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ホームページの直帰率が高い?でも安心していいケース×5

ホームページの直帰率が高い?でも安心していいケース×5
私のホームページ、直帰率が高いのですが、どうすればいいでしょうか?

先日、当社のお客様から、上記のようなご相談を受けました。

結論から申し上げますと、このお客様の場合、「パッと見ると、直帰率が高いように思えるが、実は心配しなくて大丈夫」という状況でした。

(実は、こういった「実は心配しなくて大丈夫」なケースは、以下にご紹介するように、結構あるのです)

今日は、

  • 直帰率の正しい見方
  • 直帰率が高くても、安心していいケース(ホームページ自体には、問題がないケース)

について、解説します。

直帰率とは?

確認の意味も含め、直帰率とは何か?について、最初に説明しておきます。

直帰率とは?

ホームページ内の、1ページしか閲覧されなかったセッション(アクセス)の割合
簡単に言えば、「1ページだけ見て帰っていってしまった割合」とも言えます。

図にすると、以下のようなイメージです。
直帰のイメージ

まず、直帰率の平均値(目安)を知っておこう

直帰率が高いのか?低いのか?を判断するには、まず、平均値(目安)を知っておく必要があります。

一般的に、ホームページの直帰率の平均値は、以下のようになっています。

ブログ 70~90%
ランディングページ 70~90%
※LPの場合、サイトの構成上、90%超えもザラ。
通常のホームページ 50~70%

詳しくは後述しますが、この表にあるように、

  • ブログ機能が含まれるホームページ
  • ランディングページ

というのは、構造上、直帰率が高くなりがちなのです。

あなたが見ている「直帰率」、実は間違っています

多くの人は、グーグルアナリティクスで、ホームページの直帰率を計測しているものと思います。

ここで注意してほしいのが、「グーグルアナリティクスでパッと見えるのは、全ページの直帰率の平均値である」ということです。

どういうことか?
具体例を挙げて見てみましょう。

当社クライアントの場合(直帰率89%と表示されているが、実は…)

例えば、以下は、当社クライアントのグーグルアナリティクスのデータです。

多くの人は、これと同じように「オーディエンス⇒概要」の箇所の直帰率を見ていると思います。

直帰率に対する誤解:Googleアナリティクスの値に惑わされないで!

確かに、ここの値だけ見ると、「88.82%」になっていて、直帰率が高い気がしますよね。

しかし、ここの値は、「自分のホームページ内の、全てのページの直帰率を平均した値」なのです。

各ページの直帰率を個別に確認するには、「行動⇒サイトコンテンツ⇒すべてのページ」を見てください。

すると、以下のような画面が出てきます。

Googleアナリティクスの「行動⇒サイトコンテンツ⇒すべてのページ」を確認

上図を見ると、ブログページ(モザイクになっているページ)は直帰率が高い(90%以上)になっていますが、例えばトップページは、「49.05%」になっていますよね。

このように、ページごとに見てみると、「なんだ、トップページは直帰率が低いんだ」ということが分かるのです。

あなたも、直帰率の平均を見て焦るのではなく、各ページの個別の直帰率を見る癖をつけていただければと思います。

直帰率が高くても、安心していいケース×5

それでは、ここからは、「直帰率が高くても、安心していいケース」をご紹介します。

ホームページの直帰率が高い?でも安心していいケース×5(ホームページ自体には、問題がないケース)

(1)反応(コンバージョン)が取れている場合

ホームページから、

  • 問合せ
  • 無料相談の申込み
  • メルマガ登録
  • セミナー参加申込み

など、反応(コンバージョン)が取れているのであれば、直帰率が高くても、安心して大丈夫です。

ホームページの最大の目的は、「反応を取ること」です。

直帰率は、1つの判断基準に過ぎず、「直帰率を下げること」が目的ではないですよね。

直帰率よりも大事なのは、「文章で、あなたの価値が伝わっているか?」

当社では、クライアントのホームページに何かしらのアドバイスをする時、「直帰率が高いか?低いか?」を、あまり気にしません。

(もちろん、1つの判断基準として見ることはありますが、「直帰率が下がる=問合せが増える」とは一概に言えないため、あくまで参考程度に見ている感じです)

