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士業向けマーケティング用語集111ワード。基礎から分かりやすく解説。

マーケティング
士業向けマーケティング用語集111ワード。基礎から分かりやすく解説。
大林こうすけ
こんにちは。
士業専門Web集客コンサルタントの、大林亨輔(おおばやし こうすけ)です。

今日は、「士業向けマーケティング用語111ワード」を解説します。

ここで解説する用語は、士業のWeb集客でよく使うものを厳選しました。

例えば、「インフルエンサーマーケティング」とかは、他の業界(化粧品など)では使うかもしれませんが、士業にはあまり関係ないですよね。

そういうものは省いて、士業のマーケティングに実用的なものを厳選していますので、ぜひ参考にしてください。

マーケティング用語を知る=売上アップできる

マーケティングで使われる用語を知っていると、集客を「分解」して考えられるようになり、売上アップしやすくなります。

例えば、ホームページから問合せが増えない時のことを考えてみましょう。

用語を知らないと、「どこを改善すればいいのか?」の目星をつけるのが難しくなってしまいます。

しかし、用語を知っていると、以下のような感じで、どこを改善すれば問合せが増えそうか?を予測できます。

(例)用語を知っていれば、分解して考えられる

  • 広告のインプレッション(表示回数)は?⇒OK
  • CTR(クリック率)は?⇒OK
  • LPのCVR(反応率)は?⇒あまり良くない

なら、LPを改善すれば問合せ増えそうだな!

このように、用語を知っていると、集客・売上アップにすごく役立つのです。

(1)「法則」関連の用語

①1:5の法則

現代マーケティングの第一人:フィリップ・コトラー氏が提唱した法則です。

1:5の法則とは

『新規顧客に販売するコストは、既存顧客に販売するコストの5倍かかる』

簡単に言うと、「既存客に売るのは、新規客に売るより、5倍もラク」ということです。

「集客」「売上アップ」と考えると、どうしても新規獲得に目が行きがちですが…

1:5の法則に従って、既存客にアプローチしたほうが、何倍もスムーズに売上アップできるのです。

士業で言えば、既存のお客様に売る方法としては、例えば以下のようなものが考えられますね。

既存客へのアプローチ例

  • 税理士なら、税務顧問にプラスして利益改善のコンサルティングなどを提案する
  • 社労士なら、助成金の申請代行をした企業に、他の助成金や補助金を提案する

など

②5:25の法則

これも、フィリップ・コトラー氏が提唱した法則です。

5:25の法則とは

『顧客の維持率を5%改善すれば、利益はその5倍の25%改善される』

簡単に言うと、「顧客離れを防ぐのは、とても大事だよ」ということです。

これは、税理士や社労士のような顧問契約だけでなく、すべての業務に言えること。

既存客を大切にしましょう。

ちなみに、お客様の維持率を改善するのは、難しく考える必要はありません。

士業で言えば、既存のお客様を維持する例としては、以下のようなものが考えられます。

既存客の維持率改善の例

  • 行政書士で、建設業許可の申請代行などをしているのであれば、時期を見て決算変更届の提出代行の案内する
  • 社労士で、障害年金申請を代行しているなら、更新のタイミングで案内を出す

など

③80:20の法則(パレートの法則)

80:20の法則(パレートの法則)
20%の要因から、80%の結果が生まれる

イタリアの経済学者:ビルフレッド・パレート氏が提唱した法則です。

80:20の法則(パレートの法則)とは

『20%の要因から、80%の結果が生まれる』

言い換えると、「結果に影響している少数の要因を見極めて改善すれば、結果が大幅に伸びる」ということです。

  • 2割の上得意客が、売上の8割をもたらしてくれている
  • 2割のマーケティング施策が、新規獲得の8割を支えている
  • 2割のタスクが、結果の8割を生み出している

大事な20%に集中していきたいですね。

④ランチェスターの法則(ランチェスター戦略)

もともとは、戦争の勝敗を示す軍事理論として使われていた法則です。

「小が大に勝つための法則」とも言えます。

ランチェスターの法則では、市場を以下の2つに分けます。

  • 勝者:市場シェアTop1位
  • 弱者:それ以外のすべて

そして、勝者・弱者は、それぞれ向いている戦い方が異なります。

強者の戦略

  • ミート戦略(弱者が出してきたものと同じものを出す)
  • 広域戦
  • 確率戦(ラインナップを増やす等)

弱者の戦略

  • 差別化
  • 一点集中
  • 接近戦(顧客に近づく)

例えば、「障害年金に特化したホームページを作る」というのは、弱者の戦略の1つと言えます。

士業事務所にとって、ランチェスター戦略はすごく参考になります。

⑤ジラードの法則

ギネスブックにも認定されたセールスマン:ジョー・ジラート氏が提唱した法則です。

●ジラードの法則とは

誰でも平均250人の知人がいる

以下のような意味で使われる事が多いです。

  • 一人のお客様の満足感を高めることができれば、知人である250人に口コミしてくれる可能性がある
  • 逆に、1人のお客様を怒らせると、250人の知人も怒らせる可能性がある

要するに、「口コミがいかに大切か」ということです。

今の時代、SNSもあるので、繋がりは250人を超えて増えています。

目の前のお客様1人1人を、大切にしていきたいですね。

⑥40-40-20の法則

ダイレクトマーケティングのリーダーとも呼ばれている、エド・バーネット氏が提唱した法則です。

40-40-20の法則とは

  • ターゲット(40):誰に売るのか?
  • オファー(40):何を売るのか?どんな情報を届けるのか?
  • クリエイティブ(20):どんなデザイン・見栄えにするか?

