「PPC(リスティング広告)を設定したのに、検索しても表示されないのですが…」
こういった相談をよく受けます。
実は、PPCは、設定を行っても、必ずしもいつもその広告が表示されるわけではありません。
この原因について解説します。
(要因1)ライバル状況の違い
要因としてあげられるものの1つとしては、地域や時間帯、キーワードごとに、ライバル状況などが異なるからです。
例えば、「離婚 相談 弁護士」と検索された時に広告が出るように設定したとします。
すると、ライバルが少なかったり、弱い場合には、広告が表示されやすくなります。
逆に、ライバルが多かったりする場合には、広告が表示されにくくなります。
これは、簡単に言うと、PPCが「オークション形式」で広告の表示のされ方が決まってくるからです。
PPCの表示順位の原則:オークション形式について
例えば、
・A事務所は、1クリックあたり500円まで出せます
・B事務所は、1クリックあたり400円まで出せます
・C事務所は、1クリックあたり300円まで出せます
と設定していたとします。
この場合、A事務所の広告が一番上に来やすくなります。
グーグルやヤフーとしても、より多く広告費を出してくれるところを、優先して上に上げてあげたいからです。
もちろん、この要因だけで表示順位が決まってくる訳ではありませんが、オークション形式で順位が決まってくるので、ライバルが多い場合には、相対的に見て、広告が表示されづらくなります。
PPCは、配信する地域や時間帯を、細かく設定できますので、
ライバルによっては、「平日の9時~20時の間に、新宿区に広告をたくさん出す」という設定をしているところもあったりするので、
時間帯や地域によって、広告の表示のされ方が異なってくるのです。
(要因2)パソコンやブラウザの影響
また、もう一つの要因として、「検索するパソコンやブラウザによって、出る広告が違う」という点が挙げられます。
これは、グーグルなどの検索エンジンが、そのパソコンやブラウザの過去の検索履歴のデータを集めて、その人にとって最も役立つ広告が表示されるように調整しているためです。
ですので、あなたのパソコンで検索した時と、まったく同じ時間・同じキーワードで検索したとしても、パソコンが違えば、出る広告が異なります。
まとめ
このように、PPCは、いろいろな要因が元になって、広告の出方が変わってきますので、場合によっては、「検索しても広告が表示されない」というケースもあります。
しかし、設定がちゃんと行われていれば、広告自体はしっかり配信されていますので、ご安心頂ければと思います。