SEO対策のために、ブログ更新を頑張っている人もいるでしょう。
しかし、やり方を間違えると、いくら頑張ってブログを書いても、上位表示できません
ここでは、上位表示のためのブログの書き方のポイントをお教えします。
SEO対策に役立つブログ更新のコツ×7
(1)最重要なのは、「検索意図に合うコンテンツを作る」こと
SEO対策の話をすると、よく
- 文字数は、何文字くらいにすればいいんですか?
- メタディスクリプションは、どう書けばいいですか?
といった質問をされることがあります。
確かに、SEO解説サイトによっては、
- 文字数は、600字以上がいいですよ
- メタディスクリプションには、キーワードを最低1つずつ含めましょう
のような解説があったりして、いろいろな情報に惑わされてしまうこともあると思います。
しかし、言葉がアレですが、これらは小手先のテクニックに過ぎません。
SEO対策に効く、ブログの書き方の最重要ポイント。
それは、「検索ユーザー(検索する人)にとって役立つコンテンツを作ること」なのです。
より具体的に言えば、「検索ユーザーの検索意図に合うコンテンツを作ること」とも言えます。
どういうことか?
分かりやすく解説します。
検索エンジンは、「役立つページを上位表示させる」のが使命
GoogleやYahooといった検索エンジンは、「役立つページを上位表示させる」のが使命です。
もし、検索しても役立たないページしか出てこなかったら、誰も検索してくれなくなってしまいますよね。
検索しても役立つ情報が見つからないなら、
Facebookとかで友達がお勧めしてる情報を見つけたほうが早いや
そう思われてしまっては、GoogleもYahooも困ってしまうわけです。
だからこそ検索エンジンは、「役立つページを上位表示させる」ように、日々進化を続けているのです。
であれば、SEO対策をする側としても、「役立つページを作る」のが王道と言えますよね。
では、この「役立つ」とは何なのか?
それはズバリ…
「役立つ=検索意図に合っている」
SEO対策で言う「役立つ」とは、ズバリ「検索ユーザーの検索意図に合っている」ということです。
検索意図とは?
簡単に言うと、
- 検索意図に合っているコンテンツ = 上位表示されやすい
- 検索意図に合っていないコンテンツ = 上位表示できない
ということです。
分かりやすいように、例を挙げて解説します。
(例)「会社設立 手順」で上位表示させたいなら?
「検索意図に合う・合わない」のイメージが掴めましたでしょうか?
ちなみに、検索意図については、以下のページでも詳しく解説していますので、ご参照下さい。
>> SEO対策に必須の「検索意図」とは?上位表示するためのコンテンツ作成法
(2)「1ページ1キーワード」にする
SEO対策で重要なのが、キーワードです。
キーワードとは?
(例)「会社設立 必要書類」「相続放棄 期限 いつまで」「障害年金 申請代行」など
ブログを更新する時は、「ブログ記事1ページにつき、1つのキーワードで上位表示を狙う」ことをお勧めします。
これを、「1ページ1キーワード」と呼びます。
(1つのページを、まったく異なる色々なキーワードで上位表示させるのは、難しいからです)
なぜ、1つのページで複数キーワードを狙ってはいけないのか?
なぜ、「1ページ1キーワード」でないとダメなのか?
1つのページを、複数のキーワードで上位表示させることはできないのか?
結論から言うと、不可能ではありませんが、難しいです。
理由は、先ほど解説した「検索意図」にあります。
複数キーワードを狙おうとすると、コンテンツが薄まってしまう…
先ほど解説した通り、検索エンジンは、「検索ユーザーにとって役立つ(検索意図に合う)コンテンツを上位表示させる」のが使命です。
では、1つ例を挙げて考えてみましょう。
例えば、1つのページを
- 遺産分割協議書 書き方
- 遺産分割 兄弟
の2種類のキーワードで上位表示させられるでしょうか?
