
ブログのテーマを選ぶとき、「たくさん検索されているキーワードで上位表示を狙おう」と考えていませんか。
せっかく書くなら、多くの人に読んでもらいたいですよね。
しかし、検索数が多ければ問合せが増えるのか?というと、そうでもありません。
逆に、検索数が少ないキーワードを狙ったブログ記事のほうが、問合せをたくさん獲得できる場合もあるのです。
(しかも、競合が少なく、上位表示も狙いやすいテーマが見つかるとしたら?)
実際、当社にも、対象をかなり絞ったブログ記事を読んだ方から、お問い合わせが届いています。
なぜ、アクセスが少なくても、問合せを獲得できるのか?
その理由は、検索数ではなく、お客様の「深い悩み」にフォーカスしているからです。
今回は当社の事例をもとに、AI検索対策にもつながるブログテーマの選び方を解説します。
アクセスが多くなくても、お問い合わせは来る
まず、当社が公開している、こちらの記事をご覧ください。
障害年金のGoogle広告が不承認に|社労士事務所が知るべき原因と対策
対象は、士業全般ではありません。
障害年金を扱い、Google広告を使っている社会保険労務士です。
その中でも、広告が不承認になり、対応に困っている方へ向けて書いています。
かなり限られた対象ですよね。
それでも、この記事を読んで、当社へお問い合わせくださる方がいます。
なぜ、このような記事から相談につながるのでしょうか。
記事で答えている内容を見てみると、その理由が分かります。
- なぜ、広告が不承認になったのか。
- 広告文を直せば、再開できるのか。
- 再開が難しい場合、次にどんな対策を取ればいいのか。
当社では、実際の広告運用で起きた問題について、Google広告への確認を重ねました。
この記事には、その確認結果と、今後の対応の選択肢をまとめています。
広告が止まって困っている方に必要なのは、「Google広告とは何か」という基本の説明だけではありません。
「自分の広告はどうなるのか。これから、どうすればいいのか」という答えです。
その疑問に具体的に答えたことが、相談を後押ししたのだと私は考えています。
「悩みが深い」とは、どんな状態なのか
ここでお伝えしたいのは、珍しいテーマを探しましょう、ということではありません。
お客様が、何に困って先へ進めなくなっているのかを見る、ということです。
先ほどの事例なら、広告が止まり、今後どうやってお問い合わせを集めればよいのか分からない。
調べて知識を増やしたいだけでなく、実際に困っていて、対応を決める必要があります。
あなたのお客様にも、同じような場面があります。
- 手続きを進めたいのに、必要な書類が見つからない。
- 一般的な説明を読んでも、自分の場合に当てはまるのか分からない。
- 期限が近づいているのに、何から始めればいいのか分からない。
こうした方は、制度の概要を読んだだけでは、疑問が解決しません。
「自分と同じ状況について説明している記事はないか」と探しています。
そこで、あなたの記事が、その疑問に答えていたらどうでしょうか。
「この事務所なら、自分の事情も分かってくれそうだ」と感じ、あなたに相談したい、と思ってもらえるきっかけになります。
AIに聞くときも、お客様は自分の事情を伝える
この「自分の場合を知りたい」という気持ちは、AI検索を考えるうえでも大切です。
AIには、業務名や単語だけでなく、困っている状況を文章で伝えられるからです。
先ほどの広告の例なら、次のような聞き方が考えられます。
実際に届いた質問の引用ではなく、質問の仕方を示す作例です。
AIへの質問文例
Google広告が不承認になり、再審査を申請しても再開できません。
広告文を直せばよいのでしょうか。
難しい場合は、ほかにどんな集客方法がありますか。
この質問に答えるには、Google広告の基本だけでなく、障害年金の広告が不承認になる理由や、その後の選択肢まで扱う情報が必要になります。
Googleも、AIモードでは、複数回の検索が必要だった複雑な質問を一度に行えると説明しています。
また、回答を作る際に、関連する複数のテーマを検索し、裏付けとなるページを探す場合があるとしています。
(参考:Google検索セントラル「AI機能とウェブサイト」)
だからこそ、私は、お客様の状況まで踏まえた質問に答える記事を増やすことが、士業のAI検索対策でも大切だと考えています。
業務名に「困っている事情」を加えてみる
では、あなたのブログでは、どのようにテーマを考えればいいのでしょうか。
障害年金を例に、テーマの絞り方を見てみましょう。
以下は、違いを説明するための作例です。
ビフォー
アフター
ビフォーは、障害年金を受け取るための要件を知りたい方へ向けたテーマです。
アフターは、最初に受診した日を証明したいのに、そのクリニックが廃業していて困っている方へ向けています。
後者の方が、誰の、どのような疑問に答える記事なのか、はっきりしていますよね。
読む側も、「これは、今の自分に関係する話だ」と分かります。
また、こうした具体的な事情まで詳しく扱う記事が少なければ、競合の多い一般的なキーワードだけを狙うより、上位表示を目指しやすくなります。
そして、このテーマで書くなら、必要なのはタイトルの工夫だけではありません。
初診のクリニックが廃業している場合に何を確かめるのか、当時の受診について確認できる資料は残っているかなど、疑問に答える本文が必要です。
あなたが実際の相談で確認していることを、最新の公式情報と照らし合わせて説明しましょう。
もちろん、「障害年金の受給要件」という基本記事にも役割があります。
基本を知りたい方には全体像を伝え、個別の事情で困っている方には、その疑問を掘り下げた記事を用意する。
必要に応じて両方をリンクでつなぐと、お客様も自分に必要な説明へ進めます。
次に書くブログは、「最近受けた深い悩み」を扱う
こうしたテーマを見つけるために、まず振り返ってほしいのが、最近お客様から受けた相談です。
「何を書けば検索されるだろう」と考える前に、
「最近、どんなことで困っている方がいたかな」と思い出してみてください。
候補がいくつか出てきたら、私は次の3点で選ぶことをおすすめします。
- お客様が、夜も眠れないくらい悩んでいるような「深い悩み」か。
- あなたが今後も相談を受けたい業務と関係しているか。
- あなたの経験や確認した情報をもとに、役立つ説明ができるか。
検索数を調べることも、もちろん役立ちます。
ただ、検索数が少ないという理由だけで、実際に聞かれた切実な質問を候補から外すのは、もったいないことです。
まずは一つの相談を、「誰が、どんな状況で、何に困っていたか」という形で書き出してみましょう。
ここが決まると、検索数ばかり追い求めるよりも、よりお客様に響く(つまり、問合せにつながりやすい)ブログ記事を書けるようになります。
実際の相談を使うときは、公開できる範囲を確認し、個人が特定される事情は載せないようにしてください。
たくさんの人に読まれるかだけでなく、困っているお客様の役に立つか。
次の記事は、この視点でも選んでみてください。
今、AIはあなたの事務所をどう紹介している?
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「記事を書く方向性は分かったけれど、今のホームページで大丈夫かな」と気になったあなたは、ぜひご活用ください。






