自分自身、起業して約10年。
その間、多くの経営者や士業の方々と出会ってきました。
成功している人の例で言えば、
- 最初は冴えなかったのに、じわじわ成長していく人
- 長期的に成功している人
- 小さい規模の事務所(会社)ながら、自分がやりたいこと・すべきこと・役割に注力し、毎日を充実して過ごしている人
といった方々にお会いしてきました。
逆に、
- 最初は羽振りがよかったのに、いつの間にか消えている人
- 一発屋のように、短期間で終わってしまう人
といった方々もいらっしゃいました。
こういった、いろいろな人との出会いの中で、「成功者の考え方(マインド)の共通点」が見えてきたので、それをシェアしたいと思います。
成功者の考え方。仕事(ビジネス)で結果を出す思考×9
(1)失敗者は「他人優先」、成功者は「自分優先」
「え、逆じゃないの?」と思われた方も多いと思いますが…
実は、成功者ほど、いい意味で「自分優先」です。
有名なビジネス書である「金持ち父さん貧乏父さん」の中にも、「まず自分に支払え」という言葉が出てきます。
まず自分に支払え(要約)
しかし、余ることなんて、ほとんどない。
金持ちになる人は、「まず自分に支払う」ものだ。
これは、お金について話しているが、例えば「時間」も同じです。
- 本を読んで、自分を高めるための時間
- セミナーに参加する時間
- 新たな資格のために勉強する時間
こと士業やコンサルタントは、「自分が商品」とも言えます。
自分磨きをやめた瞬間に、あなたが提供できる価値のレベルも止まってしまいます。
だからこそ、上記のような、自分磨きの時間(自分のための時間)を確保することは、必須と言えます。
また、もっと言えば、プライベートの時間も重要です。
- 家族との時間
- 趣味の時間
- リラックスする時間
こういった、仕事以外の時間が充実しているか?が、仕事の質にも影響してくる。
多くの成功者を見ていると、そういった考え方をしている人が多いように感じます。
(余談)仏教にも、「自分のため」という考え方がある
簡単に言えば、「自分の利益も、他人の利益も、どちらも大事ですよ」ということです。
「無い袖は振れない」ということわざもありますが、私は「自分が充実していないのに、他人に貢献することは難しい」と感じています。
自分が充実していないのに、他人のために頑張ろうとすると、どこか「やってあげている感」が出ます。
これは、真の意味で、貢献とは言えないと思います。
「貢献」と「自己犠牲」は違うのです。
(2)失敗者は、「他人から見た幸せ度」を重視する、成功者は「自分が感じる幸せ度」を重視する
いい暮らし=お金がある暮らし、と思われがちですが、そうではありません。
家族やパートナーシップ、健康、自己実現など、幸せの要素はたくさんあるのです。
自分にとっての「いい暮らし」の基準が分からないと、世の中の勝手な価値観に振り回されて、辛くなります。
フランスのモラリスト、ラ・ロシュフーコーの格言に、こんなものがあります。
我々は、幸福になるためよりも、幸福だと人に思わせるために四苦八苦している
これは、すごく的を得た格言だと思います。
- 幸福だと人に思わせるために、高級車を買う
- 事務所を無理やり拡大しようとする
- 高級レストランでのひと時を写真に撮り、SNSにアップする(リア充だぜ!的な)
それは、自分自身の幸せのためでしょうか?
それとも、「幸福だと人に思わせるため」でしょうか?
「幸福度」などについては、以下の記事も参考になると思います。
>> 幸せって何?こんなはずじゃ…と後悔する前に知りたい7つのポイント
>> 「在り方」を整えて、幸せを引き寄せるコツ
(3)失敗者は「できない理由」を探す、成功者は「できる時間」を探す
できない理由より、できる時間を探そう
これは、私が通っているスポーツジム(エニタイムフィットネス)で紹介されていた一言です。
この一言を見て、私は、「成功者と失敗者のマインド(考え方)を、的確に表してるなぁ」と感じました。
失敗者は、「お金がないから」「今は忙しいから」「~~業界は今、不況だから」など、なにかと「できない理由」を探します。
一方、成功者は、「状況を改善するための時間」を確保します。
- 集客のための、マーケティング施策を考える、それを実行する
- 新たなサービス開発のための時間を作る、それを実行する
- 「これまでやっていなかったセミナーをやってみよう」など、アイデアを考える、それを実行する
これらのように、何かを考えたり、実行するには、当たり前ですが「時間」が必要です。
成功者は、多忙な日々に押し流されるのではなく、自分で意識して時間を確保し、その時間を有効活用している。
これは、結果に大きな違いを生みます。
ちなみに、忙しい中でも時間を確保する具体的な方法については、以下の記事をご参照ください。
(以下の両記事で解説している、「パーキンソンの法則」は、特に大事なポイントです)
>> 忙しくて時間が足りない方へ。余裕を生むコツ×10
>> 仕事と家庭の両立を実現する、たった2つのコツとは?
(4)失敗者は「お金が全てじゃない」と言う。成功者は「お金をフラットに扱う」
上手くいかない人ほど、お金から離れようとします。
お金に興味のないフリをします。
「清貧な自分、お金に振り回されない自分、かっこいい」
みたいな雰囲気を出し始めます。
でも、結局、いつもお金で悩んいます。
逆に成功者は、お金をフラットに扱えます。
出ていく時も、気持ちよく送り出します。
入ってくるときは、無駄に喜ばず、感謝で受け入れます。
以下の記事も参考になると思います。
>> FP直伝!お金の不安を解消する3ステップ+引き寄せマインド×5とは?