の重要度合いを示したもの

※ターゲットとオファーについては、後述します。

簡単に言えば、「ターゲットとオファーの合計で、マーケティングの成否の8割が決まる」ということです。

クリエイティブ、つまり、ホームページのデザインや、チラシの見た目とかは、2割くらいの影響力しかないのです。

いかに、ターゲットとオファーが大事か、ということですね。

士業のホームページも「どの業務に特化するか?」が重要

士業のホームページも、「どんなホームページを作るか?」以上に、「どの業務に特化するか?」つまり、ターゲット設定のほうが大事です。

士業の場合、「どの業務に特化するか?」で、集客の成否の9割が決まると言っても過言ではありません。

いくらキレイなホームページを作っても、ライバルが多かったり、検索需要がない業務を集客するのは難しいものです。

だからこそ当社は、ホームページ制作前の業務分野調査に力を入れています。

(2)「ホームページ」関連の用語

①ランディングページ(LP)

ランディングページ(LP:読み方は、エルピー)には、2つの意味があります。

(意味1)縦長1ページのホームページのこと

「縦長1ページのホームページ」のことを、ランディングページ(LP)と呼びます。

訪問者は、上から下に読むだけなので、離脱されづらい(問合せしてもらいやすい)という特徴があります。

一般的なホームページと、ランディングページの違い
ランディングページは上から下に読むだけなので、離脱されづらい(問合せしてもらいやすい)

一般的に「LP」と言われたら、この意味で使われることが多いです。

(意味2)ホームページの中で、最初にアクセスされたページのこと

もう一つ。
「ホームページの中で、最初にアクセスされたページ」のことを、ランディングページ(LP)と呼ぶこともあります。

ランディングページの意味2
「最初にアクセスされたページ=ランディングページ」と呼ぶことも。

つまり、どのページも「ランディングページ」になる可能性がある、ということです。

Googleアナリティクスの中でも「ランディングページ」という表記がありますが、これはこちらの「最初にアクセスされたページ」の意味で使われています。

混同しないようにご注意くださいね

②LPO

読み方は、「エルピーオー」。
「Landing Page Optimization」の略。
日本語でいうと、「ランディングページ最適化」です。

問合せを増やせるように、 ランディングページを改善すること。

LPOをすれば、同じアクセス数でも、問合せ数を増やす(ページの反応率を上げる)ことができます。

③カラム

「ホームページの列数のこと」を、カラムと言います。

  • 1カラム=LP
  • 2カラム=右・左サイドメニュー
  • 3カラム=両側サイドメニュー
ホームページのカラム数のイメージ図
これは、2カラム(左サイドメニュー)

一般的なのは、2カラムです。
情報も探しやすいので、士業のホームページのメニュー構成は、2カラムがお勧めです。

④サイトマップ

サイトマップには、2つの意味があります。

(意味1)HTMLサイトマップ

「HTMLサイトマップ」や「ナビゲーションページ」と呼ばれます。

「どんなページがあるのか?」がすぐに分かるように作る、以下のようなものがサイトマップです。

HTMLサイトマップの例
ホームページの中に、どんなページがあるのか?が分かりやすい

ページ数が多いホームページも、サイトマップがあると、目的のページにたどり着きやすくなります。

(意味2)XMLサイトマップ

「Googleなどの検索エンジンに、ホームページの構成を伝えるためのファイル」のことを、XMLサイトマップとよびます。

XMLサイトマップの例
訪問者(人間)は見ない、検索エンジンのためのファイル

XMLサイトマップがあったほうが、検索エンジンにホームページ構成を正しく伝えられるようになり、検索結果に早く反映されやすくなります。

⑤フローティングメニュー

「追従型メニュー」とも呼ばれます。

ホームページの上や下で、スクロールにあわせてついてくるメニューのことを指します。

フローティングメニューの例
スマホ表示の下に出てくる「電話ボタン」「問合せボタン」

スマホ表示の際に、ページ下部に電話ボタンやメールボタンを表示させるのが一般的です。

⑥ドメイン

~.com ~.net などのこと。

「インターネット上の住所」とも言われます。

士業の場合、事務所名や業務名に合わせたドメインにすることが多いです。

ドメインの例:サンプル行政書士事務所なら

  • sample-gyousei.com
  • sample-souzoku.net

など

⑦サブドメイン

本体サイトとは別のサイトを作りたいときに使うドメインです。

サブドメインの例

  • 本体サイト:~.com
  • 相続専門サイト:souzoku.~.com

⑧サブディレクトリ

本体サイトの下層に作られたフォルダ/ページのこと。

サブディレクトリの例

  • 本体サイト:~.com
  • 相続サービス紹介ページ:~.com/service/souzoku
サブドメインとサブディレクトリの使い分け
  • サブドメイン:本体サイトとテーマが大きく異なるサイトを作る場合
  • サブディレクトリ:本体サイトとテーマが近いサイトを作る場合

基本的には、サブディレクトリを使うことが多いです。

⑨ドメインパワー

検索エンジンから見た、Webサイトの信頼性のことを「ドメインパワー」と呼びます。

Ahrefs(エイチレフス)というツールを使うと、以下のように、ドメインパワーを計測できます。

ドメインパワー
Yahooのドメインパワーは、93(さすが、すごく高い)

1~100で数値化され、数値が高いほど評価が高くなります。

⑩HTML

読み方は、「エイチ・ティー・エム・エル」。
「HyperText Markup Language」の略です。

Webページの文書構造を作るためのプログラミング言語のことを指します。

⑪CSS

読み方は、「シーエスエス」。
「Cacading Style Sheets」の略です。

Webサイトの見た目や色、文字サイズなどのデザインやレイアウトを指定するプログラミング言語のことを指します。

まとめると、「HTML(文書構造)+CSS(デザイン)=Webページ」ということです。

⑫SSL

読み方は、「エスエスエル」。
「Secure Sockets Layer」の略です。

インターネット上で、データを暗号化して送受信する仕組みのことを指します。

簡単に言えば、「SSL化されている=セキュリティに強い」のようなイメージです。

  • http~ のサイトは、SSL化されていません。
  • https~ のサイトは、SSL化されています。
SSL化は、検索順位に影響する

Googleは、「HTTPSをランキングシグナルに使用する」と正式に話しています。

つまり、検索順位に影響を与えるので、ホームページはSSL化することをお勧めします。

※SSL化は、あくまで検索順位決定の1つの要素です。
SSL化する=必ず上位表示できる、ではありません。

あくまでサイトの内容が充実していないと上位表示はされませんが、順位決定の要素の1つになっているのであれば、SSL化はしておいたほうがいい、という意味合いです。

⑬オウンドメディア

企業が、自社で保有するメディアのこと。

広い意味では、ホームページはもちろん、パンフレットなどの紙媒体もオウンドメディアに含まれますが…

士業のWebマーケティングでは「ホームページ」や「ブログ」のことを指しているんだ、と理解すればOKです。

⑭キャッシュ

一度見たWebページの情報を、ブラウザに一時保存しておく仕組み。
保存しておくことで、一度見たWebページの表示速度が上がって便利。

一点、よくあるのが「ホームページの一部を修正したのに、実際に見てみると修正されていない」という現象です。

これは、ブラウザにキャッシュ(修正前のページの情報)が残ってしまっていることが原因です。
ページを再読み込みしたり、シークレットウィンドウを使うと、最新の情報が表示されます。

