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副業でも行政書士はできる!週末も可のお勧め業務×7や、営業法×5

ビジネススキル
副業でも行政書士はできる!週末も可のお勧め業務×7や、営業法×5

「副業で行政書士の仕事はできる?」
「土日だけ、週末行政書士として働きたい」
「いきなり会社をやめて独立するのは怖い…」
「実務経験なしで開業するのは不安。まずは副業から始めてみたい」

この記事は、上記のようにお悩みの方向けに書きました。

大林こうすけ
こんにちは。
士業専門Web集客コンサルタントの、大林亨輔(おおばやし こうすけ)です。

結論から言うと、副業でも行政書士はできます。
行政書士法でも、副業で行政書士の仕事を行うことは禁止されていません。

もちろん、副業だと二足のわらじになるので、時間や本業とのバランスなどを考える必要はあります。

ここでは、行政書士を副業として始めるメリット・デメリットはもちろん、副業ならではの課題や解決方法なども解説します。

まずは副業で始めてみたい!という方は、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

副業で行政書士をするメリット×7

副業で行政書士をするメリット×7

(1)本業による「収入の支え」がある安心感

副業でスタートすれば、本業による「収入の支え」があります。
これは、お金の面でも、気持ちの面でも、大きな支えになります。

専業でも副業でも、独立開業したばかりの頃は、基本的に仕事がありません。
積極的にマーケティングをして営業しなければ、顧客は獲得できないのです。

仮に、あなたが一家の大黒柱だとして。
いきなり会社員をやめて、お金もコネも経験もない行政書士として独立開業するとなると、かなりリスクが大きいですし、ご家族も心配でしょう。

副業であれば、開業直後になかなか仕事が取れなくても、本業が収入面をカバーしてくれます。

(余談)私の起業話

私は行政書士ではありませんが、大学を卒業した直後に、いきなり起業しました(してしまいました)。笑

起業したときは、「これで、一国一城の主だ!」と意気揚々としていましたが、なかなか顧客獲得できず…。

銀行口座も底をつきかけました。

そこから、必死に動きまくって、なんとかV字回復できて、今があります。

こういう経験があるからこそ言えますが、安定した収入源があるのは、本当にありがたいことです。

(2)実務経験を積める

行政書士は、他の士業と比べると、求人が圧倒的に少ないです。

だからこそ、多くの行政書士は、実務経験なしで独立開業することになりますが…
正直、実務経験なしで独立開業って、不安ですよね。

副業であれば、前述のように、収入が安定しますので、気持ちにも余裕が生まれます。

副業の期間で、しっかり実務経験を積むなどして準備できれば、将来的に自信を持って専業に切り替えることもできます。

なお、行政書士の実務経験の積み方については、以下の記事もご参照ください。

>> 行政書士の実務の勉強法×7 & 実務経験の積み方×5。新人さん必見

(3)集客に焦らなくて済む

(言葉がアレかもしれず恐縮ですが)
会社員をやっていると、あまり感じないかもしれませんが、「集客」というのは、思った以上に大変です。

事実、中小企業庁のデータによると、行政書士を含む中小企業の70%以上が、販売不振(つまり、集客不足)で倒産しているのです。

中小企業庁:原因別倒産状況2023
7割以上が販売不振(集客不足)で倒産 = マーケティングは超大事

行政書士は、令和6年4月1日時点で、51,619名もいます。
日本行政書士会連合会のデータより

その中で顧客を獲得するには、ホームページなどのマーケティングを、本当に頑張らないと不可能なのです。

専業だと、集客が思った以上に大変だと分かり、焦ってしまうこともありますが…

副業であれば、直近の収入は本業がカバーしてくれますので、集客への焦りも少なくなります。

※焦って、本当はやりたくない仕事を無理に取りいかなくて済むのも、大きなメリットです。

なお、行政書士のWeb集客のポイントを、以下の「士業専門3ステップ集客ノウハウ:ベーシック講座」の中でも解説していますので、こちらもぜひご参照ください。

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(4)思わぬ「まぐれ当たり」が、ビジネスを急成長させてくれる

