上記のような相談を受けることが多いので、今日は、メタキーワードの書き方や、効果について解説します。
SEO対策でお悩みの方は、ぜひご参照下さい。
メタキーワードについて
メタキーワードとは?
ウェブサイトの各ページには、メタキーワードと呼ばれるものを設定できます。
以前は、「メタキーワードを入力することで、上位表示されやすくなる」と言われていました。
(後述しますが、現在は、メタキーワードは検索順位の決定要素にはなっていません)
メタキーワードの書き方
メタキーワードは、ウェブサイトのhead要素内に書きます。
設定したいキーワードを、以下のようにカンマ区切りで入力します。
例えば、「新宿 税理士」と入力したいのであれば、以下のように書けばOKです。
<meta name="keywords" content="新宿,税理士" />
数は、多くても3~4個程度が推奨されています
メタキーワードの確認方法
メタキーワードが設定されているか?確認するには、該当のページで「右クリック⇒ソースを表示」をクリックしてください。
その中に、<meta name=”keywords” content=”~~” />という記述があるか?を確認して下さい。
これがメタキーワードです。
メタキーワードの効果
以前は、「メタキーワードを入力することで、そのページが、どのキーワードで上位表示されてほしいか?を検索エンジン(クローラー)に伝えることができ、上位表示に効果がある」と言われてました。
しかし、現状は、「メタキーワードを設定しても、上位表示には影響しない」ようになっています。
実際、Googleは「検索順位の決定に、メタキーワードの要素は加味しない」と発表しています。
(リンク先は英語です)
>> Google does not use the keywords meta tag in web ranking
つまり、メタキーワードを設定したからと言って、「そのキーワードで上位表示されやすくなる」という訳ではないのです。
なぜ、検索順位の決定要素として加味されなくなったのか?
理由としては、以下のものが考えられます。
(理由1)メタキーワードを悪用する人が増えてしまった
以前は、「メタキーワードを入力すると、そのキーワードで上位表示されやすくなる」効果がありました。
しかし、これを悪用して、メタキーワードにキーワードを詰め込んだりして、検索エンジンが意図しない、過剰なSEO対策が横行するようになってしまいました。
これにより、検索エンジンも「メタキーワードを検索順位の決定要素にするのは、適切ではない」と判断したものと考えられます。
(理由2)検索エンジンが進化し、ページ内容を正確に読み取れるようになった
検索エンジンは、どんどん進化を続けています。
今では、ページ内容を、かなり正確に把握できていると言われています。
つまり、検索エンジンは、メタキーワードがなくても、ページの内容を正確に評価できるようになったのです。
これも、メタキーワードが検索順位の決定要素から外された理由と言えます。
メタキーワードを設定する意味
では、メタキーワードを設定する意味はないのか?
と言うと、私は個人的に、「設定する意味はある」と考えています。
例えば私は、検索ユーザー(いわゆる、ペルソナ)をイメージしながら記事が書けるように、あえてメタキーワードを設定しています。
こうすることで、後日、その記事に追記などする際にも、「あ、こういう人に向けて書いた記事だったな」と思い出せるからです。
なぜ、検索ユーザー(ペルソナ)を意識する必要があるのか?
と言うと、後述する「検索意図」の関係です。
つまり、「上位表示のため」というより、「検索ユーザー(ペルソナ)を明確にイメージして、その人に必要な情報を書いてあげるため」「それが、結果的に上位表示につながるため」に、メタキーワードを設定しています。
では、SEOで大事なのは何なのか?
ここまでで、メタキーワードについて、解説してきました。
つまり、簡単にまとめると「メタキーワードは、検索順位の決定要素ではない」ということです。
では、SEO対策で大事なことは、いったい何なのか?
上位表示するためには、どうすればいいのか?
その鍵となるのが、ズバリ、「検索意図」というものです。
検索意図とは?
(検索ユーザーのニーズ、とも言えます)
つまり、「ユーザーの検索意図を理解して、それにピッタリ合ったページを作る(文章を書く)ことで、上位表示を目指せる」ということです。
検索意図については、以下のページで詳しく解説していますので、合わせてご参照下さい。
>> SEO対策に必須の「検索意図」とは?上位表示するためのコンテンツ作成法
まとめ
メタキーワードは、あくまでサブ的なSEO要素と言えます。
本質は、上述したように、「検索ユーザーにとって、役立つページ(サイト)になっているかどうか?」「検索ユーザーの検索意図を理解し、適切な文章が書けているか?」です。
小手先のテクニックに振り回されず、この本質をおさえて、SEO対策に励んで頂ければと思います。
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