⑮リダイレクト

サイトやページを新しいURLに変更した時に、自動的に新しいURLに転送をする仕組み。

リダイレクトのイメージ図
とあるページにアクセスすると、自動的に別のページにジャンプする

ページを削除した、URLを変更した、サイトをリニューアルする、といった時に使うことがあります。

(3)「文章・コンテンツ」関連の用語

①コンテンツ

文章、ブログ記事、動画、音声など、発信するすべての情報のこと。

ホームページに、いいコンテンツをたくさん載せると、検索エンジンからの評価が上がり、上位表示されやすくなります。

②キャッチコピー

ページを開いて、最初に目に飛び込んでくる(一番読ませたい)文章。

キャッチコピーの例
キャッチコピーで、ホームページの反応は大きく変わる

訪問者は、ページを開いて3秒(スマホなら1秒)で、「そのページを読むか?戻るボタンをクリックして他のページを見に行くか?」を判断するので、キャッチコピーは重要です。

なお、キャッチコピーの作り方は、以下のページでも解説しています。

>> キャッチコピーの作り方。集客に役立つ簡単テクニック×10

③セールスレター(コピーライティング)

言葉で読み手を行動させる文章。
顧客心理から逆算して書く。

「売れる文章」とも言えます。

当社のクライアントでも、「ホームページのデザインは変えずに、文章を変えただけで、問合せが2倍3倍になった」という事例も数多くあります。

それくらい、セールスレター(コピーライティング)は、集客・売上アップに大きく影響します。

④PASONAの法則(パソナの法則)

前述のセールスレター(売れる文章)には、顧客心理から逆算した、文章の「型」があります。

有名なのが、このPASONAの法則です。
以下の英字の頭文字をとって、「PASONA」と呼ばれます。

  • Problem (問題提起):こんなお悩みありませんか?
  • Affinity (共感):その悩み、すごく大変ですよね
  • Solution (解決策):この商品・サービスで解決できます。特徴は~
  • Offer (提案):通常~円ですが、今なら~
  • Narrowing down (絞り込み):毎月~名様限定です
  • Action (行動を促進する):まずは無料相談
PASONAの法則(パソナの法則)
士業のホームページにも使いやすい。

⑤BEAFの法則(ビーフの法則)

これも、セールスレター(売れる文章)の有名な型の1つです。

以下の英字の頭文字をとって、「BEAF」と呼ばれます。

  • Benefit (購入メリット):このサービス・商品をご利用いただくことで、こんなメリットがあります
  • Evidence (証拠):こんなお客様の声を頂いています
  • Advantage (競合優位性):他と比べて、ここが優れています
  • Feature (さまざまな特徴):他にも、こんな特徴があります
BEAFの法則(ビーフの法則)
圧倒的なベネフィットや競合優位性があるときは、使いやすい

⑥社会的証明(テスティモニアル)

自分以外の、第三者からの評価のこと。

社会的証明の例

  • お客様の声
  • 推薦者の声
  • ★レビュー
  • 出版実績
  • セミナー実績

など

先ほど、コピーライティング(文章)の大切さを解説しました。
確かに文章は大事なのですが、自分の言葉だけだと、「自画自賛」になってしまいます。

そこで、第三者の評価で信頼の土台を築くのが、社会的証明の役割です。

ちなみに、海外のマーケティング本だと、「テスティモニアル(testimonial)」と書かれていることもあります。

⑦キャプション

画像の下にある文章のこと。

キャプションの例
写真下の文字は、実はよく読まれる

写真下のキャプションは、思った以上に注目されています。

スターチ・リサーチ社の調査によると、「ボディコピーを読む人の2倍、キャプションは読まれている」と言われています。

人間の目線の動きは「画像 ⇒ その下」の順に動くので、キャプションは注目されやすいのです。

例えば、ヘッダー画像の顔写真の下に、専門性を入れるのも効果的です。

⑧追伸

セールスレターの最後にある、「顧客の背中を押す」文章。

「追伸」のイメージ図
セールスレターの最後に、「背中を押す」文章

「追伸」は、キャッチコピーの次に読まれるパーツ、とも言われるくらい大事です。

追伸の例(税理士事務所の場合)

想像してみて下さい。
あなたは、領収書をレターパックに入れて送るだけ。
あとは当事務所が、複雑な入力も書類作成もすべて行います。

また、数字は常にクラウドで共有され、すぐにご覧いただけます。

前月の数字を確認し、すぐに今月の経営に活かせるのです。
それによって御社が得られる売上は、どれほどになるでしょうか?