結論から言うと、「この2種類のキーワードは、検索意図が違うので、同時に上位表示させるのは難しい」と言えます。
それぞれのキーワードの検索意図は、以下のような感じですよね。
検索キーワード | 検索意図 |
---|---|
遺産分割協議書 書き方 | 預金がある場合はどうやって書けばいい? マンションがある場合は? 実印での押印が必要? 相続人が全員集まらないと書けないの? など |
遺産分割 兄弟 | 兄弟とモメないようにするには、どうすればいい? 遺産分割協議には、兄弟だけが参加すればいいの?他に参加すべき人は? どんな割合で分割すればいい? など |
それぞれ、上記のような意図があって検索していると考えられるので、上記のようなニーズを満たせるコンテンツを書いてあげる必要がある、ということです。
このように、意図が違います。
そのため、1つのページで両方の意図を満たせるようにブログ記事を書こうとすると、コンテンツが薄まってしまうのです。
もし、強引に「遺産分割協議書の書き方&トラブル防止の方法も網羅」のようなブログ記事を書いても、効果は薄いのです。
このように、
- 複数キーワードを狙おうとすると、コンテンツが薄まってしまう(網羅的な記事になってしまう)
- 検索ユーザーの意図に合わなくなってしまう
- 上位表示しづらい
ということなのです。
関連キーワードで上位表示されることはあります
誤解しないで頂きたいのは、「1ページ1キーワード = たった1つのキーワードでしか上位表示できない(他のキーワードでは絶対に上位表示されない)」というわけではない、ということです。
実は、「メインの対策キーワードに似た、関連キーワードで同時に上位表示される」ことは、よくあります。
例えば、以下のようなイメージです。
メインの対策キーワード | 以下のような関連キーワードでも、上位表示されやすくなる |
---|---|
遺産分割協議書 書き方 | 遺産分割協議書 書き方 コツ |
相続放棄 期限 | 相続放棄 3ヶ月 |
つまり、「1ページ1キーワード」というのは、「1つのページで狙うメイン対策キーワードは、1つにしましょう」ということです。
相続ホームページの、「1ページ1キーワード」の実践例
もしあなたが、相続ホームページを持っているなら。
「1ページ1キーワード」を実践していくと、サイト全体としては、以下のような構造になっていきます。
上記のように、「1つのブログ記事につき、狙うメイン対策キーワードは1つ」にして、ページを増やしていけばいいのです。
(コンテンツの内容は、検索意図に沿ったものにすることをお忘れなく!)
ドメインパワーが上がると、複数キーワードでも上位表示できるようになる
ちなみに、この「1ページ1キーワード」で継続的にブログ更新を続けていくと…
なんと、1ページで複数キーワードで上位表示させることも可能になります。
良質なページが増えていくと、ドメインそのもののパワーが上がっていきます。
ドメインとは?
- ~~.com
- ~~.net
- ~~.jp
などのこと
ドメインパワーとは?
「そのドメイン(ホームページ)が、検索エンジンにどれくらい信頼されているか?」といったイメージです。
つまり、「ドメインパワーが高い=検索エンジンに信頼してもらえている」ということです。
メイン対策キーワード | ドメインパワーが上がると、それ以外の以下のようなキーワードでも上位表示されやすくなる |
---|---|
遺産分割 | 遺産分割協議書 書き方 遺産分割 トラブル防止 遺産 分け方 遺産分割とは など |
あなたもぜひ、ブログ記事を更新し、ドメインパワーを高め、複数キーワードでの上位表示を目指してみて下さい。
(3)ブログタイトルにキーワードを含める
ブログ記事のタイトルには、「そのページで狙っているメイン対策キーワードを含める」ようにしましょう。
例えば、あなたが「離婚 養育費 請求」で上位表示させたいとします。
この時、上位表示しやすいブログタイトルは、次の2つのうち、どちらでしょうか?
クイズ!どちらのタイトルが上位表示に有利でしょうか?
- 養育費を貰いそこねないコツ
- 離婚の養育費:正しい請求の仕方
正解は、後者の「離婚の養育費:正しい請求の仕方」のほうです。
このブログタイトルには、狙っているメイン対策キーワードである
- 離婚
- 養育費
- 請求
が、すべて含まれていますよね。
前者のブログタイトルには、「養育費」しか含まれていません。
検索エンジンは、そのページのタイトルを、検索順位の評価基準の1つにしているので、ここにキーワードを含めるのは、とても大事なのです。
(4)クリックしてもらいやすいブログタイトルにする
検索ユーザーは、検索結果の画面を見て、「どのページを見ようかな?」と比較しています。
この時、検索ユーザーに見えるのは、「ブログタイトル」です。
当たり前ですが、ブログの内容は、検索結果をクリックしてからでないと、読んでもらえないのです。
つまり、「ブログタイトルで目を引けるか?」「読んでみたい!と思ってもらえるか?」で、アクセスが増えるかどうか?が大きく違ってくるのです。
ブログタイトルは、本の背表紙のようなもの
クリックしてもらいやすいブログタイトルの例としては、例えば以下のようなものが挙げられます。
ビフォー | アフター(クリックされやすいように改善した例) |
---|---|
