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経営理念の必要性。なぜ重要なのか?の7つの理由

経営理念の必要性。なぜ重要なのか?の7つの理由

「経営理念」と聞くと、なんだかボヤッとしていて、必要性を感じない方もいらっしゃると思います。

確かに、経営理念は、様々なマーケティングのテクニックのように、作ったらすぐに効果が発揮されるものではありません。

しかし、経営理念は、確実に「土台」として、その会社(事務所)を支えています。

「砂上の楼閣」という言葉もあるように、土台がグラグラしていては、強固な建物は建てられないのです。

今日は、経営理念の必要性について、解説します。

経営理念の必要性。なぜ重要なのか?の理由×7

経営理念の必要性について、なぜ重要なのか?の7つの理由を解説します。

(1)圧倒的な差別化要因になる

こちらの記事で解説した、Appleの事例にもあるように、経営理念(Why)が明確か?そうでないか?で、最終的な売上に大きな違いが出ます。

経営理念(Why)は、顧客から見た時に「他と違う」「なんだか、こっちの方がいい」という見えない価値を生み出します。

Whyは、HowやWhatと違い、真似することができないものです。

Whatは、簡単に真似されます。
似たような商品やサービスを、より安く提供してくるライバルが、必ず出てきます。

また、Howも真似されます。
マーケティング手法などは、結局はやり方の問題なので、真似しようと思えば真似できてしまいます。

しかし、Whyは真似できません。
表面的に真似したとしても、その根底にあるものはそれぞれの会社や個人で異なるので、真似できないのです。

これが、圧倒的な差別化要因となり、大きな強みになるのです。

(2)「アンテナ」が立ち、目標達成が早くなる

理念が明確になると、アンテナが立ちます。

どういうことか?
例を挙げて、簡単に説明します。

例えば、今日あなたが事務所に来るまで、”赤い車”を何台見たでしょうか?
おそらく、覚えていないですよね。

では、今日あなたが家に帰るまでに、”赤い車”の台数を数えてみて下さい。
“赤い車を見つけよう”と考えながら歩いていると、赤い車が目に飛び込んできます。
そしてあなたは、1台、2台、のように、いくつもの赤い車を見つけるでしょう。

きっと、事務所に来る時も、帰る時も、赤い車は、同じくらいの確率で見ているはずです。
しかし、意識しているか?していないか?で、情報をキャッチできるかどうか?が全然違うのです。

これは、経営理念も同じことです。

「なぜ、その企業が存在しているのか?」が明確になって、「自分はこのために存在しているんだ!」という方向が分かると、その方向に進むための情報が、どんどん目に飛び込んでくるようになるのです。

目標達成のために必要な情報を、逃さずキャッチできます。
新たなビジネスチャンスに気付く確率も、高くなります。

このように、理念が明確になると、アンテナが立って、目標達成が早くなるのです。

(3)いいお客様が増える

不思議なもので、理念を明確に打ち出すと、その理念に共感してくれたお客様が集まってくるようになります。
つまり、あなたの会社にとっての「いいお客様」が増えるのです。

先ほど、Appleの事例を出しましたが、Appleを選ぶ顧客は、無意識に「Think different」という考え方に惹かれています。

「他と違う存在でありたい」
「かっこよくて、クールな人だと見られたい」

こういう人が、こぞってAppleを買い求めます。

このように、経営理念が顧客にも伝わることで、いいお客様がどんどん増えていきます。

(4)やるべきことが明確になり、迷わなくなる

例えば、新しい商品やサービスを出そう!という話になった場合。

Whyが明確じゃないと、やれ「利益率だ」「商品力だ」のような、表面的な話で終わってしまいます。
結果的に、新商品や新サービスを出しても、あまり売れない…。
かえって商品数が増えてしまって管理が大変…、なんていうことにもなりかねません。

しかし、Whyが明確なら、「なぜ、その商品が必要なのか?」「その商品は、自社のWhyを実現するために必要かどうか?」という部分から考え始めることができます。

そして、Whyの実現にふさわしいものだけを選び、そのマーケティングに注力することができます。

このように、Whyが明確になると、やるべきことが分かり、シンプルになり、迷わなくなります。

どんな企業や事務所でも、リソースには必ず限りがありますので、物事をシンプルにして、そこに集中することは、とても大切です。

(5)マニュアル化できない部分に、柔軟に対応できる

今の時代は、変化の時代とも言えるくらい、いろいろなころがどんどん変化しています。
そうなると、マニュアル化しようにも、マニュアル化できない部分も出てきます。

しかし、Whyが明確になっていて、「なぜ自分が働いているのか?」が分かっていれば、どんな状況にも柔軟に対応できるようになります。

詳しくは、後ほど、スターバックスとディズニーの事例を参考にご紹介します。

(6)共通のゴールが見え、従業員(社員)が一致団結できる

今の時代は、変化の時代とも言えるくらい、いろいろなことがどんどん変化しています。

また、人によって価値観は多種多様です。
組織のメンバー(従業員・社員)一人一人が、別々の方向に向かっていては、上手くいかないのは目に見えていますよね。

経営理念が明確になっていれば、皆の共通のゴールが見えるようになります。
すると、そのゴールを目指して従業員(社員)が一致団結できるので、チームビルディングにも役立つのです。

(7)理念に共感した人が集まるので、採用が楽になる

「当社の理念は、●●です」

このように理念をしっかり伝えていくことで、その理念に共感した人が「一緒に働きたい!」と思って集まってきます。

つまり、会社と従業員が目指す方向が同じ、ということです。
これは、2人以上の組織においては、とても大事なことと言えます。

最初から同じ方向を目指して入社してくるので、社員教育もスムーズになり、会社にとっても従業員にとっても、Win-Winの関係が築けます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

この記事を通じて、少しでも経営理念(企業理念)の必要性が伝われば幸いです。

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