二本目の柱として、こんな新サービスをやろうと思うのですが、どうでしょうか?
先日、上記のような相談を受けました。
今日は、こういった「二本目の柱」について、考え方のヒントをお伝えします。
攻めの姿勢なのか?逃げの姿勢なのか?が大事
私は、「一本目がグラグラしているのに、二本目の柱が上手くいくはずがない」と考えています。
今の仕事がうまくいっていて、さらに売上を伸ばすために二本目の柱に取り組む。
これは、攻めの姿勢なので、とてもいいと思います。
しかし、今の仕事がうまくいっていなくて、ピンチで二本目の柱に取り組むのは、お勧めできません。
こういった、言わば「逃げの二本目」で上手くいった人を、私は見たことがありません。
今の仕事がうまくいっていない状態で、二本目の柱にも取り組もうとすると、エネルギーが分散して、結局、どっちもうまくいかなくなります。
なので、もしあなたが、二本目の柱を考えているなら。
- それが「攻めの姿勢」なのか?
- それとも「逃げの姿勢」なのか?
を、ぜひ自問自答してみてください。
二本目の柱に向いているもの
なお、もしあなたが、二本目の柱に取り組みたいなら。
私は、「手間がかからないものをやる」ことをお勧めします。
例えば、セミナーを収録して、DVDにして売る、などです。
これなら、あなた自身の手間はほとんどかかりませんので、単純に売上をプラスすることができます。
特に、士業やコンサルタントといった業種は、労働集約型のビジネスです。
サービス提供に時間や労力を要することがほとんどなので、「二本目の柱に時間をとられる」のは、避けるべきです。
いい意味で「楽して売れるものはないか?」を考えてみることをお勧めします。
「アンゾフの成長マトリックス」を参考にしよう
二本目の柱を作る時にお薦めなのが、「アンゾフの成長マトリックス」という考え方です。
市場には、「既存客」と「新規客」がいます。
そして商品には、「既存商品」と「新商品」があります。
これらを分類したのが、アンゾフの成長マトリックスです。
- ①市場浸透(既存客×既存商品)
- ②市場開拓(新規客×既存商品)
- ③新商品開発(既存客×新商品)
- ④多角化(新規客×新商品)
二本目の柱としてお薦めなのは、「②市場開拓(新規客×既存商品)」もしくは、「③新商品開発(既存客×新商品)」です。
これらは、成功確率が高いです。
ちなみに、先ほどさらっとお伝えした「セミナーをDVD化して売る」というのは、
- もともとやっているセミナーを収録するので、新商品とも言えるし、既存商品とも言える。
- セミナーに出た人(既存客)でも、「また聞きたい」という需要はあるので、新規客にも既存客にも売れる。
という点から、この②と③の両方に当てはまる性質を持っている、とも言えます。
なお、注意しなければいけないのが、「④多角化(新規客×新商品)」です。
これは、手間と時間がかかるので、余裕がある人が取り組むべきです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
二本目の柱は、取り組み方によって、成否が大きく分かれてきます。
ぜひ、上記の内容を参考にしてみてくださいね。
この記事が、二本目の柱で悩んでいる方のお役に立てれば幸いです。
なお、以下の記事も参考になると思いますので、ご参照下さい。
>> 売上が上がらない…。そんな時の目の付け所×5