⑨CTA

読み方は「シーティーエー」。
「Call To Action(コール トゥ アクション:行動喚起)」の略。

例えば、以下のような要素のことをCTAと呼びます。

CTAの例

  • お問合せはこちら:ボタン
  • 資料請求はこちら:ボタン
  • メルマガ登録はこちら:ボタン
  • 電話番号

など

CTAは、なるべく目立たせるのが定石と言われています。

(4)「WordPress」関連の用語

①WordPress

読み方は「ワードプレス」。」
世界ナンバーワンシェアの、オープンソースのCMS。

と言われても分かりづらいと思うので、「ホームページ制作ツールの1種」だと思ってください。

世界中のWebサイトのうちの43.4%が、WordPressを使って作られている、と言われています。(W3Techsより

②CMS

読み方は「シーエムエス」。
「Contents Management System」の略。

これも「ホームページ制作ツール」のような意味だと思ってください。

WordPressもCMSの一種です。

③テーマ

WordPressでホームページを作る時に使う、テンプレートのようなもの。

「ブログ向きのテーマ」「ポータルサイト向きのテーマ」など、テーマを変えるとサイトの方向性をガラッと変えることができます。

ちなみに、手前味噌なご紹介で恐縮ですが…
当社のHP制作ライトプランは、士業専用に開発したテーマを使って制作しています。

HP制作ライトプラン
士業のWeb集客に便利な機能を標準装備した、専用テーマ

いろいろなテーマがありますが、その業種や「集客したい」などの目的に合うテーマを使ったほうが結果が出やすいのです。

④プラグイン

WordPressの追加機能・拡張機能。

例えば、以下のようなプラグインがあります。

プラグインの例

  • 問合せフォームを作れるプラグイン
  • セキュリティに強くなるプラグイン

など

(5)「フォーム・問合せ」関連の用語

①EFO

読み方は「イーエフオー」。
「Entry Form Optimization」の略。
問合せフォーム最適化。

フォーム入力のストレスを軽減し、問合せを増やすための施策のこと。

EFO
問合せフォームは、なるべく項目を少なくしよう(住所、などは入れないほうがいい)

入力項目は、できる限り少なくするのが定石と言われています。

なお、反応の高い問合せフォームの作り方は、以下のページでも解説していますので、ご覧ください。

>> お問い合わせフォームの項目例:反応アップのポイント×5

②ラジオボタン

1つだけ選択できるチェックボックスのこと。

※通常のチェックボックスは、複数選択できる。

ラジオボタン
頭が ◯ になっているのがラジオボタン

③サンキューページ

問合せフォームを送信したあとに、表示されるページ。

「お問合せありがとうございます」のページ。

④リード

自社商品・サービスに興味のある見込み客のこと。

リードの例

  • 問合せをしてくれた人
  • メルマガ登録してくれた人

など

⑤リスト

こちらから連絡できる顧客名簿。
顧客リスト、とも呼ばれます。

リストの重要性

江戸時代、「火事が起きたら、顧客台帳を井戸に放り込んで逃げろ」と言われていました。

顧客に連絡できれば、すぐビジネスを再開できるので、当時から顧客台帳は商人の命の次に大切なもの、と言っても過言ではありませんでした。

現代では、リストは「メールアドレス」になっています。

(6)「SEO」関連の用語

①SEO

読み方は「エスイーオー」。
「Search Engine Optimization」の略。
検索エンジン最適化。

検索された時に、上位表示させるためのテクニックのこと。

なお、このSEO対策については、以下の動画でも詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

公式チャンネル登録はこちら

②オーガニック検索(自然検索)

検索結果ページに表示される、広告以外の検索結果のこと。

SEO対策をすると、自然検索の順位が上がります。

オーガニック検索(自然検索)
青枠のところが、オーガニック検索(自然検索)

③SERPs

読み方は「サープス」。
「Search Engine Result Pages」の略。
検索結果画面のこと。

「自然検索 + 広告 = SERPs」です。

④キーワード

見込み客が検索する言葉のこと。

キーワードの例

  • 建設業許可 埼玉
  • 税理士 相談 相続
  • 障害年金を申請したい

など

検索数におうじて、大きく3種類に分けられます。

  • ビッグキーワード:1万回以上/月
  • ミドルキーワード:1000~1万/月
  • スモールキーワード:1000未満/月

⑤ロングテール

3語ほどの単語を組み合わせた、検索ボリュームの少ないキーワード。
スモールキーワードと同じ意味。

ロングテールのイメージ図
恐竜の尻尾のように長く続いていることから、「ロングテール」と呼ばれる

検索数は少ないですが、「単語数が多い=悩みが深い=問合せにつながりやすい」ので、重要。

ロングテールキーワードの例

  • 相続放棄 期限 3ヶ月 過ぎた
  • 障害年金 自分でやって落ちた 申請代行

など

⑥バックリンク(被リンク)

外部のページから、自分のサイトに貼られたリンクのこと。

バックリンク(被リンク)のイメージ図
リンクされると、SEOにプラスになる

検索エンジンは、「リンク=人気投票」のように考えるので、「リンクが多い=人気がある(信頼できる)=上位表示されやすくなる」のです。

⑦サイテーション

自社以外のページやSNSに「自社名・サイト名・サービス名」などが掲載されること。

サイテーションの例

  • お客様のブログに「~~行政書士事務所に相続の依頼をして、すごく助かった」と書かれる
  • まとめサイトに、自分の事務所名や所在地が掲載される

など

米企業「Moz」が検証したデータによると、「サイテーションによって、91%も表示回数が増えた」という結果が出ています。

つまり、サイテーションは、直接のリンクになっていなくても、SEO効果があるのです。

⑧SEO内部対策

「ホームページの中身の改善」のこと。

内部対策の例

  • 各ページのタイトルにキーワードを入れる
  • 役立つ情報を定期的に更新する(ブログ)