ビジネスは、「長くやる」ことが大事です。

なぜなら、長くやっていれば、それだけ「まぐれ当たり」が出やすくなるからです。
(例)突然、いいお客様から問合せがあり、継続的な売上になった、など

この「まぐれ当たり」が、ビジネスを急成長させてくれることがあります。

副業であれば、前述のように、本業による収入の支えがあるので、必然的に長く続けやすくなります。

結果、まぐれ当たりの確率も上がり、急成長のチャンスも増えます。

(5)本業の保険になる

会社員(サラリーマン)の平均給与は、459万5,000円です。
国税庁:民間給与実態統計調査(令和5年分)より

仮に、不景気によって本業の給与がカットされたとしても、行政書士の副業で売上があれば、生活を守れます。

変化が見えない今の時代、複数の収入源があるというのは、とてもありがたいものです。

(6)事業主としての経験が積める

私が起業する時に、先輩起業家に、こう言われたことがあります。

「社員の1年と、社長の1年は、ぜんぜん違うよ」

この一言に背中を押されて起業しましたが、今は「起業して本当によかった」と思っています。

  • マーケティング (机上の空論ではない、実地で役立つノウハウ)
  • 資金繰り (そして、お金のありがたさも)
  • 心理学

などなど、これらの経験や知識は、起業したからこそ手に入ったものだと感じています。

(7)失敗してもダメージが少ない

仮に、副業がなかなか軌道に乗らなくても、本業があれば、収入面は安定しています。
また、もし元の生活に戻りたいなら、すぐに戻ることができます。

これが、行政書士専業で独立開業したとすると、すぐに元の仕事に戻るのは難しくなります。

副業で行政書士をするデメリット×4

副業で行政書士をするデメリット×4

もちろん、副業はメリットだけでなく、以下のようなデメリットもあります。

(1)平日動けないと、役所に行きづらい

行政書士は、役所(官公庁)を相手にする仕事です。

多くの場合、役所の営業時間は、「平日の8:30~17:15」くらいです。
副業だと、この時間に役所に行くのが難しく、仕事がしづらいことがあります。

※もちろん、郵送やオンラインで書類を提出できる場合もありますので、扱う業務によって、仕事のやりやすさが大きく変わります。

(例)許認可申請の場合

業務によっては、役所の担当部署に問合せしたり、出頭申請が必要だったり、補正をしたりする必要があります。

これを、平日時間が取れない中で行うのは、なかなか難しいものです。

もし手続きが遅れてしまえば、顧客に迷惑がかかってしまいますし、「仕事が遅い」と思われてしまうこともあります。
そうなると、二度と仕事を依頼してくれることはないでしょう。

扱う業務にもよりますが、平日に休みを取れるよう工夫しておくとよいでしょう。

こんな仕事は、行政書士の副業と相性がいい

先ほど、「平日に役所に行けないと仕事が難しい」とお話しましたが…

逆に言えば、平日に動きやすい仕事は、行政書士の副業と相性がよく、成功率も高くなります。

例えば、以下のような仕事は、平日に休みを取りやすいなど、行政書士の副業と相性がいいです。

飲食店・販売店 土日の来店客が多いので、土日に多くの人材が必要になります。
そうなると、必然的に平日のほうが時間が取れやすくなります。

(例)レストラン、カフェ、居酒屋、家電量販店、衣料品店など

不動産業 不動産業の休みは、「水曜日」が多いので、平日に動きやすくなります。
塾講師 塾講師は、午後からの出勤のことが多いので、午前中は時間が取りやすくなります。
配送スタッフ 配送スタッフは、土日祝日の稼働が多く、平日に休みを取りやすい傾向があります。
ホテル・旅館 土日は、宿泊者が増えるので忙しくなりますので、平日休みが一般的です。
冠婚葬祭 例えば結婚式は、土日に行われることが多いので、平日休みが取りやすい仕事と言えます。
レジャー施設 土日が混むので、平日休みを取りやすくなります。

(例)テーマパーク、映画館、カラオケ、ゲームセンター、ゴルフ場など

警備員 配置される場所にもよりますが、土日休みが取りやすい仕事です。

レジャー施設や百貨店などは、土日の利用者が多いので、警備員の稼働も土日になり、逆に平日は時間が取れやすくなります。

後述の「お客様に電話しづらい」というデメリットも、こういった仕事との兼業であれば、解消しやすくなりますね。

(2)平日にお客様と連絡できない

フルタイムの仕事だと、日中に電話するのが難しいものです。

  • 「日中に、お客様からの電話に出れない・折り返せない」
  • 「お昼休みに折り返したら相手が電話に出ず、仕事時間に逆に折り返しがあったが出れない」
  • 「行政などに電話で問合せしづらい」

