上記のような理由で、PPCに取り組まず、SEO対策だけに偏っている方をお見かけします。
確かに、SEO対策は、一見「無料でできる」アクセスアップ対策のように見られがちですが…
実は、SEO対策だけに偏って、PPCに取り組まないのは、大きな機械損失なのです。
今日は、PPCとSEO対策を比較し、その違いや、PPC活用のメリットについて、解説します。
SEO対策とPPC(リスティング広告)の違い
以下に、SEO対策とPPC(リスティング広告)の違いをご紹介します。
それぞれ、簡単に解説します。
アクセスが集まるまでにかかる時間
SEO対策
コツコツと記事を追加していく(ページを増やす)必要があります。
上位表示までに、数ヶ月~1年以上かかることも珍しくありません。
PPC(リスティング広告)
「広告を出したその日に問合せが来た」というケースもあります。
ターゲティングできるユーザー数
SEO対策
検索していない、例えば「誰かのブログを見ている」「ポータルサイトなどを見ている」といったユーザーにはアプローチできないので、機会損失をしているとも言えます。
PPC(リスティング広告)
実際、人間は、検索している時間はごく僅かであり、多くの時間を、「コンテンツの閲覧(SNS、動画、ポータルサイト、ブログ、など)」に費やしています。
これらのユーザーにもアプローチできるので、戦略の幅が広がるのです。
アクセスアップにかかる費用
SEO対策
しかし、目に見えて出ていくお金はゼロでも、記事を書くのに時間はかかりますよね。
つまり、そのぶんの人件費はかかっているわけです。
あなたがブログを書く時間は、本当に、アクセスアップに役立っているでしょうか?
役立っていなければ(アクセスが増えて、問合せが増えていなければ)、そのぶんの人件費が無駄になっている、ということです。
PPC(リスティング広告)
この点を毛嫌いしている方も多いようですが、SEO対策でも「人件費」はかかっているわけなので、どちらにしても金銭的負担はある、ということです。
※結局、当たり前ですが、「その金銭的負担を上回る効果を発揮できるかどうか?」が大事だということです。
ライバルの数
SEO対策
PPC(リスティング広告)
特に、士業・コンサルタントの業界では、まだまだライバル数が少なめなので、ちゃんとやれば、高い費用対効果を得られます。
順位の安定度合い
SEO対策
2018年8月にも、「検索意図」がより重視されたことにより、大きな変動がありました。
>> (参考)SEO対策に必須の「検索意図」とは?上位表示するためのコンテンツ作成法
こういった順位変動にアクセス数が左右されてしまうと、問合せ数も不安定になってしまうこともあります。
PPC(リスティング広告)
比較的安定してアクセスアップできるので、問合せ数も安定しやすい傾向にあります。
イメージ
SEO対策
コツコツと増やしてきた記事(ページ)は、上位表示されれば、長期的にアクセスを集め続けてくれます。
また、仮にある時期にページ追加をストップしても、過去に積み上げてきたページ数はなくならず、アクセスを集め続けてくれます。
そのため、「ページ追加をやめたら、アクセス数が激減する」といったことも起きづらいです。
PPC(リスティング広告)
広告を出している間は、アクセスを集め続けることができます。
しかし、広告をストップすると、アクセスは集まらなくなります。
以上のように、それぞれにメリット・デメリットがあり、一概に「どちらのほうが優れている」というものではありません。
お互いのメリット・デメリットを補い合えるように、並行して取り組むのがベターと言えます。
特にPPCは、設定してすぐにアクセスを集められるので、まずはじめに取り組むべきアクセスアップ対策であると言えます。
PPC活用による、問合せ増加の事例
まだPPC(リスティング広告)に取り組まれていない方の後押しになればと思い、以下に、当社のクライアントの、PPC成功事例をいくつかご紹介します。
(1)離婚ホームページのPPC成功事例
以下は、とある弁護士(法律事務所)の、離婚ホームページの事例です。
とある1ヶ月間のデータですが、
- 問合せ数(コンバージョン数):20件
- 問合せ獲得単価(コンバージョン単価):4825円
という結果になっています。
つまり、「広告費4825円で、問合せが1件きている」ということです。
離婚相談の案件は、1件あたり30万円以上にもなるので、高い費用対効果と言えます。
(2)障害年金ホームページのPPC成功事例
以下は、とある社会保険労務士事務所の、障害年金ホームページの事例です。
とある1ヶ月間のデータですが、
- 問合せ数(コンバージョン数):11件
- 問合せ獲得単価(コンバージョン単価):1633円
という結果になっています。
1633円の広告費で、問合せ1件きたら、どうですか?
きっと、「やってみよう!」と思われる方も多いのではないでしょうか。
(3)相続放棄ホームページのPPC成功事例
以下は、とある司法書士事務所の、相続放棄ホームページの事例です。
とある1ヶ月間のデータですが、
- 問合せ数(コンバージョン数):合計9件
- 問合せ獲得単価(コンバージョン単価):3548円
という結果になっています。
相続放棄は、1件の問合せで、複数の相続人の手続きを依頼されることも多いものです。
そのため、問合せ件数以上に、受注件数のほうが多い、ということもあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事は、PPC(リスティング広告)に尻込みされている方向けに書いたので、どうしてもSEO批判のようになってしまいましたが…。
(もちろん、SEO対策にもメリットはあるので、先ほどお伝えしたように、どちらも並行して取り組むのがお勧めです)
ただ、PPCのメリットや効果は、伝わったのではないかと思います。
ぜひあなたも、食わず嫌いにならずに、PPCにチャレンジしてみてくださいね。
参考になれば幸いです。
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