など

⑨SEO外部対策

「ホームページの外側の改善」のこと。

外部対策の例

  • 被リンクを獲得する
  • サイテーションを獲得する

など

⑩コンテンツマーケティング

ユーザーにとって価値のあるコンテンツ(イメージしやすいのはブログ)を提供し、集客すること。

見込み客が「知りたい!」と思うコンテンツを継続して提供することで、SEO効果が高まり、検索順位も上がっていきます。

コンテンツマーケティングについては、以下のページでも詳しく解説されています。

>> コンテンツマーケティングとは?情報配信が築く中長期的な顧客関係株式会社S-fleage (エスフレイジ) |京都のSEO・コンテンツマーケティング会社

⑪ポータルサイト

多くの情報やサービスを一つの場所に集約したサイトのこと。

士業のポータルサイトの例

  • まほろばプロ
  • 弁護士ドットコム

など

登録することで、以下のようなメリットがあります。

ポータルサイトに登録する効果・メリット

  • 被リンクによるSEO効果
  • サイテーション
  • ポータルサイトからの直接のアクセス増

なお、以下のブログ記事で、「士業が登録できるポータルサイト66個」をまとめていますので、SEO対策にぜひご活用ください。

>> 士業向けポータルサイト×66個まとめ。SEO対策やアクセスアップに

⑫アルゴリズム

検索エンジンが検索順位を決めるためのルール。

Googleは、検索結果をより役立つものにできるように、アルゴリズムを改良しています。

⑬パンダアップデート

Googleのアルゴリズム変更のひとつ。
質の低いコンテンツの順位を下げ、検索結果の質を高めるためのもの。

パンダアップデートによる順位変動の例

  • 詳細な調査・レポート、オリジナルの内容が書かれたページの検索順位を上げる
  • 他サイトのコピペで作られたページの検索順位を下げる

など

⑭ペンギンアップデート

Googleのアルゴリズム変更のひとつ。
低品質なリンク(スパムリンク)を獲得しているサイトの検索順位を下げるためのもの。

価値のないサイト(SEO用のサイト)からの大量リンクを受けているようなサイトは、ペンギンアップデートで検索順位を大きく落としました。

⑮ブラックハットSEO

質の低いコンテンツを、不正な方法で上位表示させるテクニックのこと。

ブラックハットSEOの例

  • 価値のないサイトから大量リンク
  • 隠しテキスト
  • 隠しリンク
  • キーワードの不自然な詰め込み

など

こういうSEO対策は、やってはいけません。

⑯ホワイトハットSEO

ユーザーにとって価値のあるコンテンツを発信することで、正攻法で上位表示を目指すテクニックのこと。

ブラックハットSEOは、必ず淘汰されますので、ホワイトな手法でコツコツSEO対策することを強くお勧めします。

⑰クローラー

検索エンジンが、インターネット上の情報を集めるために使うプログラム(ロボットのようなもの)。
「スパイダー」「ボット」とも呼ばれます。

クローラーが、自分のホームページを見つけてくれると、検索結果に反映されます。

ページを公開したり、ホームページを新規公開しても、すぐに検索結果に出てこないのは、クローラーが見に来て評価するのにタイムラグがあるからです。

⑱インデックス

ページがクローラーに見つかり、検索エンジン(Googleなど)のデータベースに登録されること。

「検索結果に出こない=まだインデックスされていない」のように使います。

⑲MEO

読み方は「エムイーオー」。
「Map Engine Optimization」の略。
マップ検索エンジン最適化。

Googleマップの検索結果で上位表示させるテクニックのこと。
「ローカルSEO」とも呼ばれます。
地域ビジネス、店舗ビジネス向けのSEO対策と言えます。

MEO
赤枠のところが、Googleマップの検索結果

⑳Googleビジネスプロフィール

Googleが提供している、無料のローカルビジネス登録サービスのこと。

登録すると、あなたのビジネス情報が、Googleマップの検索結果に出てきます。

MEOするなら、まずはGoogleビジネスプロフィールに登録しましょう。

㉑Googleレビュー

別名「Googleクチコミ」。
Google検索結果やマップに表示される★付きレビューのこと。

Googleの検索結果にレビューが表示され、目立つことに加え信頼感の向上にもプラスになります。

Googleレビューの表示例
Googleレビューがあると、検索結果でも表示され、目立つ&信頼感アップ
Googleレビューには、SEO効果あり

ちなみに、GoogleレビューはSEOに効果があります。

Google でのクチコミ数とスコアも、ローカル検索結果のランキングに影響します。クチコミ数が多く評価の高いビジネスは、ランキングが高くなります。ウェブ検索結果での掲載順位も考慮に入れられるため、検索エンジン最適化(SEO)の手法も適用できます。(Google公式ヘルプより引用)

なので、積極的にGoogleレビューを集めたいですね。

(7)「PPC」関連の用語

①PPC広告

読み方は「ピーピーシー」。
「Pay Per Click」の略。
クリックされるごとに広告費が発生する広告のこと。

主に、Google広告やYahoo広告をまとめて「PPC広告」と呼ぶことが多いです。

②リスティング広告(検索広告)

ユーザーの検索キーワードに対して、検索結果に掲載される広告のこと。
「検索広告」「検索連動型広告」とも呼ばれます。

PPCの表示位置
PPC広告は、自然検索よりも上に表示される

③ディスプレイ広告

色々なサイトやアプリにある広告枠に表示される、画像・動画・テキスト広告のこと。

ディスプレイ広告の表示例
ディスプレイ広告は、いろいろなサイト上に表示される

ディスプレイ広告は、設定が若干複雑なので、最初は、検索広告から取り組むのがお勧めです。

④リマーケティング(リターゲティング)