本業があると、どうしてもレスポンスが遅くなってしまい、お客様をお待たせしてしまうことも。

また、せっかく訪れた新規案件のチャンスも、レスポンスが遅いことで逃してしまうこともありえます。

(3)専業の人の偏見が痛い

なぜか、副業で行政書士をやっていると、専業の人に「本気度が低い」みたいな目で見られることがあります。

私個人としては、働き方は個人の自由ですし、
「行政書士として専業で開業したけど、なかなか仕事がなくてアルバイトしている人だっている。それだって結局は副業と同じなんだから、気にする必要はない」と感じるのですが…

感じ方は人それぞれなので、どうしてもそういった偏見があるのは事実です。

(4)二足のわらじは、結構大変

本業の休日に行政書士の仕事をすることになるので、「休める日がない」ことになります。

行政書士の仕事が増えてくると、休日や有給休暇だけで対応するのが難しくなり、本業に支障を来す可能性もゼロではありません。

また、「本業が忙しいから、ブログ更新はまた今度に…」のように、ラクな方に流されてしまうことも。

副業で行政書士をする際の注意点×4

副業で行政書士をする際の注意点×4

(1)本業の会社は副業OK?必ず確認しましょう

副業で行政書士をやりたいなら、本業の会社が副業OKなのか?は必ず確認しましょう。

時代の流れで、副業を許可している会社が増えてきていますが、会社によっては副業に制限があることもありますので、要チェックや(by スラムダンク:ひこいち)。

(2)一般企業に、行政書士として勤務してはいけない

各都道府県の行政書士会で、「行政書士として一般企業に雇われること」は禁止されています。

行政書士として仕事をするには、専業でも副業でも、「自分自身が事業主になる」必要があるので、気をつけましょう。

(3)確定申告を適切に行おう

副業で得た所得が年間20万円を超える場合には、確定申告が必要になります。

  • レシートや領収書(備品購入など)
  • 請求書

こういったものは残しておき、日頃から帳簿をつける癖をつけましょう。

(4)自分がどうか?以上に、お客様に迷惑にならないか?が大事

ここまで「副業で行政書士はできるか?」という視点でお話してきていますが…

ビジネスにおいて大事なのは、「お客様から見たらどうなのか?」です。

専業であっても、副業であっても、お客様から見たら「全員プロ」です。

  • 「本業が忙しくて、なかなか着手できない」
  • 「お客様を長時間お待たせしてしまう」

こういったことが続いては、お客様の迷惑になってしまいます。

専業副業は関係なく、本業も行政書士も、どちらもプロとしての自覚を持って取り組みましょう。

副業行政書士のデメリットを解消!成功するコツ×5

副業行政書士で成功するコツ×5

先ほど、副業のデメリットとして、「平日に役所に行けない」「電話しづらい」などを挙げましたが…

以下のような方法を使うことで、解消することもできます。

(1)「平日に役所に行けない」問題の解決策

まず、最初はそんなにたくさん仕事は取れないので、大丈夫です。笑
1~2件くらいなら、有給を使えば十分対応可能です。

郵送やオンライン申請可の業務を中心にする、というのも1つの方法ですね。

また、「他の行政書士さんに報酬を一部渡して、協力してもらう」のもアリです。

研修や勉強会で、日頃から他の行政書士の先生と仲良くなっておけば、いざという時に仕事を頼むことができます。

(2)「平日に連絡しづらい」問題の解決策

ホームページなどで「問合せは、メールやLINEで」と伝えておけば、クリアできます。

電話代行サービスを使うのも、1つの方法です。
一次対応だけでもしてもらえるのは、お客様からの印象がまったく違います。

(3)「時間がない」問題の解決策

副業で行政書士の仕事をするなら、時間は切実な問題です。

平日に、本業が終わって帰宅した後に、さらに行政書士の仕事もある!となると、心も体も休まりません。

だからこそ、お勧めは「早朝に、行政書士の仕事をする」ことです。

