先日、ソフトバンクで、iPhoneの機種変更をしました。
その時の営業トークが秀逸だったので、ここでご紹介します。
士業やコンサルタントの方にも、役立つ内容です。
ソフトバンクでの「機種変更時の営業トーク」
以下、ソフトバンクでの機種変更の際の会話を、ご紹介します。
(オプションか、追加料金かかるなら断ろう)
通常の充電器は、フル充電になっても充電が続いてしまい、過充電でバッテリーを傷めてしまうことがあります。
その点、このワイヤレス充電器は~
(以降、ガラスフィルムや、ワイヤレスイヤホンのメリット説明が続く)
で、実は先ほどのお見積りは、これらを含めた値段なんです。
オプションの金額も、仮組みとしまして、先ほどのお見積りに入っております。
ですので、まったく追加料金がかかること無く、これら3つのオプション(ワイヤレス充電器・ガラスフィルム・ワイヤレスイヤホン)を、今日お持ち帰り頂けます。
どうされますか?
人間の心理を見極めた、上手いクロスセル
いかがでしょうか。
人間の心理として、普通は「オプションが追加になる = 追加料金がかかる」と感じるものです。
ですので、オプションが申し込まれる確率は、低くなりがちです。
しかし、上記の営業トークの場合、「オプションが既に付いていて、追加料金がかからない」わけです。
こうなると人間は、逆に「オプションのメリットを手放したくない」という心理が働きます。
結果、オプションの申し込み率(クロスセルの成功率)が上がるわけです。
クロスセルとは?
ちなみに、類語で「アップセル」という用語もあります。
Aという商品を検討している人に「さらに上位版の、A+という商品もありますよ」と提案するのが、「アップセル」です。
そしてこれは、士業・コンサルタントも使えます。
士業・コンサルタントに、この営業トークを応用すると…
例えば、税理士の顧問契約を例に挙げてみましょう。
トークの全体の流れとしては、以下のような流れになります。
- (1)見積もりを提示する(実は、すでにオプション料金が加算されている)
- (2)オプションのメリット・個別料金を説明する
- (3)「追加料金なく、これらのメリットが手に入る」ことを伝える
トーク例を挙げて、順番に解説しますね。
(1)見積もりを提示する(実は、すでにオプション料金が加算されている)
(2)オプションのメリット・個別料金を説明する
(顧客が得られるメリットを、しっかり伝えましょう)
通常は、このオプションは、月額★千円でご提供しています。
当事務所にご依頼いただいている方の、おおむね70%くらいは、この記帳代行も一緒にご利用頂いています。
(3)「追加料金なく、これらのメリットが手に入る」ことを伝える
それはお得な気がしますね。
ですので、先ほどの金額から追加料金がかかることなく、記帳代行サービスも受けていただけます。
どうされますか?
上記のように提案することで、オプション(この場合は、記帳代行)の契約率がアップします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
先ほどは、税理士の顧問契約で例を挙げましたが、どんなものにも応用できます。
ぜひ、あなたの提供サービスに置き換えて、活用してみてくださいね。
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