(5)失敗者は「お金の量で判断する」、成功者は「仕事の楽しさで判断する」
見かけの受注額だけ見て、自分に合わない仕事を受注してしまうと、悪夢が始まります。
仕事に追われ、納期に追われ、顧客に文句を言われることもあります。
一時的に儲かっても、トラブルになれば、儲かった分は帳消しか、結果マイナスの影響しか残らないこともあります。
「好きこそものの上手なれ」とも言いますが、自分自身が「心からやりたい仕事、ワクワクする仕事」「この人を助けたい!と心から思える人からの仕事」仕事を優先しましょう。
それが、自分の力を120%発揮できて、自分自身も充実感に満たされ、やりがいを持てて、スキルアップにつながります。
次の紹介や追加注文、思わぬ仕事の広がりにつながり、結果、お金も入ってくるものです。
「笑う門には福来る」「和気財を生ず」といったことわざもありますが、楽しそうにしているところに、お金もチャンスも、流れ込んでくるのかもしれませんね。
(6)失敗者は、「構えて、狙って、結局打たない」。成功者は「構えて、打って、狙う」
ビジネス成功の考え方の1つに、「構えて、打って、狙う」というものがあります。
失敗者は、タイミングが来ても、いつまでも行動しません。
構えて、狙って、結局打たないのです。
準備し続けて、タイミングを逃します。
成功者は、とりあえずやってみて、フィードバックをもらいながら、徐々に改善していきます。
「構えて、打って、(それから)狙う」のです。
結局、何事も「やってみないと分からない」のです。
まずは打ってみて、どこに当たるか?確認する。
それをもとに改善して、また打ってみる。
これを繰り返していれば、いつか的の中央にヒットします。
結局、成功と失敗を分けるのは、センスや運ではなく、「トライ・アンド・エラーの数」なのです。
(7)失敗者は「独学」に頼る、成功者は「プロの教え」を請う
独学は、最悪の教師である
これは、アメリカ建国の父とも言われる、ベンジャミン・フランクリンの格言です。
今の時代、ネットに情報は溢れかえっています。
独学で学ぼうとすれば、ほぼ何でも学べるでしょう。
しかし、それは、ものすごい遠回りをすることにもなります。
踏む必要のない地雷を踏むことにもなります。
たとえ有料でも、知っている人(その道のプロ)に教わったほうが、何倍も早く、結果お金も手元に残るのです。
(補足)なぜ、東大の親の子は、東大に入りやすいのか?
私は、この要因は「頭の良さが遺伝した」のではない、と思っています。
頭の良さが遺伝したのではなく、「東大の親は、東大への入り方を知っているから、それを子供に伝えることができる」からこそ、子供も東大に入りやすくなるのです。
簡単に言えば、親が「ゴールまでの道筋を知っている」のです。
これはまさしく、「プロに教えを請うたほうが、成功が早い」ことにもつながると思います。
プロは、ゴールまでの道筋を知っているのですから。
(8)失敗者は「評論家」になる、成功者は「プレイヤー」になる
評論家は、口だけです。
口だけ動かして、行動しなければ、失敗することもなく、傷つかないから楽なのです。
- あの方法は、上手くいかない
- あそこの事務所はどうだ、こうだ
こういった、不平不満を口にしているだけです。
逆に、プレイヤーは、大変です。
チャレンジして失敗もすれば、評論家に色々言われたりします。
でも、結果的に人生が充実しているのは、プレイヤーのほうです。
あなたは、評論家ですか?
それとも、プレイヤーですか?
(9)失敗者はスピリチュアルで「現状維持」する、成功者はスピリチュアルで「次の一歩」を踏み出す
失敗者は、スピリチュアルが示す将来像を盲信します。
「自分は大丈夫」と思い込み、何もせず、結果、スピリチュアルのせいにし、別のスピリチュアルに逃げ込みます。
成功者は、スピリチュアルを、「次の一歩」の判断に役立てます。
例えば、「この出来事の、肯定的な意味は何だろう?」と考え、それを次の一歩に活かすことができます。
(余談)「科学的=絶対正しい」と言えるのか?
とある本で読んだのですが、「科学で証明できる(分かっている)のは、全宇宙の5%程度に過ぎない」そうです。
つまり、「残り95%は、今の科学では説明できないような、摩訶不思議なことだらけ」ということです。
そう考えると、「科学的だから正しい、信頼できる」というのは、ちょっと違和感がある気がします。
(だって、5%しか解明できていないわけですから)
この、残りの95%の中に、私は、「スピリチュアル」などの領域も含まれているのでは?と感じています。
実際、近年の量子力学では、スピリチュアルでよく言われる「引き寄せの法則」を、科学的に証明できるようになってきています。
こういった意味で私は、「スピリチュアル関連の知識にも、ビジネスや人生で活かせるノウハウがある」と思っていますし、それを日々の自分の判断にも活かせるようにしています。
まとめ:成功する人の考え方を真似しよう
マインド(考え方)は、パソコンで言えば、OS(オペレーティングシステム)のようなものです。
いくら最新のソフト(成功ノウハウなど)を使おうとしても、OSが古かったら、動かすことが出来ません。
最悪の場合、パソコンがフリーズしてしまうこともあるでしょう。
そういった意味でも、成功者のマインド(考え方)を知っておくのが大事だと思い、この記事でシェアさせていただきました。
参考になれば幸いです。
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