脳科学者の茂木健一郎さんも、「朝は、脳のゴールデンタイム」と話しています。
しっかり寝て起きた朝は、頭がスッキリしていて、仕事が捗るのです。

「朝の1時間は夜の3時間に匹敵する」とも言われるくらい、朝の時間は濃密です。

(4)「モチベーションが続かない」問題の解決策

いつまでも副業を続けるのは、かなり大変です。

なので、「●年後に専業にする!」のように、期限を決めるとよいでしょう。
いつまでも副業ではなく、いずれ専業にする方向で考えたほうが、結果的に上手くいきやすくなります。

(5)主婦の場合

「今は専業主婦で、行政書士の資格を取ったから開業したい」

そういう方もいらっしゃると思います。

主婦業は、会社員(サラリーマン)と同じか、それ以上に大変だと感じます。
本当に、主婦の方はすごいと思います。

主婦の場合、時間を調整しやすいのは、大きなメリットです。

一方、行政書士としての仕事が忙しくなってくると、主婦業との両立が難しくなってきます。

その場合には、家事代行サービスや、ヨシケイやパルシステムなどのミールキットを使うと、家事を時短できるので、お勧めです。

行政書士が、副業で受任しやすい業務×7

行政書士が、副業で受任しやすい業務×7

以下のような業務は、副業でも受任しやすいので、お勧めです。

(1)契約書の作成

  • 業務委託契約書
  • 秘密保持契約書
  • 各種サービスの利用規約

こういった、契約書作成の業務は、法的な知識が必要なので、行政書士に依頼したい方は多いものです。

クラウドワークスやランサーズ、ココナラといったクラウドソーシングサイトでも、案件が多い仕事ですので、副業にも向いています。

※クラウドソーシングサイトは、基本的に「Web上でやり取りする」ことが前提で、電話したりすることが少ないので、やりやすいのです。

(2)相続

相続手続きに必要な戸籍や附票などの証明書は、郵送でも請求できます。
そのため、役所に行く必要がなく、副業でも取り組みやすいです。

また、お客様との面談も、お客様が平日仕事であれば、かえって土日のほうが都合がいいという人も多いです。

(3)車庫証明

車庫証明も、郵送でのやり取りが可能な業務です。
難易度もそれほど高くなく、イレギュラーも発生しにくいので、ミスなく申請書類を用意できれば、問題なく通るケースがほとんどです。

打合せも特に必要ないケースも多いので、電話や郵送で業務を完結できます。

(4)宅地建物取引業免許の申請

不動産業を営むには、「宅地建物取引業免許申請」が必要になります。

個人・法人を問わず申請が必要なので、需要がある業務の1つです。

行政書士からお客様を訪ねれば対応できるケースがほとんどなので、スケジュール調整もしやすい仕事です。

(5)飲食店営業許可の申請

レストランなどの飲食店を開業するには、「飲食店営業許可申請」が必要になります。

繁華街など、飲食店は入れ替わりが激しいので、需要が耐えない業務と言えます。

飲食店営業許可は、申請書類の記入だけではなく、店舗の図面なども必要なので、行政書士に依頼するケースが多いのです。

先ほどの宅建業免許と同じく、行政書士からお客様を訪ねれば対応できるケースがほとんどなので、スケジュール調整もしやすい仕事です。

(6)公的補助金や助成金の受給申請

補助金や助成金は、以下のような書類が必要です。

  • 経営計画書
  • 事業計画書
  • 実績報告書 など

これらの書類を作るのが難しいため、行政書士に依頼する人が多くなっています。

また、補助金や助成金は「成功報酬」での仕事なので、単価の高い仕事になるのも嬉しいところです。

(例)500万円の補助金に対して成功報酬1割なら、50万円の報酬になります。

基本的に、場所や時間に縛られないで対応できるので、副業に向いています。

(7)コンサルティング業務

コンサルティング業務を行うこと自体には、資格は必要ありません。
しかし、行政書士の資格を持っていることで、信用度が高くなり、仕事を受注しやすくなるというメリットがあります。