では、どこを重点的に見ているのか?と言うと、「文章内容」です。

具体的に言えば、「文章で、あなたの価値が伝わっているか?」です。

人間は、「得られる価値 > 支払う値段」と感じた時に、行動を起こす(つまり、買う)ものです。

つまり、文章で、あなたの価値を最大限伝え、「お値段以上ですよ」ということを伝える必要がある、ということです。

詳しくは、以下の記事でも解説していますので、ご参照ください。

>>コピーライティングのコツ。「すごそうに見えるか?」 という考え方が大事。
>>ホームページに何を書くべき?商品(サービス)説明より大事なこと

(2)ランディングページになっている場合

ランディングページというのは、「縦長1ページだけのホームページ」のことを指します。

ホームページと、ランディングページの、構成の違い

上図にように、ランディングページは、1ページしかありません。

そのため、ランディングページを見に来た人の行動としては、

  • 何かしらの申込みをするか?(問合せ、無料相談の申込み、メルマガ登録、など)
  • ページを閉じるか?(つまり、直帰)

のいずれかしかない、ということになります。

※行動が「申し込むか?ページを閉じるか?」に限定されるので、申込み率(問合せ率)を高めやすい、というメリットもあります。

これはつまり、直帰率が高まりやすい、ということです。
(これは、ランディングページの構造上、仕方のないことなのですね)

前述したように、ランディングページの直帰率は、70%~90%、あるいは90%を超えることもザラにあります。

そのため、あなたのホームページがランディングページ型になっているのであれば、直帰率が高くても心配しなくてよい、と言えます。

ランディングページから問合せが来ない時は?

ランディングページから問合せが来ない場合、「文章がお客様に刺さっていない」ことが主な原因になっていることが多いです。

文章の書き方(コピーライティング)のコツは、以下でも解説していますので、ご参照ください。

>>その文章、顧客に刺さってる?HPのターゲティングを尖らせる方法
>>強みの書き方:誰でも5ステップでできる実践例を紹介

(3)ブログを更新している場合

ホームページにブログが組み込まれている場合、直帰率が高くなりやすいです。

なぜなら、ブログページを見る人というのは、そのページだけ見て「タメになった!」と思ってページを閉じてしまう人が多いからです。

ブログは、記事1つだけ見て「タメになった!」と思ってページを閉じてしまう人も多い

そのため、ブログページだけ見ると、直帰率が90%以上、ということも、よくあります。

ブログページだけ見ると、直帰率が90%以上、ということも、よくある

検索してブログページに辿り着く人というのは、一般的に「情報収集したい人」であることが多いのです。

つまり、まだ「申込み(問合せ、無料相談、メルマガ登録、セミナー参加、など)を検討していない」段階なので、他のページも見てくれる確率が低いのです。

しかし、ブログページは直帰率が高くても、他の主要なページ(例えば、トップページなど)の直帰率が低いのであれば、心配しなくていいケースと言えます。

以下の記事も、参考になると思います。

>>ホームページとブログは、役割が違う。集客に効く使い分けを解説。

ブログページから、主要ページへの導線を作ってあげよう

ブログを更新しているなら、各ブログ記事の最下部に、主要ページへの導線を作ってあげると効果的です。

例えば、以下のようなイメージです。

ブログページから、主要ページへの導線を作ってあげよう

こうすることで、そのブログ記事を読み終わった人が「これも見てみよう」とクリックしてくれるようになります。

結果、問合せなどが増え、直帰率も下がります。

(4)ディスプレイ広告を使っている場合

PPC(リスティング広告)のうち、「ディスプレイ広告」を使っていると、直帰率が高くなってしまう場合があります。

※PPCについては、以下の記事も参考になると思います。

>> PPC(リスティング広告)って何?な人もすぐ分かる!初心者向け解説

ディスプレイ広告とは?