会社設立の必要書類 | 【完全保存版】会社設立の必要書類11種の書き方を解説 |
障害年金申請で失敗しないために | これを間違えると受給できない。障害年金申請のよくある失敗例と解決策 |
飲食店の節税のコツ | 繁盛飲食店の節税対策とは?3つのコツを専門家が解説 |
ちなみに、ブログタイトルの付け方については、以下の記事も参考になると思いますので、ご参照下さい。
>> 読まれる!ブログタイトルの付け方:11の鉄板テンプレ&事例も紹介
(5)関連記事にリンクする
そのブログ記事を読んだ人が、「これも読みたい!」と思う別の記事を案内してあげることも、重要です。
人間の悩みには、終わりがありません。
1つの悩みが解決されると、次は別の悩みが出てくるものです。
これはつまり、「1つの検索意図が満たされると、それに関連して、また別の情報を知りたくなる」ということでもあります。
関連記事にリンクして、このニーズを満たしてあげることで、SEO効果を高めることができるのです。
実際、当社のクライアントでも、記事の内容はまったく変えずに、関連記事へのリンクを付けただけで、以下のようにアクセスが増えた(上位表示できた)事例もあります。
一例を挙げると、例えば「障害年金の初診日要件」のページを読んだ人は、「初診日の調べ方」も気になるでしょう。
であれば、「初診日の調べ方」についても別のページで書いてあげて、そのページにリンクしてあげればいいのです。
(6)中学1年生でも分かる文章で書く
言葉がアレですが、検索ユーザーは、あなたの専門分野について、素人レベルの知識しかありません。
(だから検索して調べているわけです)
だからこそ、分かりやすい文章で書いてあげる必要があります。
例えば、
- 専門用語を使わない
- 注釈をつけたりして分かりやすくする
といったこともポイントです。
イメージとしては、中学1年生でも理解できるくらいの文章で書くのがお勧めです。
(人間は、普段接していない業界の話は、中学1年生くらいの理解レベルだと言われているからです。)
(7)画像なども挿れて、分かりやすくする
これは、私の予想ですが、Googleなどの検索エンジンは、近い内に「分かりやすさ」という指標を、検索順位の決定要因に加えてくるように思います。
なぜなら、検索エンジンの使命は、「役立つページを上位表示させる」ことだからです。
つまり、「読む人に優しい、分かりやすい記事は上位表示させたほうがいい!」となっても、おかしくないですし、むしろ自然です。
例えば、
- ページ滞在時間
- 精読率
など、いろいろな指標をベースに「分かりやすさ」を判断してくる可能性も、十分にあります。
であれば、画像なども挿れて分かりやすいコンテンツにしたほうが、将来的なSEO効果も高まり、上位表示にプラスになるはず。
私はそう考えています。
検索ユーザーにとって分かりやすくなる(検索意図を満たせる)なら、
- 画像
- 動画
なども積極的に入れて、分かりやすさを追求していきましょう。
SEO対策・ブログ更新に関する、よくあるご質問
メタキーワードやメタディスクリプションの設定は、どうすればいいですか?
ブログ記事を書いていると、
- メタキーワード
- メタディスクリプション
の設定方法で悩む方も、いらっしゃると思います。
こちらについては、以下の記事で詳しく解説していますので、ご参照下さい。
>> メタキーワード&メタディスクリプションの疑問に終止符。書き方や効果など徹底解説
ブログ記事の文字数は、1記事あたり何文字くらいにすればいいんですか?
こちらも、頂くことが多い質問です。
結論から言うと、「文字数自体が重要なのではなく、検索意図を満たせているか?が重要」と言えます。
詳しくは、以下の記事もご参照下さい。
自分のページのほうが詳しい(文字数が多い)のに、それより薄い(文字数が少ない)サイトが上位表示しているのは、なぜですか?
SEOの指標は数多くあるので、一概には言えませんが、1つ考えられるのは、「ユーザーの検索意図からズレた内容が含まれてしまっていて、コンテンツが薄まっている可能性がある」ということです。
いくら文字数が多い(自分自身では「詳しい内容だ!」と思っている)ブログ記事だったとしても、検索ユーザーの意図に合わない余計な情報が含まれていたとしたら、それは逆効果です。
なお、検索意図を見極めるには、「共起語」に着目することもお勧めです。
共起語については、以下のページで解説していますので、ご参照下さい。
>> SEOで重要な「共起語」とは?ポイントと検索ツール×2もご紹介
自分のホームページには、ブログ機能がありません。どうすればいいでしょうか?
ブログを更新していく時には、使いやすいツールを導入することをお勧めします。
例えば、WordPressなどのCMSを組み込むのもお勧めです。
無料ブログはお勧めできない
無料ブログには、以下のようなデメリットがあるからです。
- 広告が表示されてしまう
- 規約によって、やれることが制限されてしまう(場合がある)
詳しくは、以下の記事もご参照下さい。
まとめ
SEOに効くブログ更新のポイント、いかがでしたでしょうか。
簡単に言えば、ビジネスもSEOも、「顧客思い(顧客のニーズを満たせる)の人が勝つ」ということです。
ぜひ、これらのポイントを参考に、ブログ更新を頑張ってみてくださいね。
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