私は自分自身、コンサルタントとして活動していますが…。
自分の視点だけだと、どうしても行き詰まったり、停滞することもあります。
そのため私は、先輩コンサルタントやコーチと話す機会を設け、ブレイクスルーを起こせるように意識しています。
そんな実体験の中で、「ブレイクスルーの鍵は、質問スキルだ」と実感しました。
そこで今日は、あなたのブレイクスルーのキッカケになればと思い、停滞を突破する質問集をご紹介します。
ぜひこれらの質問に答えて、次のステージにステップアップしてくださいね。
なぜ、「質問スキル」が重要なのか?
かの有名な、アインシュタインの話です。
彼は、「60分間で、これから出す問題についての解決策を見つけなければお前の命は無いと言われたら、どうするか?」と聞かれた時、以下のように答えたそうです。
60分のうち、55分は、適切な質問をするために使う
この話からも、質問の大切さが伝わってきますよね。
良い質問は、良い答えを導く
例えば、目の前の人に「どんな食べ物が好き?」と質問したとしましょう。
すると、「和食」「洋食」のような、漠然とした答えしか出てこないですよね。
そうではなく、より具体的に、例えば「イタリアンの中でも、特にパスタの中で何が好き?」と質問したら、どうでしょうか。
きっと、「ナポリタン」「カルボナーラ」などの具体的な答えが出てきますよね。
つまり、「良い質問は、良い答えを導く」ということです。
極論すると、コーチやコンサルタントの役割は、「良い質問をすること」です。
クライアント(悩んでいる本人)が気付いていない視点から質問を投げかけることで、ブレイクスルーを起こす。
これが、質問スキルの威力なのです。
停滞を打破する6種の質問集
それでは、以下に、私のブレイクスルーのキッカケになった、いくつかの質問をご紹介します。
あなたもぜひ、ご活用下さい。
※似たような質問もありますが、人によって「答えやすい・答えづらい」があったりするので、あえて微妙に表現の違う質問も併記しています。
(1)視点を未来に持っていく
- 問題を解決した自分は何と言っている?
- すべてが上手くいったときに、どんな景色が見える?
問題というのは、常に「今」起こっています。
「今」の視点に囚われてしまうと、周りが見えづらくなってしまうものです。
そこで、意図的に視点を「未来」に持っていくことで、俯瞰し、解決の糸口を見つけやすくします。
(2)第三者の視点に立つ
- 自分の尊敬するあの人だったら、どう解決する?
- 自分の親友が、同じ悩みを抱えて悩んでいるとしたら、どんなアドバイスをする?
- 今のこの状況に、肯定的な意味があるとしたら、それは何?
「自分」ではなく、「第三者」の視点を意識することで、ブレイクスルーが起こります。
(3)打ち手の明確化
- 今あるリソースは何?
- 追加で必要なリソースは何?
「今あるもの」「(課題解決のために)追加で必要なもの」を箇条書きで洗い出すことで、見える化され、次の一手が見えてきます。
(4)俯瞰する・原点に帰る
- ゼロベースで考えるとしたら、どんな解決策がある?
- なぜ?を繰り替えす(売上アップしなきゃ…!⇒なぜ?⇒あれ、今の売上でも十分なのに、なんで売上アップしたいんだろう?)
例えば、なぜ?を繰り返していくと、自分自身の無用な思い込みに気付けたりします。
(5)具体化・分解する
- 具体的な数字でいうと?
- ~~に絞って考えると?(例:集客で悩んでいる時に「HPからの問合せに絞って考えると、何が出来るだろう?」)
「売上アップしたい」「集客したい」のような、漠然とした課題は、具体化していくことで解決の糸口が掴めます。
例えば、「売上=客数×単価×リピート率」のように分解していくこともできます。
(6)手放す
- 手放すべきものがあるとしたら、それは何?
- 無駄なもの、あなたを邪魔するものがあるとしたら、それは何?
新たに行動を起こすのではなく、「やめる(手放す)」ことでも、ブレイクスルーできることがあります。
まとめ:誰かに相談したり、話すのがベスト
ここまでで紹介した質問スキルは、自分自身で、自問自答して使うこともできます。
しかし、脳の仕組み上、自分の頭だけで考えると、堂々巡りになってしまうことも多々あります。
お勧めなのは、「自分以外の人に話すこと」です。
質問力の高いコーチやコンサルタントに相談するのはもちろん、
- パートナー(夫、妻)
- 仕事で関わりのある人
- 友達
など、あなたの力になってくれる人はたくさんいます。
話すことで、自分の考えが一度自分の外に出るので、客観的に見やすくなります。
そうすることで、新たな視点や気付きを得ることが出来るのです。
ちなみに私は、よく妻に相談します。
(参考)
>> 夫婦経営を成功に導く、9つのコツ(心構え)
いい意味で「人に頼る」ことを、覚えておいてくださいね。
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