PPC(リスティング広告)には、「検索広告」と「ディスプレイ広告」の2種類があります。

PPC(リスティング広告)とは?大きく分けて2種類ある

検索広告の特徴

「検索広告」は、「何かしらの目的をもって検索してきた人に対して、広告を出す」手法です。

つまり、「申込む(買う)気がある人」であることが多く、ホームページをよく見てくれる傾向にあります。

結果、直帰率が低くなりやすいのです。

ディスプレイ広告の特徴

「ディスプレイ広告」は、広告配信の設定時に、自分でターゲットを決めます。

(例)「相続関連のページを見ている人に、広告を出す」など

前述の検索広告とは異なり、こういった人は、「その時点では、まだ情報収集段階であり、専門家に相談したりする気持ちがない」こともあります。

そのため、仮に広告をクリックしてホームページに訪れたとしても、すぐ帰ってしまう(つまり、直帰してしまう)ことも多いのです。

結果、直帰率が高まりやすい、ということです。

(注意!)ディスプレイ広告がダメだ、ということではなく、性質上そういうものだ、ということ

上記の説明だけを見ると、「検索広告のほうが良さそうだ」と思われるかもしれませんが、一概にそうとも言えません。

ディスプレイ広告も、設定しだいで、以下のように、検索広告よりも高い反応を獲得できるのです。

ディスプレイ広告も、設定しだいで、以下のように、検索広告よりも高い反応を獲得できる

前述しましたが、ここでも大事なのは、「直帰率が高いかどうか?」ではなく、「反応が取れているか?」です。

ディスプレイ広告は、性質上、どうしても直帰率が高くなりがちですが、反応が取れていれば、その広告設定は正しい、と言えるのです。

意図せず、ディスプレイ広告が出てしまっている場合があるので注意

Google広告の場合、検索広告と一緒に、意図せず、ディスプレイ広告も配信されてしまっている場合があるので、要注意です。

確認するには、Google広告の管理画面で、「該当のキャンペーン ⇒ 設定 ⇒ ネットワーク」の箇所を見てください。

「該当のキャンペーン ⇒ 設定 ⇒ ネットワーク」の箇所を確認

ここの「ディスプレイネットワーク」にチェックが入っていなければ、検索広告のみの設定になっています。

ディスプレイ広告を使いたくない倍には、「ディスプレイネットワーク」のチェックを外しておきましょう。

(5)Google広告の「スマートアシストキャンペーン」を使っている場合

Google広告(旧:Googleアドワーズ)には、「スマートアシストキャンペーン」という機能があります。

簡単に言えば、「リスティング広告の設定に慣れていない、初心者向けの機能」です。

スマートアシストキャンペーンだと、勝手にディスプレイ広告が表示されてしまうことがあります。

前述のとおり、ディスプレイ広告は上手く使いこなせないと、反応(コンバージョン)が取れず、直帰率が高まりやすかったりします。

Google広告の画面右上の「ツール」の箇所で、「エキスパートモードに切り替える」をすると、スマートアシストキャンペーンを解除できます。

Google広告は、「スマートアシストキャンペーン」ではなく、「エキスパートモード」に切り替えて使おう

スマートアシストキャンペーンは、その性質上、細かな設定ができず、分析や改善がしづらいので、当社はお勧めしていません。

Google広告を使う時は、「エキスパートモード」に切り替えてから使うことをお勧めします。

まとめ

何度もお伝えしますが、直帰率は、「反応を取るための、判断基準の1つ」です。

直帰率も確かに大事な数値の一つではありますが、そこだけにとらわれず、「反応を高めるには、どうすればいいか?」という視点を、常に忘れないでくださいね。

参考になれば幸いです。

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