妻と出会ってから約6年。
ちょうど今日は、11/22(いい夫婦の日)ということもあるので、夫婦円満のために日々心がけていることを、まとめてみました。
夫婦円満の秘訣。私が心がけている5つのこと。
(1)まず、自分を幸せにする
逆説的ですが、まず自分が幸せでないと、パートナーを幸せにすることが出来ない。
強くそう感じています。
「無い袖は振れない」という言葉がありますが、これは、幸せについても同じことです。
自分が幸せでないのに、相手に尽くそうとばかりすると、どこかに「やってあげている感」が出てきます。
- 俺は会社でこんなに頑張っているのに、妻は…
- 私はほとんどワンオペ育児なのに、夫は…
そういう雰囲気が、相手に伝わってしまいます。
「自己犠牲」と「貢献」は違う
私は、「自分から溢れ出た幸せが、周りに広がっていく」と考えています。
人間をコップ、幸せを水のようなものだとイメージしてみてください。
自分のコップが満たされていないのに、周りに分かち合うことは出来ないですよね。
それこそ、「自分が我慢して、分けてあげている」感覚になってしまいます。
そうではなく、まず自分のコップに水を注ぐ。
自分の幸せを満たす。
すると、溢れて周りに広がっていきます。
これが、真の意味での「パートナーへの貢献」だと思います。
自己犠牲と貢献は、違うのです。
幸せは、伝染する
フロリダ・アトランティック大学の教授:ローリン博士(精神生理学社)は、人間から出ている電磁波を研究した結果、次のことを発見したそうです。
心電図が安定している人の電磁波は、周辺の人の脳波を安定させる。
心電図が不安定な人は、他の人の脳波に影響を与えることが出来ない。
~引用:本「超!直感力」~
つまり、「いい気分(幸せな気持ち)は、伝染する」ということです。
事実、偉人たちも、自分を機嫌よくすることの重要性を述べています。
幸福になることは義務である
~アランの幸福論~
人間の最大の罪は、不機嫌である
~ゲーテ~
幸せは、小さなことでいい
「自分を幸せにする」と言っても、大きなことをする必要はありません。
- 自分がワクワクすることを、優先する
- 自分が「やりたい!」と思ったことを、やる
- 自分の心の声に、耳を傾ける
こういった、ちょっとしたことでいいのです。
例えば、以下のような感じです。
- 見たかったあの映画、時間が空いたから、今からを観に行こう
- コンビニ弁当にしようと思っていたけど、行きたかったお店でランチしてみよう
- 今日はカフェで本でも読んでゆっくりしよう
- 次の週末は、自分の趣味に没頭しよう
あなたもぜひ、まずはあなた自身を幸せにしてあげてください。
たまには、自分を甘やかしてください。
それが巡り巡って、パートナーを幸せにしていきます。
(2)相手の幸せは、相手に聞く
先日、妻と結婚記念日をお祝いしました。
その席で話題にのぼったのが、「お互いが、どんな時に幸せを感じるのか?」ということでした。
話してみて初めて分かったのですが、相手が幸せに感じるポイントって、自分では全く分からないんです。
例えば妻は、「自分自身に何かをしてくれた」ことよりも、「自分の大切な人(例えば、妻の両親や友人)に何かをしてくれた」ことのほうに、幸せを感じると話してくれました。
これは、私が全く予想していない答えでした。
「喜ぶだろうと思ってしてあげたことが、そうでもなかったり」ということもありますし、逆に「自分は何気なくやったことが、相手はすごく幸せに感じていてくれたり」するんですね。
『夫は(妻は)、どんな時に幸せを感じるのか?』
ぜひ、聞いてみることをお勧めします。
(3)心配事を共有する
私は、夫婦円満に限らず、人間関係の潤滑油は「会話」だと思っています。
そして、会話で重要なのが、「プラスの話題だけでなく、マイナスの話題も共有する」ことです。
例えば、仕事で嫌なことがあって気分が落ち込むことって、ありますよね。
(私はあります。よくあります。笑)
そういうとき、以前の私は、妻には極力話さないようにしていました。
話しても心配させるだけだし、問題が解決してから話そう。
それが愛だ、と思っていたんですね。
しかし、嫌なことがあったのに、それを隠そうとすると、無意識に態度に出てしまうのです。
ちょっとしたことでイライラしたり、表情が暗かったり。
私がそんな状態だと、妻は当然、心配します。
そして、妻は「私がなんでイライラしているのか?表情が暗いのか?」が分からない訳です。
(だって、私が話していない訳ですから^^;)