法人相手のコンサルティングであれば、単発の企業診断や経営指導で、1日3万~10万円ほどの単価になります。

コンサルティングの一例

  • 企業の経営や事業活動についての改善提案
  • 補助金・助成金・融資などの申請サポート
  • 法令改正に伴う対応

など

副業が難しい業務

逆に、副業だと対応が難しい業務もあります。

例えば、「離婚協議書」や「内容証明」は、副業向きではありません。

これらは、個別の事情に合わせて作成するため、どうしても打合せが複数回必要になったりするので、副業だと対応しづらいのです。

副業行政書士:集客はWebマーケティングを中心に

副業行政書士:集客はWebマーケティングが中心

行政書士の営業方法はいろいろありますが、
時間が限られている副業の行政書士の場合、足を使って営業するのは、現実的ではありません。

だからこそ、Webマーケティングを中心に取り組むことをお勧めします。

中でも、以下を優先的に行うとよいでしょう。

(1)ホームページは、すべての土台

お客様は、どんな媒体を見ても、必ず一度は検索してあなたのホームページを見に来ます。

なぜなら、お客様が
「この行政書士事務所は、信頼できるのかな?」
「サービス内容や料金は、どうなっているのかな?」
と気になった時に見たいのが、ホームページだからです。

だからこそ、ホームページは必ず用意しておきましょう。

なお、行政書士事務所のホームページ集客のコツは、以下の記事でも解説していますので、あわせてお読みください。

>> 行政書士のホームページ制作事例と、集客に必須の3ステップを解説

(2)知り合いの行政書士に、自分の専門分野を伝えておく

行政書士は、専門が細かく分かれています。

他の行政書士から、「こんな相談があったんだけど、私の専門ではないので、お願いできますか?」のように、紹介で仕事が入ってくることも多いものです。

だからこそ、専門分野を明記した名刺を作り、同業の行政書士の先生と積極的に名刺交換して、あなたの専門分野を伝えておきましょう。

(3)業務特化名刺のデザイン事例
専門分野を明記した、「業務特化名刺」を作っておこう

なお、行政書士の専門分野の決め方は、以下の記事でも解説しています。

>> 行政書士の稼げる専門分野×3。開業したばかり・新人さん必見

(3)クラウドソーシングサイトに登録する

副業の行政書士にとって、クラウドソーシングサイトは、お勧めの営業方法の1つです。

クラウドソーシングサイトは、基本的に「Web上でやり取りする」ことが当たり前なので、電話や頻繁な打ち合わせが必要なく、副業でも取り組みやすいからです。

  • ココナラ
  • クラウドワークス
  • ランサーズ

こういったクラウドソーシングサイトに登録しておくことで、仕事の依頼が入ってくることがありますので、ぜひご活用ください。

(4)ブログをコツコツ更新する

ホームページが完成したら、ブログの更新です。

あなたの取り扱い業務に関連して、お客様にとって役立つ内容を、コツコツ更新していきましょう。

(ブログ記事の例1)契約書作成を扱っているなら

  • 契約書の作成:トラブルを未然に防ぐポイント×7
  • 契約書の割印とは?押し方や位置などを行政書士が解説
  • 契約書を自分で作るメリット・デメリット

(ブログ記事の例2)飲食店営業許可を扱っているなら

  • 飲食店営業許可の要件を、行政書士が解説します
  • 飲食店営業許可の申請書類の、集め方と書き方の一覧
  • 飲食店営業許可の「営業設備の基準」を丁寧に解説

Webマーケティングで時間がかかるのは、この「ブログ更新」です。

ブログは、上位表示するまでに時間がかかります。

少なくとも3~6ヶ月。
ライバルが強いキーワードだと、1年以上かかることもあると思っておいたほうがいいです。

専業だと、なかなか上位表示できないと、気持ちが焦ってきます。
そうなると、「もっと手っ取り早い集客方法はないのか!?」と、いろんなものに手を出してしまい、結果、何も実らない…といったことにもなりがちです。

しかし、副業であれば、収入面の安心があるので、焦らずにコツコツ継続できます。

SNSは、優先度は低い

今は、以下のように、いろいろなSNSがありますね。

  • Facebook
  • X(Twitter)
  • Instagram
  • LinkedIn などなど

ただ、以下の動画でも解説していますが、SNSは、行政書士のWebマーケティングにおいては、優先度は低いのです。

公式チャンネル登録はこちら

SNSは、情報がどんどん流れていく「フロー型」のメディアです。
タイムリーにどんどん投稿していかないと、他の人の投稿に埋もれてしまうので、時間の融通がききづらい副業の場合には、ちょっと実践しづらいかもしれません。

