士業のホームページにおいて、「代表挨拶(代表プロフィール)」のページはとても重要です。
士業は、言ってみれば「人が商品」のビジネスですので、お客様も「その先生がどんな人なのか?」をよく見ています。
実際、下の画像にもあるように、弊社のクライアントのホームページでも、「代表挨拶」のページは、お客様によく見られる人気コンテンツ第3位に入っています。
ここでは、「代表挨拶のページに載せるべき5つのコンテンツ」についてまとめます。
代表挨拶(代表プロフィール)に載せるべきコンテンツ×5
(1)写真
写真は、士業ホームページにおいて必須のコンテンツです。
写真を 載せるだけで「どんな先生なのか?」という雰囲気を伝えることができます。
また、お客様を安心させる効果もあります。
まれに、似顔絵がのっていたり、私服の写真が掲載されている場合がありますが、反応が下がりますので気をつけましょう。
- スーツ姿
- カメラ目線
- 笑顔
この3つに気をつけて撮影しましょう。
なお、デジカメなどでご自身で撮影するのではなく、やはりプロのカメラマンに撮影してもらうことをお勧めします。
光の加減などで、印象が全く変わってしまいます。
しっかりした写真を載せておくことで、お客様にも「ちゃんとした事務所だ」と感じてもらうことができます。
士業のホームページに載せるべき写真については、以下の記事もご参照ください。
>> 士業がホームページに載せるべき写真×9。事務所を見える化して問合せ率アップ!
(2)苦労話
たんたんと自己紹介が書いてあっても、お客様には響きません。
人間は、「苦労話に共感する」ものです。
多くの映画やドラマ、創業者のストーリーなども、「苦労話」があるからこそ共感でき、面白いのです。
(最初から最後まで、主人公が全く苦労せずに成功ばかりの映画があったとしたら、あなたも見たくないですよね)
あなたも、これまでにいろいろな苦労があったと思います。
- 試験の時の苦労
- 独立開業の時の苦労
- 仕事をしている上での苦労
こういった苦労話を、自己紹介の中に書きましょう。
(3)理念、その理念に至った理由
あなたには、それぞれに理念があると思います。
理念は、代表挨拶のページに書くのがベターです。
まれにトップページの一番上に理念がデカデカと書かれているホームページを見かけますが、これはマイナスになります。
ホームページを見たばかりのお客様は、残念ながらまだ、その事務所の理念を読みたいわけではありません。
(あなたも、見ず知らずの人に「私の理念は~」といきなり話しかけられたら、困惑しますよね。それと同じようなイメージです。)
お客様が最初に知りたいのは「自分(お客様自身)が得られるメリット」です。
つまり、「ここの事務所は、自分の悩みを解決してくれるのか?」です。
ですので、まずは
- 事務所の特徴や強み
- 今までの実績
- 社会的証明(お客様の声など)
といったコンテンツを掲載し、お客様に「あ、この事務所は自分の悩みを解決してくれそうだ」と感じてもらう必要があります。
その後、お客様が「ところで、どんな先生がやっているんだろう?」と思って代表挨拶のページを見た時に理念が書かれていると、「この先生なら信頼できそうだな」と感じてもらうことができ、お問い合わせにつながる。
こういう流れを作ることが大切です。
理念はいきなり伝えても、お客様には響きません。
代表挨拶のページで伝えることで、お客様の信頼を得ることができます。
なお、理念については、以下の記事も参考になります。
>> 経営理念の作り方。明確な”Why”は、圧倒的な差別化要因になる!
>> 経営理念が果たすべき、3つの仕事とは?プロに聞いたポイントをシェアします
(4)事務所名の由来など、「感情的に」伝えたいこと
理念と同じように、例えば「事務所名の由来」なども、代表挨拶のページに書くのがベターです。
これも先程と同様、トップページの目立つところに事務所名の由来などの「感情に訴えかける」コンテンツを書いてはいけません。
お客様が最初に知りたいのは「自分が得られるメリット」です。
それを伝えた後に、感情に訴えかけるコンテンツ、という流れがベターです。
(5)経歴、資格
あなたの経歴や、資格も代表挨拶のページに書いておくことをお勧めします。
他にも、
- 出身地
- 居住地
- 学歴
- 職歴
なども書いておくと、共通点のあるお客様に親近感を感じてもらえます。
(例えば、「出身地が一緒」というのは、親近感を感じてもらいやすくなります)
また、士業以外の資格をお持ちの方もいらっしゃると思います。
その資格も、ここに書いておくことをお勧めします。
(日本人は、「資格を持っている人=信頼できる」という感覚が強いので、効果的です)
「資格」は、ただ書くだけでは意味がない
まとめ
なにげない代表挨拶(代表プロフィール)のページですが、前述したように、書き方や内容など、ポイントが複数あります。
- (1)写真
- (2)苦労話
- (3)理念、その理念に至った理由
- (4)事務所名の由来など、「感情的に」伝えたいこと
- (5)経歴、資格
あなたもぜひ、これらのコンテンツを取り入れてみてくださいね。
参考になれば幸いです。
なお、以下の記事でも「プロフィールの書き方」を解説していますので、合わせてご覧ください。