ホームページは、ある程度の知識やツールなどがあれば、自分で作ることもできてしまいます。
ただ、自作している場合にやってしまいやすい失敗というのも存在します。
今回は、「ホームページを自分で作る時にやってしまいがちな、8つの失敗例」についてお話させていただきます。
ホームページを自作する時に気をつけてほしい、8つの失敗例
(1)「刺さる文章」が書かれていない
ホームページの集客力を大きく左右するのは、デザインではありません。
「どんなツールを使うか?」でもありません。
ずばり、「文章」です。
お客様は、ホームページに書かれている文章を読んで、事務所同士を比較しています。
つまり、文章を読んだお客様に「この事務所にお願いしたい!」と思ってもらう必要がある、ということです。
そのためには、ただ単に文章を書くのではなく、「ベネフィットライティング」などのテクニックが重要になってきます。
文章作成テクニックについては、以下のページで詳しく解説しています。
ぜひご参照ください。
>> ホームページに何を書くべき?商品(サービス)説明より大事なこと
>> 強みの書き方:誰でも5ステップでできる実践例を紹介
(2)各ページのタイトルにキーワードが入っていない。
一つ目は、「各ページのタイトルにキーワードが入っていない」という失敗です。
SEOを意識してのことですが、キーワードをタイトルに含めることで、上位表示されやすくなる効果があります。
例えば、トップページを「新宿 税理士」で上位表示させたいのであれば、タイトルは
- 東京都新宿の~~税理士事務所
のようにすることをお勧めします。
ホームページを自分で作った場合によくあるのは、
- ~~税理士事務所:(タイトルが事務所名だけになってしまっている)
- HOME:(タイトルに事務所名も入っておらず、ただ「HOME」や「トップページ」のようになってしまっている)
といった失敗は数多く見受けられますので、ご注意ください。
合わせて、以下の記事もご参照ください。
(3)メニューの位置を、好みで決めてしまっている。
二つ目は、「メニューの位置を好みで決めてしまっている」というものです。
メニュー、特にサイドメニューの位置は、そのホームページの目的によって向き不向きがあります。
士業の集客にお勧めなのは、「左サイドメニュー」です。
人間がホームページを見る目線の動きを考えると、左サイドメニューの方が成約率(お問い合わせ率)がアップする傾向にあります。
詳しくは、下記の記事もご参照ください。
>> ホームページの目的に合わせた、最適なサイドメニュー位置とは?
(4)お知らせや新着情報が目立つ
トップページでよくやってしまいがちなのが、「事務所からのお知らせ」や「新着情報(What’s New)」などを目立たせてしまうことです。
お知らせや新着情報は、目立たせてしまうと、逆に集客効果が落ちてしまう傾向にあります。
あなたの事務所に依頼を考えているお客様は、「事務所からのお知らせ」よりも、その事務所の特徴や、お客様の声などの社会的証明コンテンツを読みたいと考えています。
お知らせは、お客様が真っ先に知りたい情報ではないので、あまり目立たせないほうが良いのです。
詳しくは、下記にも紹介しております。
>> 注意!ホームページの反応率を下げてしまう3つのコンテンツ
(5)デザインが素人っぽくなってしまう
デザイン面でも、注意が必要です。
WEBデザインは、画像作成や画像加工などの知識が必要になってきますので、慣れていないとどうしても「素人っぽさ」が出てしまいます。
手作り感が出てしまっているホームページは、やはり成約率(お問い合わせ率)が下がってしまう傾向にあります。
信頼性という意味でも、デザイン面は重要ですよね。
特に、ヘッダー画像など、重要な箇所の画像は、WEBデザイナーの方にお願いしてそこだけ作ってもらうだけでも、かなり印象は違ってきます。
あなたの友人にWEBデザインが得意な方がいれば、その方にお願いするのもひとつの方法です。
ただ、とりあえず綺麗に作ればいい、というものでもありません。
集客を意識している場合、デザイン面でも
- どんなサービスを提供しているのか?が分かる
- お客様の属性に合わせた色使い
などの注意すべきポイントがあります。
(6)安さにこだわりすぎる
ホームページを自分で作ろうとすると、どうしても「なるべく費用を抑えよう」と、安さを追求してしまう場合があります。
ただ、あまりに安さを追求し過ぎると、後々になって後悔してしまったり、逆にコストがかさんでしまうことがあります。
例えば、無料ブログを使われている方もいらっしゃいますが、無料であるがゆえに機能が制限されており、やりたいことができない場合も多々あります。
場合によっては、ブログサービス側の規約変更で、急に使えなくなってしまい、またイチから作り直し…という例もあります。
作りなおすには時間もかかりますので、時間的なコストもかかってしまうようになります。
最初に多少コストがかかっても、最終的に集客できるようになれば、ホームページの作成費はすぐにペイできます。
自作する場合にも、最低限かけるべきところには、お金をかけた方が上手くいきやすいのです。
以下の記事もご参照ください。
(7)ツール(HP制作ソフト)にこだわりすぎる。
色々なツール(HP制作ソフト)を使っている方をまれにお見かけしますが、これも要注意です。
基本的に、ツールの違いでは、集客力にそこまで差は出ません。
ツール選びで悩んだ時には、使いやすさを最優先で考えることをお勧めいたします。
高機能すぎても使いこなせない場合もあるので、ご自身の技術力に合わせた、使い勝手の良い物を使っていくことをお勧めいたします。
(8)一から勉強しようとする。
まれに、ドメインの取得からサーバーの設定、最終的なデザインまで、全部ご自身でやろうとする方をお見かけします。
これも、ホームページ制作会社を立ちあげたいのであれば必要かもしれませんが、集客したいだけであれば、ご自身の作業範囲はなるべく絞ったほうが良いです。
初期設定はホームページ制作業者に任せるとか、格安の自分で更新できるホームページを使ったほうが、より早く、安く、良いものを作ることもできてしまいます。
デザインも、もし自分でやろうとするならば、市販のテンプレートなどを元に作ったほうが、費用対効果は高くなります。
すべてを自分でやろうとせず、効率化できるところは、どんどん効率化していきましょう。
まとめ
以上8点、あなたは当てはまるものはなかったでしょうか?
もし当てはまるものがあれば、少しずつでも、ぜひ改善していただければ幸いです。
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