一方、ブログは、情報が資産のようにたまっていく「ストック型」のメディアです。
検索にもかかりやすいので、副業の場合には特に、ブログでの情報発信を優先することをお勧めします。

(5)付随サービスで顧客単価を上げる

売上は、以下の公式で表されます。

売上の公式

売上 = 客数 × 単価 × リピート率

Webマーケティングで、客数を増やすのは、たしかに大事なことです。
しかし、副業の場合、専業と比べて、仕事の数をこなすことが難しくなってきます。

だからこそ、1件1件の「顧客単価を上げる」意識を持ったほうが、売上アップしやすくなります。

顧客単価を上げる例

会社設立の案件の後に、ホームページ制作や、経営改善のコンサルティング、チラシ作成を提案して受注する、など

顧客単価を上げる際に大事なのが、「行政書士の枠だけで考えない」ことです。

あなたがすでに得意としていたり、できることの中で、お客様が喜びそうなことがないか?お客様に役立ちそうなことはないか?探してみてください。

副業で行政書士を始める流れ

副業で行政書士を始める流れ

(1)行政書士試験に合格する

副業、本業にかかわらず、行政書士資格が必要です。

よく、「行政書士はやめとけ、食えない」などとも言われますが、実は年収1,000万円超えの割合は、一般の2倍くらいある「稼ぎやすい資格」なのです。
私は、とても将来性があると感じています。

合格率は、毎年10%前後ですが、コツコツ勉強し、合格を目指しましょう。

なお、以下のようなケースでは、試験に合格しなくても、行政書士登録ができます。

試験に合格しなくても、行政書士登録できるケース

  • 弁護士や税理士、公認会計士、弁理士の資格を持っている
  • 公務員として、17~20年の行政事務の経験がある

(2)行政書士会に登録する(自宅開業は要件を要チェック)

開業を予定している都道府県の行政書士会に、行政書士登録申請書をはじめ、必要書類を提出しましょう。

副業で行政書士を始められる方は、多くの場合、自宅開業でのスタートだと思います。
以下の記事も参考に、条件(要件)を満たしているか?必ず確認しましょう

>> 行政書士の6割が自宅開業。間取りや条件、レイアウト例を徹底解説

(3)税務署に開業届を提出する

事務所を管轄する税務署に、開業届けを提出しましょう。

たとえ副業であっても、開業届は必要です。

開業届の提出期限は、「開業後1ヶ月以内」とされています。

副業で成功する人・失敗する人の違い

アラビアには、こんな諺(ことわざ)があります。

何かをしたい者は手段を見つけ、何もしたくない者は言い訳を見つける。

副業で行政書士を始めるとなると、前述のように、いろいろなハードルがあります。

  • 平日に、役所に行きづらい…
  • 平日に、お客様と連絡しづらい…
  • 時間が取れづらい…

これら以外にも、他のハードルが出てくることもあるでしょう。

こういったハードルが出てきた時の反応の違いで、成功するか?失敗するか?が決まります。

「どうすれば、このハードルを解決できるだろう?」と、手段に目を向けられれば、成功できます。

逆に、「副業には、こんなハードルも、こんなデメリットもある…」と、言い訳に目を向けると、上手くいきません。

結局、能力の差ではなく、反応の差(ものの見方・考え方の違い)なのです。

あなたもぜひ、「手段」に目を向けて、一歩一歩前進してくださいね。

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この記事を書いた人

株式会社ミリオンバリュー代表士業専門Web集客コンサルタント大林 亨輔
累計500以上の士業事務所のWEB集客をサポートしてきた、士業専門Web集客コンサルタント。

船井総研出身の父の背中を見て育ち、22歳の時に独立起業。
士業業界のホームページ制作・SEO・PPCといった集客サポートを行い、独自の【士業専門3ステップ集客ノウハウ】を確立。

全国各地でセミナーも行い、ノウハウの普及に務めている。

ディズニーとスターバックスが大好き。
「息子3人の食費がすごいので、仕事頑張ります」
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