そして人間は、分からないことがあると、勝手に妄想してしまうんですね。
「自分がなにか、気に触ることをしたかしら?」とか、「家族団らんの日なのに、不機嫌な態度取らないでよ!」とか。
このようにして、夫婦はすれ違っていくのです。笑
この事に気づいてから、私は、心配事(マイナスの話題)も共有することにしました。
すると、妻との関係性は、逆にどんどん良くなったのです。
これは、「心配事を話すと、相手を不安にさせてしまう」と信じ込んでいた私には、大発見でした。
だって、心配事を話したことで、妻も余計な不安から解消され、私の不安も解消されたのですから。
「話す=放す」である
私が大好きな著者:ひすいこたろうさんの本に、「話す=放す」ということが書かれていました。
悩みを人に話すとスッキリすることって、よくありますよね。
これ、話したことで「悩みを放した」んですね。
実際私も、「仕事でこんな事を言われて、ショックだった」「プロジェクトが思ったように進んでいなくて不安に感じている」のように妻に話すと、スッキリして、解決策が思い浮かびやすくなったりします。
あなたもぜひ、心配事をパートナーに共有してみてください。
ポイントは、「自分がどう感じたのか」の感情もシェアすること
心配事を共有する時のポイントは、「自分がどう感じたのか」の感情もシェアすることです。
- ~~で、不安に感じている
- ~~があって、ショックだった
このように、感情(どう感じたのか?)を外に出すことで、よりスッキリします。
ぜひ、お試しあれ。
(4)「正しい」より「楽しい」
先日、妻がこんなことを話してくれました。
「いろんな育児本とかあるけど、結局、子供と自分が笑っていられるのが一番。正しい方法より、楽しいほうが私に向いてるなぁ」
- 例えば、料理を頑張って、逆に子供との時間が減ってしまうなら、冷凍食品でいい。
- 家事に追われて、絵本の読み聞かせができないなら、家事は後回しでいい。
- 寝かしつけで「早く寝てよ!」とイライラするくらいなら、一緒に思いっきり遊んで疲れて寝たほうがいい。
以前読んだ、小林正観さんの本にも「ただしい人から、たのしい人へ」という言葉がありましたが、妻の話も聞いて、なるほどと感じた次第です。
(5)「違う」ではなく「面白い」
夫婦であっても、価値観がまったく同じ!ということは無いですよね。
例えば私の場合だと、妻とは、映画の趣味がまったく違います。
私は、SFやアクション、ファンタジー(ディズニーなど)の映画が大好き。
一方、妻は、ヒューマン系など、考えさせられる系の映画が大好き。
この違いを、「違う」ととらえるか?「面白い」ととらえるか?は、とても大事だと思います。
話が変わりますが、戦争の原因も、「違う」から来ています。
- 「あの人と、私は、違う」
- 「あの国と、私の国は、違う」
- 「あの宗教と、私の宗教は、違う」
このように、違いに目を向けてしまうと、暗に「私が正しい」という思考に陥ってしまい、相手を受け入れることができなくなります。
そうではなく、「面白い!」と受け止めると、自分の可能性を広げてくれます。
私も、今まではヒューマン系の映画は観たことがなかったのですが、妻のおかげで興味を持ち、そこからいろいろな気付きや学びを得られています。
(余談)コミュニケーションの語源は「共通点を見つける」
ちなみに、「コミュニケーション」という言葉の語源には、「共通点を見つける」という意味があるそうです。
逆に言えば、「違う部分を気にしすぎると、コミュニケーションが成り立たなくなる」とも言えそうですよね。
そういう意味でも、「違う」ととらえるか?「面白い」ととらえるか?は、とても大事だと感じる次第です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事を書いている途中、こんな言葉を思い出しました。
家に帰って、家族を大切にしてあげてください
~マザー・テレサ~
ノーベル平和賞受賞時に、「世界平和のために私たちはどんなことをしたらいいですか」とたずねられた際に答えた一言。
この言葉からも、家族がどれだけ大事なのか?が伝わってきます。
そして、家族の中核にいるのが、夫婦です。
夫婦の関係性は、子供に伝わります。
子供は、親の関係性を見て、パートナーシップを学ぶのです。
幸せな家族で在るためにも、これからも夫婦円満でいたい。
そう思う次第です。
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