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「赤字決算=能力不足」ではない。売上不振を気楽に乗り越える3つの視点

ビジネススキル
「赤字決算=能力不足」ではない。売上不振を気楽に乗り越える3つの視点
行政書士Tさん
開業して初めて、赤字決算だったんです…。

売上がなかなか伸びなくて…。

自分の能力不足で、本当に恥ずかしいです…。

先日、当社に相談に来られた行政書士Tさんが、上記のようなことをおっしゃっていました。

確かに、世間一般的に「赤字(売上不振)=良くないこと」と思われがちですが…。
私は、「赤字決算(売上不振)=能力不足」ではなく、気付きのチャンスだ!と考えています。

今日は、売上不振を糧にする3つの視点をご紹介します。

赤字は気付きのチャンス!売上不振を糧にする3つの視点

赤字は気付きのチャンス! 売上不振を糧にする3つの視点

(1)売上は「ガソリン」である

売上は、それ自体が目的ではありません。
売上は、「あなたが成し遂げたい”何か”を成し遂げるための資源(リソース)」に過ぎないのです。

これは、旅行をイメージしてみると、分かりやすいと思います。

もしあなたが、
・遠くに旅行に行きたい
・多くの人と一緒に行きたい
・飛行機なども使って、早く到着したい
のであれば、たくさんのガソリンが必要ですよね。

しかし、
・近場で過ごしたい
・一人旅がしたい
・のんびり歩いて、景色を楽しみながら行きたい
のであれば、そこまでたくさんのガソリンは必要ないはずです。

売上=旅行のためのガソリン、 とイメージしてみると…

遠くの旅行のほうが、近場の旅行よりも優れている、という訳ではないですよね。
また、早く到着するほうが、ゆっくり到着するよりも良い旅行だ、という訳でもないはずです。

「良い悪い」ではなく、「あなたに合うか?合わないか?」なのです。


そしてこれは、売上も同じです。

売上は、ガソリンのようなもので、あなたが目的地に到達するための資源(リソース)です。

売上も、ガソリンと同じ。 資源(リソース)に過ぎない。

売上規模が大きい会社の方が、売上規模が小さい会社より優れている、という訳ではないのです。

ただ単に「合うか?合わないか?」だけの話です。
それよりも、「事務所を経営しているあなた自身が、幸せかどうか?」の方が大事です。

赤字だということは、そもそもの目標設定が、自分に合っていなかった(大きすぎた)とも言えます。

世間一般的に、「売上をドンドン伸ばす=かっこいい、優れている」というイメージがありますが…。

そんなイメージに振り回されずに、あなたの目標を見定めて、そのために必要な売上を目指して下さい。

(2)売上は「健康診断」である

売上の大小は、「成績表」ではありません。
売上は、「健康診断」です。

つまり、「異常があるか?」を見つけるためのものなのです。

売上は、「成績表」ではなく「健康診断」である

健康診断だって、「数値が高ければ高いほど良い」という訳ではないですよね。
その人に合った、適正な数値があるのです。

例えば、「売上」は、次のような式で表されます。

売上 = 客数 × 単価 × リピート率

売上不振ということは、「上記の3つの要素のうち、どこかに異常がある」ということです。

  • ある人は、客数不足(集客不足)かもしれません。
  • ある人は、単価が低すぎるのかもしれません。
  • ある人は、リピート率(継続率)が悪いのかもしれません。

このように、どこに異常があるかを見つけて、その異常を解消すれば、自然と売上も上がってくるのです。

(3)売上は「流す」ものである

人間も自然の一部です。
つまり、自然の法則の中で生きている、ということです。

例えば、水は、流れている状態では、とても綺麗です。
しかし、無理やり貯めようとすると、水が腐って濁ってしまいます。

自然の摂理に反すると上手くいかない

売上(お金)もこれと同じです。

つまり、流れていると綺麗ですが、無理に貯めようとすると濁るのです。

つまり、お金も「流す」ことが大事なのです。

流す方法としては、例えば以下のようなやり方がります。

(1)不得意を任せる

自分は、自分の得意なこと(好きなこと)に集中する。

自分が苦手なこと(不得意なこと)は、得意としている人に任せる(アウトソーシングなど)。

こうやって、仕事を一人で抱え込まずに、上手に流すことで、上手くいきます。

(2)未来に投資する(自己投資、広告費)

アメリカ建国の父とも言われる、ベンジャミン・フランクリンの格言に、こんなものがあります。

「自己投資」は、一番高い利子をあなたに支払ってくれる

自己投資は、将来の自分にとって大きなプラスになります。
例えば、本を読んだり、セミナーや勉強会に参加するなど、未来の自分にどんどん投資しましょう。

また、「広告費」として使うのもベターです。
広告費は、「使うと無くなってしまうもの」と考える人がいますが、そうではありません。

広告費は、「未来のお客様を連れてきてくれるお金」のです。

いくらあなたの手取りを増やしても、高い家賃のカッコイイ事務所に入居しても、お客様は集まってきません。

広告費だけが、唯一、お客様を連れてきてくれるお金なのです。

(3)タダで与える(寄付、プレゼント)

「与えるものは、与えられる」という言葉もありますが、まさにその通りなのです。

「与える」という行為は、「自分は豊かである」ということを、潜在意識に強く伝えることができます。
それが、豊かな状況を引き寄せてくれるのです。

  • 街中の募金箱に寄付する
  • 発展途上国を支援する
  • 大切な人にプレゼントを贈る

こういった「与える」行為が、巡り巡って、あなたに返ってきます。

つまり、「引き寄せの法則」ということです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

視点を少し変えるだけで、赤字や売上(お金)への印象が変わってきます。

どうか「赤字(売上不振)=能力不足」と捉えずに、気付きのチャンスだと捉えてみてください。

参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人

株式会社ミリオンバリュー代表士業専門Web集客コンサルタント大林 亨輔
累計500以上の士業事務所のWEB集客をサポートしてきた、士業専門Web集客コンサルタント。

船井総研出身の父の背中を見て育ち、22歳の時に独立起業。
士業業界のホームページ制作・SEO・PPCといった集客サポートを行い、独自の【士業専門3ステップ集客ノウハウ】を確立。

全国各地でセミナーも行い、ノウハウの普及に務めている。

ディズニーとスターバックスが大好き。
「息子3人の食費がすごいので、仕事頑張ります」
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