仕事をしていれば、毎日必ず、メールを打ったり、文章を書いたりしますよね。
そんな時、「よく使う単語(フレーズ)」を一瞬で入力できるようにしておけば、仕事時間を大幅に短縮することも可能です。
今日は、グーグル日本語入力の「辞書登録」の機能を使った便利ワザをご紹介します。
グーグル日本語入力とは?
グーグル日本語入力は、グーグルの技術力を活かしたIME(文字入力をサポートしてくれるソフトウェア)です。
例えば、「よろ」と入れるだけで「よろしくお願いいたします。」が自動変換で出てくるなど、日本語入力を効率化してくれます。
Web上の膨大な語句をもとに、自動変換してくれる語彙数もどんどん増えていて、非常に使いやすいソフトなのです。
辞書登録の機能とは?
そして、このグーグル日本語入力をよりパワーアップさせられるのが、「辞書登録」の機能です。
辞書登録とは、「自分がよく使う単語(フレーズ)を登録しておくと、最初の数文字を入れただけで、瞬時にその単語(フレーズ)を呼び出してくれる」という機能です。
自動変換だけでも十分仕事が効率化されますが、辞書登録も使うことで、タイピングする時間を一気に短縮できるのです。
例えば私の例で言うと、以下のような設定をしています。
- 「じゅ」と入れるだけで、会社住所が出てくる
- 「めーる」と入れるだけで、会社のメールアドレスが出てくる
- 「とり」と入れるだけで、「取り急ぎ、メール拝受のご連絡のみ失礼致します。」というフレーズが出てくる
単語だけでなく、フレーズも登録できるので、長い文章でも大丈夫です。
このように、自分がよく使う単語(フレーズ)を辞書登録しておけば、入力の手間が省けるのです。
辞書登録の使い方はカンタン!
グーグル日本語入力の辞書登録の使い方は、とてもカンタンです。
まず、Googleの公式サイトから、グーグル日本語入力をダウンロードします。
次に、パソコンの画面右下に出てくる「あ」や「A」と書かれている部分を右クリックします。
(「あ」や「A」が出てこない場合には、なんでも良いので、メモ帳やワードのファイルを開いてみると出てきます)
すると、以下のような画面が出るので、その中の「辞書ツール」をクリックします。
すると、以下のような画面が出ます。
自分で登録した単語(フレーズ)は、ここに一覧で表示されます。
単語(フレーズ)を登録するには、「追加」をクリックします。
そして、「よみ」「単語」「品詞」を登録します。
- よみ:変換前の単語を登録して下さい
- 単語:変換後の単語を登録して下さい
- 品詞:「人名」「形容詞」など、その言葉の品詞を選択
例えば、「よみ:おじ」と登録して、「単語:お時間ございます時にご確認頂ければ幸いです。」と登録したとします。
こうすると、「おじ」と入れるだけで、「お時間ございます時にご確認頂ければ幸いです。」というフレーズが出てくる、という設定になります。
あとは、追加したい単語(フレーズ)が出てくる度に、ここに登録していくだけでOKです。
これだけで、自動変換の機能がどんどん強化されていきます。
「こんな単語(フレーズ)を登録すると役立つよ!」お勧め設定
以下に、私が設定している単語で、「これを設定しておくと、入力が楽になる!」というものを、いくつかご紹介します。
よみ | 単語 |
---|---|
めーる | 自分のメールアドレス |
でん | 会社・事務所の電話番号 |
じゅ | 会社・事務所の郵便番号と住所 |
こん | 今後ともよろしくお願いいたします。 |
いつ | いつもお世話になっております。 |
おい | お忙しいところ恐れ入りますが、 |
おじ | お時間ございます時にご確認頂ければ幸いです。 |
とり | 取り急ぎ、メール拝受のご連絡のみ失礼致します。 |
それ | それでは、ご返信をお待ちしております。 |
ごふ | ご不明点などございましたら、お気軽にご連絡下さいませ。 |
いま | 今しばらくお待ちいただけますようお願い致します。 |
これ以外にも、自分の氏名や、よく使う人名、地名などを登録しておくと便利です。
まとめ
グーグル日本語入力の辞書登録の機能は、非常にシンプルです。
すごく地味なツールとも言えますが、塵も積もれば山となる、です。
辞書登録を使いこなして、1日30分だけでも時間を短縮できたら、1年で30分×365日=10950分。
時間に換算すれば、182.5時間。
日数に換算すれば、なんと約7.6日もの時間を節約できることになります。
1週間まるまる節約できるわけなので、やらない手はないですよね。
ぜひ、辞書登録を使いこなして頂ければと思います。
あわせて、以下の記事もよく読まれています