裏紙を使う、LED電球にする、など。
コスト削減のアイデアは、いろいろなところで紹介されています。
ここでは、そういった一般的なコスト削減方法ではなく、「目に見えづらい隠れたコスト」の削減方法をご紹介します。
1円の節約は、1円の利益(いや、実はそれ以上の利益)
イーモバイルの社長、千本倖生氏の言葉に、こんなものがあります。
1円の節約は1円の利益
実際には、原価の関係上、売上1円で利益は1円よりも少なくなります。
つまり、「1円稼ぐよりも、1円節約する方が、利益アップの効果が高い」ということです。
当たり前ですが、いくら売上アップしても、コストとして出ていってしまったら、利益は残りません。
出ていくお金も、しっかり管理する必要があるのです。
見えづらい費用のコストダウン法×5
(1)上手くいっていない集客方法をやめる
Webはもちろん、チラシやDMといった紙媒体も含め、いろいろな集客方法がありますよね。
しかし、その全てが上手くいくかと言うと、そういう訳ではありません。
地域によって差が出たり、サービスの性質によっても、費用対効果には差が出ますよね。
マーケティングのコツは、「上手くいっている部分に集中する」ことです。
各集客経路の効果を分析し、上手くいっている集客方法を見極めましょう。
そして、費用対効果が悪い集客方法は、ストップしましょう。
広告費だけでなく、時間にも注目しよう
ここで大事なのが、「広告費という形で見えないコスト」です。
例えばあなたが、集客目的で、ブログを定期的に更新しているとしましょう。
ブログを書くのは無料でできるので、目に見えてお金は出ていきません。
しかし、あなたがブログを書いているということは、あなたの時給が発生しているのと同じことです。
あなたがかけた時間に対して、そのブログの集客効果は、見合っているでしょうか?
コストを考える時には、こういった「時間」にも注目することをお勧めします。
(2)お金にならない業務をやめる
本来は有料で提供すべきなのに、なぜか無料でやってしまっている。
そんな仕事はありませんか?
よくあるのは、「顧問先のお客様に追加業務を依頼されたけど、追加料金を請求するのもアレだし、無料でやるか…」みたいな状況です。
業務に時間を使う以上、あなたの時給が発生しています。
つまり、コストを垂れ流している、ということです。
- 追加業務には、追加料金を請求する
- 最初から、追加業務を予測して、それも含めた顧問料を提示する
上記のような対策をして、お金にならない業務を減らしていきましょう。
(3)価値をうまない業務をやめる
- なんとなくやっている、お客様へのレポート提供
- 理由もなく、とりあえず毎月、顧問先に訪問している
- なんとなく続けている、定例会議
こういった、「なんとなくやってしまっている業務」は、結構無駄が潜んでいます。
その業務は、本当に価値を生んでいるでしょうか?
もしかしたら、あるお客様は「毎月訪問してくれなくても、3ヶ月に一度くらいでいいんだけど」と思っているかもしれません。
今やっている業務内容を箇条書きにしてみて、無駄なものがないか?探してみましょう。
(4)積極的に売りたくない商品・サービスをやめる
いろんな士業の方をコンサルしていると、結構「このサービス、あんまり積極的に売りたくないんですよね」という人がいます。
そういったサービスは、潔くやめましょう。
売れていない商品・サービスにも、目に見えない管理コストがかかります。
仮に、積極的に売りたくないサービスが売れても、精神的ストレスの方が大きくなり、結果的にマイナスになります。
あなたが心から売りたいサービスだけに絞って、そこに全力投球しましょう。
(5)苦手な業務は、プロに任せる
あなたが使える時間は、限られています。
「選択と集中」という言葉もありますが、あなたは、あなたが得意な部分に集中して下さい。
苦手な部分や、あまり好きじゃない仕事、時間を取られる作業は、プロに任せることをお勧めします。
例えば私も、税金関係のことは、顧問税理士さんに一任しています。
社会保険のことは、社労士さんに一任しています。
自分で勉強すれば、これらの作業を自分でやることも、不可能ではないでしょう。
しかし、時間がかかりすぎますし、第一、私はそういった作業をするのが楽しくないのです。
であれば、それを専門にしていて、楽しんでやってくれる人に依頼する。
自分は、売上に最もインパクトを与えられる仕事に集中する。
こうすることで、仕事全体が最適化されていきます。
あなたも、「苦手だけど自分でやってしまっっている仕事」はありませんか?
まとめ:時間はお金よりも大事である
いかがでしたでしょうか。
上記でも何度かお伝えしましたが、私は、「目に見えるお金以上に、時間の節約のほうが大事」だと感じています。
お金は、使っても、また稼げば増やせます。
しかし、時間は、失ったら二度と戻ってきません。
そして、あなたの時間というのは、イコール命そのものです。
お金の部分のコストダウンはもちろん、「自分の時間を浪費していないか?」という視点も持って頂けると幸いです。
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