- 士業・コンサルタントのような個人事業主
- 中小企業の社長(経営者)
こういった方々は、仕事に追われ、なかなか「自分の時間」が取れなくなりがちです。
実際、私も中小企業の社長ですので、同じように悩んでいました。
(起業当時は、それこそ1日18時間は働いていたと思います。)
しかし、以下に紹介する方法を実践し始めてから、状況は一気に改善しました。
自分の時間が取れるようになり、
- 趣味の筋トレの時間
- 読書などの自己成長のための時間
- 家族との時間
こういった時間を、ちゃんと確保できるようになりました。
そして、もちろん仕事も順調に回っています。
今日は、その方法をご紹介します。
忙しい経営者向け。仕事の優先順位は、この順番で付けよう。
私が実践した仕事時短術。
それは、「仕事の優先順位の付け方を変えた」
ことです。
以下の順番で優先順位をつけると、自分の時間をちゃんと確保できるようになります。
(優先順位1)自分のための時間
有名な本、「金持ち父さん貧乏父さん」には、こんな言葉があります。
まず、自分に支払え
(意味)
例えば、貯金が得意な人というのは、「先に貯金額を確保して、残ったお金で生活する」という習慣があります。
一方、なかなか貯金できない人は、「余った分を貯金しよう」という意識でいることが多いものです。
人間は、与えられたリソース(お金も、時間も)を全て使い切る傾向があるので、「余ったら~」と考えていると、いつまでも貯金できないのです。
この本では、お金に関してこの言葉が使われていますが、時間についても同じなのです。
つまり、先に自分の時間を確保しないと、いつまでも「自分の時間」は取れません。
「仕事を頑張って、時間が空いたら自分のことをしよう」と思っていても、時間があくことなんて絶対にないのです。
だからこそ、例えば
- 自己成長のための時間(読書、セミナーに参加する、人脈を作る、など)
- 健康のための時間(ジムに通う、体にいいものを選んで料理する、など)
- プライベートの時間(家族との時間、自分の楽しみのための時間、など)
は、先に確保する必要があるのです。
個人事業主・中小企業の社長にとって、「自分の時間」は最高の投資。
個人事業主・中小企業の社長にとって、自分の成長は、組織の成長とほぼイコールです。
こと小さな組織では、トップが成長しないと、組織も全く成長しなくなります。
トップが成長すれば、提供できる価値が上がり、結果、お客様にもプラスになるのです。
「自己投資は、最高の投資である」とも言われますが、本当にその通りなのです。
自分の時間を、真っ先にスケジュールに書き込む。これが仕事にも好影響になる。
自分の時間を確保する方法は、とても簡単&シンプルです。
(何事も、本質というのは、極めてシンプルなものです。)
つまり、「自分の時間を、真っ先にスケジュールに書き込む」
という、たったこれだけです。
そして、「残った時間で仕事をする」のです。
こうすると、必然的に仕事時間が少なくなります。
時間が少ないからこそ、無意識に「どの仕事に集中すべきか?」を取捨選択するようになるのです。
これによって、大事な仕事により集中できるようになり、結果、仕事もうまく回るのです。
(優先順位2)既存客のための仕事
マーケティングの大家:フィリップ・コトラー氏の理論に、こんなものがあります。
1:5の法則
5:25の法則
つまり、「新規客を追うよりも、既存客をフォローするほうが、何倍も売上アップ効果が高い」ということです。
「待ち」ではなく、こちらから「攻め」の提案をしよう。
既存客の対応というと、「既存客から依頼されたことに対応する」というイメージを持たれる方がいらっしゃいますが、それだけではありません。
逆に、「既存客にプラスになる提案を、こちらからどんどんする」という、攻めの姿勢が大切です。
既存客というのは、すでにあなたに、お金を支払っています。
つまり、あなたのサービスの価値を分かっていて、信頼関係があるわけです。
そして、人間の悩みがゼロになることは、ありません。
であれば、「既存客が何に悩んでいるのか?」を予測し、それを解決する方法を提案してあげれば、既存客も嬉しいのです。
「お客様の声」を依頼しよう。
もう一つ、既存客へのアプローチで大事なのが、「お客様の声を依頼すること」です。
お客様の声を増やすことは、ある意味、「未来への投資」と言えます。
あなたも、アマゾンのレビューを見たりすることがあると思いますが、人間は、他社のレビューをすごく気にします。
お客様の声は、「お金を出せば集まる」というものではなく、コツコツ増やしていくしかありません。
だからこそ、大手に比べて資金力に乏しい私たち中小企業・個人事業主には、とても大事な資産になるのです。
なお、お客様の集め方や、効果的なまとめ方は、以下のページでも解説していますので、ご参照ください。
(優先順位3)新規客の集客・獲得
いくら既存客のサポートに全力を尽くしても、100%流出を防ぐことは、不可能です。
顧客は、たとえサービス内容に満足していても、顧客自身の環境の変化などで、やむをえず解約になってしまうこともあるものです。
であれば、継続的に新規客を獲得する必要がありますよね。
ここで大事なのが、「自分が得意なパターンは何か?」を見極めることです。
あなたが得意な集客法は何?
新規客を集客・獲得する、と言っても、方法はたくさんあります。
- ホームページから問合せを獲得する
- 紹介を増やす
- FacebookなどのSNSで信頼してもらう
- ブログで「個」を伝え、絆を深める
- チラシやDMなどの紙媒体を使う
最新のマーケティングノウハウが次から次へと出てきますが、「最新だから効果がある」というものではありません。
あなたが得意なものに集中することが、一番いいのです。
そのためには、数字で判断する癖をつけましょう。
- 今、新規客は、どんなルートで入ってきているのか?
- 今、一番売れている(利益になっている)サービスはどれか?
これらを実際に数字で把握して、貢献度の高い部分に全力投球するのです。
「全部の方法をまんべんなく…」と頑張っても、時間もリソースも足りません。
自分の得意なものを見極め、そこに全力投球しましょう。
(優先順位4)その他の雑務
ここまでの仕事に当てはまらない雑務は、正直、社長が自分でやる必要はありません。
- やめても問題ない仕事なら、思い切ってやめる
- やらなきゃいけない仕事なら、誰かに任せる(事務スタッフさん、外注化、など)
このように、なるべく自分の時間を使わずに済む方法を考えましょう。
まとめ:自分との約束を守ろう
いかがでしたでしょうか。
ここで解説した中で、一番のポイントを挙げるなら、『自分の時間を、真っ先にスケジュールに書き込む』ことです。
そして、その時間は、絶対に守ってください。
ある意味、「自分との約束を守れるかどうか?」が、いちばん重要なポイントと言えます。
人間は、他人との約束は守りますが、自分との約束は破ってしまいがちです。
今日からは、自分との約束を守ることを、徹底してみて下さい。
きっと、あなたの時間の使い方が、ガラリと変わります。
参考になれば幸いです。
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