売上アップを目指すと、多くの人は、やることを増やし過ぎます。
しかし、それとは逆に「手放す」ほうが、上手くいきやすいのです、
今日は、手放すマーケティングについて、お話します。
自然の摂理に反すると上手くいかない。売上アップも同じ。
人間は、自然界の中で生かされています。
そのため、自然の摂理に反したことをすると、上手くいかないのです。
例えば、「水」を思い浮かべてみて下さい。
水は、流れているときは、キレイな状態を保っています。
しかし、水を無理に貯めようとすると、だんだん濁ってきます。
- 流れているものは、綺麗であり続ける
- 無理に貯めようとすると、濁ってしまう
これが、自然の摂理なのです。
売上アップもこれと同じです。
無理に留めようとするのではなく、手放して、気持ちよく流すこと。
これが、売上アップの秘訣なのです。
手放すことで上手くいく事例×5
(1)合わないお客様を手放す
世の中には、あなたとは合わないお客様が、必ずいます。
これは、お客様が悪いわけでも、あなたが悪いわけでもありません。
単純に、「合わない」だけなのです。
例えば、あなたが売上に困っていて、「誰でもいいから、お客様に来てほしい!」と思っているとしましょう。
しかし、そういう時に限って、合わないお客様が来ます。
この時に、売上欲しさに受注してしまうと、結局、その後に大変な思いをすることになります。
そのお客様の対応をするのが、精神的にどんどん辛くなっていったりします。
精神的なストレスは、慢性的にあなたの行動力を阻害するので、とても厄介なのです。
こういう時に、グッとこらえて、そのお客様を手放せると、いい流れが入ってきます。
(2)お金を手放し、好きなことに集中する
「好きこそものの上手なれ」とも言いますが、好きなことに集中すると、自然といい流れに乗れます。
実はこれは、科学的にも証明されているのです。
人間は、好きなことをしている時、脳波が「シータ波」と呼ばれる状態になります。
シータ波が出ている状態は、「潜在意識が活性化している状態」とも言えます。
潜在意識は、アイデアや閃きの宝庫です。
つまり、「好きなことをする ⇒ 脳波がシータ波の状態になる ⇒ 潜在意識が活性化する ⇒ アイデアや閃きが湧いてくる ⇒ 仕事がうまくいく」ということです。
(3)不得意分野を手放す。同業他社に紹介する。
あなたにも、得意分野・不得意分野があると思います。
もし、不得意分野の依頼があったら、そのお客様は、潔く同業他社(その依頼が得意な人)に紹介しましょう。
不得意分野の依頼を無理に受注しても、あなたにも、お客様にも、良いことがありません。
- あなたは、不得意分野の仕事に時間を取られ、疲弊します。
- お客様は、満足度が低くなり、不満が残ります。
あなたが良い流れを生み出すと、周りからも良い流れが入ってくるのです。
(4)「~すべき」「~ねばならない」を手放す
- 税理士だから、~~すべきだ
- 弁護士だから、~~しなければならない
こういった固定観念が、あなたの可能性を狭めてしまいます。
「~すべき」「~ねばならない」というのは、世の中で勝手に作られた、単なる思い込みです。
あなたがそうすべき理由なんて、どこにもないのです。
この、固定観念の外し方については、以下のページでも解説していますので、合わせてご参照下さい。
>> 自分の枠をぶち壊す!「手段の目的化」について解説します
(5)解約希望者を手放す
仕事を続けていれば、あなたの元から去っていくお客様もいるでしょう。
そういったお客様を、無理につなぎとめようとしても、結果的に上手くいきません。
表面上は、解約を防げたと思っても、長期的に見ると、お互いのストレスになっていたりします。
「去る者は追わず」という言葉もありますが、解約希望者は、潔く手放しましょう。
大事なのは、「エネルギーを無駄遣いしない」こと
「頭の決まりの壊し方」という本に、こんな一文が載っていました。
離れるのもご縁
本質的に縁がない人や状況をつなぎとめようとするためには、相当程度のエネルギーを消費するはめになります。
つまり疲れます。その割には、表面上はつなぎとめることができていても、しっくりくる感じや、居場所の中に安心してくつろいでいる感じや、充足感というものが訪れないのです。
与えられた「ご縁の法則」に逆らって、本来与えられていないものを欲張ってつなぎとめることに執着しているせいで、本当に与えられている大切なものを、確実に見落としているからなのです。
これは、人間関係はもちろん、お金や、仕事にも言えると思います。
ご縁のないものをつなぎとめようとするのは、エネルギーの無駄遣いです。
- あなたが得意なこと
- あなたが好きなこと
- あなたと合うお客様
これらに集中しましょう。
まとめ:手放すから、受け取れる
いかがでしたでしょうか。
両手で何かを握りしめたままでは、新しいご縁を掴むことができません。
今握りしめているものを手放すことで、新たなご縁を掴めるのです。
私は、これからの時代は、「お金を溜め込もうとする人」よりも「お金の良い流れを生み出せる人」が、繁盛していくと感じています。
溜め込むと、濁ります。
流すと、また入ってきます。
流れを信頼し、無駄なものを手放して、売上アップを目指していただければ幸いです。
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