自社サイトに訪れたユーザーに対して、追いかけるように広告を出すこと。

Google広告では「リマーケティング」、Yahoo広告では「リターゲティング」と呼ばれますが、仕組みは同じです。

リマーケティング(リターゲティング)のイメージ図
一度でも自社ホームページに来てくれている人は、問合せ(コンバージョン)してくれやすい

「一度でも自社サイトを訪れている=商品・サービスに興味がある=問合せに至る可能性が高い」ので、費用対効果が高くなりやすい広告です。

⑤CV

読み方は「コンバージョン」。
訪問者が、問合せ・資料請求・メルマガ登録などのアクションをしてくれること。

士業事務所の場合は主に「コンバージョン=問合せ」の意味で使うことが多いです。

⑥インプレッション

広告が表示された回数のこと。
「インプ」とも呼ばれます。

インプレッションとPV(ページビュー)の違い

ページビュー(PV)とは、Webページが閲覧された回数を表す指標のこと。

インプレッションとPV(ページビュー)の違い
インプレッションとPV(ページビュー)の違い

(例)
1つのWebページに3つの広告が掲載されている場合、ページのPVが1、広告のインプレッションは3となります。

インプレッションとリーチの違い

リーチとは、メディアや広告を見たユーザー数を表す指標のこと。

インプレッションとリーチの違い
インプレッションとリーチの違い

(例)
例えば、1人のユーザーが同じ広告を2回見たとき、インプレッションは2、リーチは1となります

⑦CTR

読み方は「シーティーアール」。
「Click Through Rate」の略。
クリック率。

インプレッション(広告の表示回数)のうち何回クリックされたか?の割合のこと。

CTRの計算式

CTR=クリック数÷インプレッション数(広告が表示された回数)×100

(例)
10÷150×100=CTRは6.66%

⑧CPC

読み方は「シーピーシー」。
「Cost Per Click」の略。
クリック単価。

広告1クリックあたりにかかる単価のこと。

CPCの計算式

CPC=使った広告費÷クリック数

(例)
1万円÷50クリック=CPCは200円

⑨CPA

読み方は「シーピーエー」。
「Cost Per Action」の略。
コンバージョン単価。

コンバージョン1件あたりにかかった費用のこと。

CPAの計算式

CPA=使った広告費÷CV数

(例)
1万8,000円÷CV3件=CPAは6,000円

⑩CVR

読み方は「シーブイアール」。
「Conversion Rate」の略。
コンバージョン率。

サイト訪問者のうち、コンバージョンに至った割合のこと。

CVRの計算式

CVR=CV数÷訪問者数×100

(例)
CV2件÷訪問者160×100=1.25%

一般的に、士業のホームページのコンバージョン率(問合せ率)は、1~5%程度です。

⑪TD

「Title(タイトル)」「Description(ディスクリプション)」の略。

広告のタイトル・説明文(つまり、広告文のこと)。

広告文の表示例
広告文の表示例

⑫ROAS

読み方は「ロアス」。
「Return On Advertising Spend」の略。
広告の費用対効果。

ROASの計算式

ROAS=売上÷広告費×100

(例)
30万円÷10万円×100=ROASは300%

⑬ROI

読み方は「ロイ」。
「Return On Investment」の略。
投資に対する利益。
※ROASは売上、ROIは利益。

ROIの計算式

ROI=利益÷広告費×100

(例)
20万円÷10万円×100=ROIは200%

⑭KGI

読み方は「ケージーアイ」。
「Key Goal Indicator」の略。
重要目標達成指標。

KGIの例

  • 売上高
  • 成約数
  • 利益率

など

⑮KPI

読み方は「ケーピーアイ」。
「Key Performance Indicator」の略。
重要業績評価指標。

KGIを達成するための中間指標のこと(KGIを分解したもの)。

KPIの例

  • 受注数
  • 単価
  • 受注率

など

KPIとKGIの違い
KPIとKGIの違い。赤枠内がKPI。

⑯ABテスト

複数の広告を用意して同時に配信し、成果を比較すること。
ABテストを繰り返すことで、反応を高めて、費用対効果を改善していけます。

⑰クエリ

見込み客が実際に検索したキーワードのこと。

●キーワードとクエリの違い

Google広告で、「相続 相談」というキーワードを設定した。
「相続 相談 札幌市」で検索されて広告が表示された。

⇒この、「実際に検索されたワード:相続 相談 札幌市」がクエリ。

⑱フリークエンシー

ディスプレイ広告でよく使われる用語。

同じユーザーに対して広告が表示された回数のこと。
「表示頻度」のようなもの。

広告が何度も表示されるのは「ウザイ」と感じられてしまうので、フリークエンシーキャップで上限を設定することが多いです。

⑲オーディエンス

広告を「誰に配信するのか?」を決めること。

Google広告で設定できるオーディエンスの例

  • 性別
  • 年齢
  • 収入層
  • 興味関心

など

⑳入札戦略

目標(クリックを多くしたい、コンバージョンを増やしたい、など)にあわせて、広告のシステム側が自動で最適な広告配信を調整してくれる機能のこと。

入札戦略には、以下のようにいろいろな種類があります。

入札戦略の例

  • クリック数の最大化
  • コンバージョン数の最大化
  • 目標広告費用対効果(ROAS)

など

㉑クリック数の最大化

入札戦略の1つ。

予算内で、クリック数が最大化されるように広告を自動調整してくれます。

㉒コンバージョン数の最大化

入札戦略の1つ。

予算内で、コンバージョン数が最大化されるように広告を自動調整してくれます。

「クリック数の最大化」「コンバージョン数の最大化」どっちを使えばいい?

「コンバージョン数の最大化にすれば、コンバージョンを増やしてくれるなら、最初からコンバージョン数の最大化にすればいいのでは?」と思えるのですが…
過去にある程度のコンバージョン数がないと、うまく機能しないケースがあります。

そのため、最初は「クリック数の最大化」でスタートし、コンバージョン数がある程度増えてきたら「コンバージョン数の最大化」に変更する、という流れがベターとされています。

(8)「ターゲティング」関連の用語

①ターゲティング

市場を細分化(セグメンテーション)し、その中から自分が狙うべきターゲットを選定すること。
ターゲットを絞り込むこと。

世の中の全員を顧客にすることはできないので、その中で自分が獲得したい顧客をターゲティングすることで、マーケティングの施策の効率がよくなります。

例えば、誰を幸せにしたいか?を決めることで、その人に響く文章が書ける、といったメリットがあります。

なお、ターゲティングの重要性については、以下の動画でも解説していますので、あわせてご覧ください。

公式チャンネル登録はこちら

②ペルソナ

自社サービス・商品を利用してくれる、具体的な顧客像のこと。

ペルソナの例
ターゲットを、氏名や性別などまで細かく決めたのが「ペルソナ」

ブログ記事を書くときなどに、このペルソナ像に届けるイメージで書くと書きやすくなります。

③セグメント

顧客を、何かしらの基準(性別、年齢、地域など)でグループに分けること。

セグメントする、セグメントを切る、セグメンテーションする、のように使います。

④ターゲット

想定顧客層(獲得したい見込み客集団)のこと。

ペルソナ・セグメント・ターゲットの違いは、下図参照。

ペルソナ・セグメント・ターゲットの違い
ペルソナ・セグメント・ターゲットの違い

⑤ファン

顧客の中でも、特に自社を支持してくれる人のこと。

80:20の法則に当てはめると、「ファンが多くのお金を払ってくれる」と言えます。

また、1:5の法則でもお話しましたが、既存客は重要。
その中でもさらにファンが重要です。

ファンを見つけ出し、その人に手厚いサポートをすることで、売上は伸びていきます。
ファンを大切にしましょう。

(9)「アクセス解析」関連の用語

①Googleアナリティクス

最も使われているアクセス解析ツール。

Googleアナリティクスで計測できるデータの例

  • どこから来たのか?(自然検索?広告?SNS?)
  • どのページを見たのか?(トップページ?サービス紹介ページ?問合せページ?)

