます。
結果、クリック率を高める効果が期待できる、ということです。
他にも例えば「伝えたい強みを優先的に文頭に書く」などしたほうが、より効果的になります。
メタディスクリプションの注意点
(注意点1)各ページでオリジナルにする
Googleのマット・カッツ氏は、以下のように話しています。
メタディスクリプションはページ個別に設定するか、または何も入れないかのどちらかです。
(詳細は、以下の動画にて:英語です)
よって、メタディスクリプションは、
- 書くなら、各ページでオリジナルの内容を書く
- 書かないなら、空欄にしておく
のがベターと言えます。
(注意点2)設定しても、必ず検索結果の説明文に反映されるとは限らない
先程、「メタディスクリプションは、検索結果の説明文の箇所に表示される」とお話しました。
しかし、これは100%確実ではありません。
検索エンジンが、検索ユーザーにとって最適な文章に書き換える可能性があるのです。
そのため、「設定しても、必ず検索結果の説明文に反映されるとは限らない」ということを覚えておきましょう。
(注意点3)設定しても、すぐには反映されない
検索エンジン(クローラー)が回ってくるまでに、時間がかかります。
そのため、メタディスクリプションを設定しても、検索結果にはすぐに反映されず、タイムラグがあります。
SEO対策で最も重要なのは、「検索意図」
ここまでの解説の通り、メタディスクリプションは、「検索順位の決定要素ではない」とされています。
では、SEO対策において、最も重要なのは何なのか?
それが「検索意図(インテント)」と呼ばれるものです。
簡単に言えば、「検索ユーザーが求めているコンテンツ(質の高いコンテンツ)を作りましょう」ということなのですが…
これだけだと分かりづらいと思うので、以下の記事で、検索意図について詳しく解説しました。
こちらも合わせて、ぜひご参照下さい。
>> SEO対策に必須の「検索意図」とは?上位表示するためのコンテンツ作成法
まとめ
いかがでしたでしょうか。
何度も言うように、メタディスクリプションというのは、SEOでは「サブ的な要素」です。
本質的な要素である「検索意図」を重視して、コンテンツをコツコツ増やしていくことをお勧めします。
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