など

②Googleサーチコンソール

Google 検索結果でのサイトの掲載順位を監視したり、管理できるツール。
検索順位の改善に役立ちます。

Googleサーチコンソールで計測できるデータの例

  • どんなキーワードで訪問・アクセスされた?
  • Googleにページが認識(インデックス)されているか?
  • ページ内にエラーがないか?

など

③タグ

アクセス解析ツールや広告の効果測定など、いろいろな機能をサイトに組み込むためのコード(文字列)のこと。

前述のGoogleアナリティクスや、Googleサーチコンソールを使うには専用のタグをホームページに埋め込む必要があります。

タグのイメージ図
ホームページにタグを埋め込むと、いろいろな数値(アクセス数など)を計測できるようになる

④Googleタグマネージャー

Webサイトで利用する「タグ」を、一元管理できるツール。

ホームページに1個1個タグを埋め込むと、「タグをどこに入れたっけ?」など管理が面倒になので、一元管理できるGoogleタグマネージャーは、とても便利です。

⑤PV

読み方は「ピーブイ」。
「Page View」の略。

サイト内のページが表示された回数。

⑥UU

読み方は「ユーユー」。
「Unique User」の略。

サイトを訪れたユーザーの実人数。

UUとPVの違い

1人が3ページ見た場合、UU=1、PV=3。

⑦セッション数

Webサイトが「訪問された回数」のこと。

PV・UU・セッション数の違いは、下図参照。

PV・UU・セッション数の違い
この場合、PV=7PV、UU=2UU、セッション数=3セッション、とカウントされる

上図の場合、PV・UU・セッション数は、それぞれ以下の通り。

  • PV=7PV
  • UU=2UU
  • セッション数=3セッション

⑧離脱率

ユーザーがWebサイトから離脱した割合のこと。

離脱率の計算式

離脱率=離脱数÷PV数×100

(例)
離脱数5÷20PV×100=離脱率は25%

⑨直帰率

ユーザーが、最初に見たページだけ見て、そのまま離脱した割合

直帰率の計算式

直帰率=直帰数÷セッション数×100

(例)
直帰数30÷100セッション×100=直帰率は30%

離脱と直帰の違い
離脱と直帰の違い
1ページだけ見て離脱すること=直帰。つまり、直帰は離脱の一部。

1ページだけ見て離脱すること=直帰と言います。

(10)「受注・受任」関連の用語

①オファー

「お客様に提供するモノ・サービス」のこと。
オファーを魅力的にすると、反応が上がります。

オファーの例:どっちが魅力的?

  • 障害年金の無料相談
  • 障害年金がもらえるか?無料診断

上記の2つは、結局やることは同じでも、後者の「無料診断」のほうが、オファーとしての魅力度が高いので、ホームページの反応も良くなります。

オファーの重要性については、以下のページでも解説しています。

>> ホームページは、デザインよりもオファーが大事。集客のポイント×3

②クロージング

「受注すること」「受注のための行動」のこと。

無料相談の終盤「こちらのサービスはいかがですか?」と提案するあたりがクロージングです。

③アップセル

上位サービス・商品を提案すること。

(例)相続手続きベーシックプラン⇒プレミアムプランはいかがですか?

④クロスセル

別のサービス・商品を提案すること。

(例)税務顧問とあわせて、記帳代行もいかがですか?

⑤ダウンセル

下位サービス・商品を提案すること。

(例)プレミアムプラン⇒ベーシックプランはいかがですか?

ハンバーガーに例えると分かりやすい

アップセル・クロスセル・ダウンセルは、ハンバーガーで考えると分かりやすいです。

  • アップセル:ハンバーガー⇒ビックマックはいかがですか?
  • クロスセル:ご一緒にポテトもいかがですか?
  • ダウンセル:ビックマック⇒ハンバーガーはいかがですか?

⑥フォロー

見込み客との繋がりを保ち続けること。

フォローの例:無料相談後に

  • 「他にご不明点はありませんか?」とおうかがいのメールを送る
  • よくある質問集PDFを送る
  • 似ている顧客事例を送る

など

丁寧にフォローすれば、受注率(受任率)も上がります。

とある調査結果によると、顧客が行動変容を起こすには、最低8回のアプローチが必要、とも言われています。

余談ですが、私はバスケが大好きなのですが、有名なバスケ漫画のスラムダンクでも「あきらめたら、そこで試合終了ですよ」という言葉がありますが、フォローも同じですね。

ちなみに、当社のクライアントの社会保険労務士:T先生も、諦めずにフォローに力を入れて受注率を伸ばすことができました。

以下、T先生から頂いたメールを引用します。

問合せが減った時に、
相談があった方(受注に至っていない方)に再度連絡をしようとしたことがあったのですが、
連絡先を控えるのを忘れていてアプローチ出来なかったことがありました。

その反省を踏まえ、その後はきちんと後でのアプローチを行い、
そこから受注に至った方が何件かありました。

相談後に「検討する」と言われた方へのアプローチは、
確か大林さんもメルマガで書かれていましたよね?

これって営業であれば基本であり、
私も昔はきちんとやっていたんですよね。

でも、忙しさにかまけてやらなくなり、
それが連絡先すら控えていないという失態に繋がった訳です。

(その反省を生かし、昨年はその後のアプローチにも力を入れました)

ちなみに、昨年の問い合わせに対する受注率は35%でしたので、
悪い数字ではないと思います。

(今年になってから受注する方もいるはずですので、数字はもう少し上がると思います。)

また、以下はT先生のメールのキャプチャです。

社会保険労務士のT先生から頂いたメール
丁寧にフォローしたことで、受注率が上がった!

あきらめずに、丁寧にフォローを続けましょう。

⑦エンゲージメント

顧客との間に絆を構築すること。
顧客との「強い結びつき」のこと。

先ほどの丁寧なフォローのように、その人が何をしたら喜んでくれるか?を考えて行動することで、エンゲージメントが深まっていきます。

(11)「その他」関連の用語

①テスト

Webページや広告、価格設定、ターゲットなど、一部分を変えて、変化を計測すること。

前述の「ABテスト」は、広告の話をする時に使うことが多い用語ですが、「テスト」はマーケティング全般の話の中によく出てくる用語です。

テストの例

  • キャッチコピーを変えてテストしてみよう
  • サービス価格を10万円⇒12万円にして価格テストしてみよう
  • 新しいターゲット向けのサービスをテストしてみよう

など

マーケティングは、いわば「テストの無限の繰り返し」です。

うまくいけば残す。
反応が落ちたら戻す。

テストを繰り返して、集客・売上アップを目指しましょう。

②ファネル

顧客が商品・サービスを知り(認知し)、購入するまでの流れを、逆三角形の図にしたもの。
※ファネル=ろうと、という意味。

マーケティングファネルの例
マーケティングファネルの例

見込み客は、悩み・欲求の度合いにおうじて、ファネルを上から下に移動していきます。

なお、このファネルについては、以下の動画でも詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

公式チャンネル登録はこちら

③ベネフィット

その商品・サービスを利用することで、顧客が得られる利益・恩恵のこと。

  • メリット: その商品やサービスが持つ特徴
  • ベネフィット: そこから得られる利益・恩恵
メリットとベネフィットの違い
  • メリット=当事務所は、経営革新等支援機関です。
  • ベネフィット=当事務所は、経営革新等支援機関です。特別利率が適用されるので、通常よりも低い金利で融資を受けられます。

④LTV

読み方は「エルティーブイ」。
「Life Time Value(ライフタイムバリュー)」の略。
顧客生涯価値。

ある顧客が、自社商品・サービスを使い始めてから終わるまで、どれくらいの利益をもたらしてくれるか?の金額のこと。

いつまでも新規集客に依存していると、いずれ疲弊してしまうので、中長期的に、LTVを高めていくことが大事です。

LTVを高めると、集客でも有利になる
LTVが高い事務所、低い事務所の違い
LTVが高いほうが、積極的に集客できる=生き残る

例えば、LTVが1万円のA事務所と、LTVが3万円のB事務所があるとしましょう。

A事務所は、顧客1人を獲得するのに、1万円以上の広告費はかけられません。赤字になってしまいます。

いっぽうB事務所は、顧客1人を獲得するのに、仮に2万円かけたとしても、利益が残ります。

この場合、集客で勝てるのは、B事務所になります。

このように、LTVが高ければ、積極的に勝負(集客)できるようになるのです。

結果、顧客獲得で圧倒的に有利になるので、LTVを高めていくことを常に忘れないでくださいね。

なお、LTVを高めるには、以下のような方法があります。

LTVを高める方法:例

  • アップセル
  • クロスセル
  • リピートや紹介を増やす
  • 税理士や社労士などの顧問契約なら継続率を高める

など

ぜひ、工夫してみてくださいね。

⑤CRM

読み方は「シーアールエム」。
「Customer Relationship Management」の略。
一言でいうと、「顧客管理」のこと。

難しく考える必要はなく、以下のように、お客様1人1人を個別に考え、どんなアプローチをされたら嬉しく感じてもらえるのか、動かすことができるのか、を考えることがCRMです。

CRMの例

  • 無料相談の数日後に、「他にご不明点はありませんか?」などメールを送る
  • 誕生日にお祝いのハガキを送る
  • 時期を見計らって「社会保険の算定基礎届の書類が届いていませんか?」のようなメールを送る

など

⑥ニュースレター

顧客に送る、紙ベースの情報誌。
商品・サービスを売るのではなく、あくまで「絆を深める」役割のもの。

ニュースレターの例
当社も、このようなニュースレターを郵送しています

役立つ情報提供をしたり、自分の個人的なこと(人間性を知ってもらう)を書くのが定石です。

世界的に有名なマーケターである ダン・ケネディ氏も、このように話しています。

紙に印刷した月刊ニュースレターは、中小ビジネスにとって、もっとも強力な関係構築ツールになる。
ファン顧客との間に信頼関係やロイヤリティが築かれるにつれ、顧客維持も改善していく。
~ダン・ケネディ~

既存のお客様との関係性を深める、繋がり続けるためにも、ニュースレターを定期的に送りましょう。

⑦ウェビナー

ウェブ+セミナー=ウェビナー。
最近は、Zoomなどのビデオ会議ツールのお陰で、ウェビナーも開催しやすくなりましたね。

ウェビナーのメリット

  • 遠方の方も参加できる
  • 双方向にやり取りできるので、ただ収録動画を見てもらうよりもエンゲージメントが深まる

など

当社も、他の会社と一緒にウェビナーしたりしますが、やはりリアルに開催するより手軽ですし、かつご参加いただいた方とやり取りもできるので、便利だなと感じます。

⑧PDCAサイクル

以下の4つの手順を繰り返すして、マーケティング施策を改善していくこと。

  • Plan「計画」
  • Do「実行」
  • Check「評価」
  • Action「改善」

Webマーケティングの一番の利点は、「PDCAをスピーディーに回せること」です。
(例)広告の反応を見て、キーワードを調整したり、キャッチコピーを改善したり。

どんどんテストして、改善を繰り返し、反応を高めていきましょう。

まとめ

こういったマーケティング用語は、「あれ、これどういう意味だったっけ?」と思った時に、すぐ調べられると便利ですので、このページをブックマークしていただき、辞書のようにお役立てくださいね。

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この記事を書いた人

株式会社ミリオンバリュー代表士業専門Web集客コンサルタント大林 亨輔
累計500以上の士業事務所のWEB集客をサポートしてきた、士業専門Web集客コンサルタント。

船井総研出身の父の背中を見て育ち、22歳の時に独立起業。
士業業界のホームページ制作・SEO・PPCといった集客サポートを行い、独自の【士業専門3ステップ集客ノウハウ】を確立。

全国各地でセミナーも行い、ノウハウの普及に務めている。

ディズニーとスターバックスが大好き。
「息子3人の食費がすごいので、仕事頑張ります」
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