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ホームページで集客できない?その根本原因は、コレです

ホームページで集客できない?その根本原因は、コレです

ホームページで集客できない原因として主に挙げられるのは、

  • ホームページの文章が魅力的じゃない(つまり、ホームページの反応率が低い)
  • アクセス数が少ない(SEOやPPCの実施が必要)
  • アクセスの質が悪い(狙ったキーワードでのアクセスが集められていない)

といったものがあります。

しかし、これらを改善しても、全く集客できない場合もあります。

今日は、ホームページで集客できない場合の、根本原因についてお話します。

そもそも、ホームページ集客と相性の悪いものがある

  • アクセスはあるのに、集客できない…
  • なかなか売上アップできない…

こういった場合、その大きな理由の1つは、「そもそも、集客しようとしているサービスが、ホームページで集客しづらい(集客できない)。つまり、相性が悪い」からです。

こと、士業・コンサルタントの業界には、「ホームページ集客と相性が悪いサービス(業務)」が、結構あります。

例えば、次に挙げるようなサービスは、ホームページで集客できない(集客しづらい、相性が悪い)ことが多いので、注意が必要です。

ホームページで集客できないサービス(業務)の代表例×9

※以下に挙げるのは、あくまで一例です。
地域等によっては、ホームページで集客できる可能性もあります。

ホームページで集客できない(しづらい)サービス・業務の代表例×9

(1)大企業向けのサービス(業務)

例えば、

  • デューデリジェンス
  • 監査
  • IPO支援

など。

こういった、比較的規模の大きな企業向けのサービスは、ホームページ集客と相性が悪いことが多いです。

なぜなら、こういった比較的大きな企業は、

  • すでにお抱えの税理士がいて、そこに相談してしまう
  • お抱えの税理士に紹介された会計士やコンサルタントに相談してしまう

といった流れが多いと思われ、「ネットで検索して問合せてくる」可能性は低いと考えられるからです。

こういった場合、もしホームページを活用するのであれば、例えば、

  • 『監査・デューデリジェンスといった大企業向けのサービス解説を載せ、営業は直接営業を主体として、営業後に見てもらうためのホームページをして使う』
  • 『監査・デューデリジェンスといった大企業向けのサービスのことは載せずに、中小企業の顧問契約獲得を目指すことに特化した特化ホームページを作る』

などがベターです。

(2)コンサルティング業務

例えば、

  • 売上アップのコンサルティング
  • 内部統制コンサルティング

など。

こういったコンサルティング系の業務は、以下のような理由で、ホームページで集客しづらいことが多いです。

検索されづらい


例えば、「売上アップ コンサルティング」などのキーワードの検索数は、ほぼゼロです。

ネット上では、「検索数=需要」と考えられるので、検索数が少ない場合、アクセスアップが難しく、集客しづらくなってしまいます。

どれくらいの期間で効果が出るのか?が分かりづらい


よくあるのは、「月10万円~」のような料金設定です。

しかし、これだけだと、見込み客から見た時に「どれくらいの期間で効果が出るのか?」「それまで毎月ずっと10万円支払い続けなければいけないのは不安…」といった懸念が出てきてしまい、問合せに至りづらくなってしまうのです。

こういった状況を打破するには、例えば、

  • ホームページでは、需要のある(検索されやすい)サービスを打ち出し、問合せが来たら、個別にコンサルティングを案内する
  • コンサルティングの期間を決める(例えば、6ヶ月で50万円、など)

といった対策がベターです。

詳しくは、以下のページでも解説していますので、コンサルタントの方や、コンサルティング業務を扱っている士業の方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

>> コンサルタント・中小企業診断士向けのホームページ集客法。制作~アクセスアップを3stepで解説
>> 士業がすべきコンサルティング業務は「パッケージ化」が鍵
>> コンサルタントのホームページ集客法:コンサルティング業務を獲得するには?

(3)予防系サービス

例えば、「遺言作成」のようなサービスは、「相続の際のトラブルを予防するためのサービス」と言えます。

こういった予防系サービスは、緊急性がないことが多く、問合せに至りづらいことが多いです。

これは、歯医者さんを例に挙げると、分かりやすいと思います。

(例)歯医者さんの例


歯医者さんには、

  • 治療系サービス(虫歯の治療)
  • 予防系サービス(定期検診)

がありますよね。

歯医者に例えてみると

しかし、多くの人は、定期検診には行かず、葉が痛くなった時に治療しに行くことがほとんどです。

定期検診に通っている人も、大半は「以前、痛みの治療をしてもらって、その痛みを二度と経験したくないから定期検診に通っている」という理由が多かったりします。

つまり、最初のキッカケは、「痛みがあったから」なのです。

このように人間は、「痛みがないと行動しない」傾向にあります。

「痛みが出ないように、予防にも力を入れよう」と考えている人は、ごく少数なのです。

詳しくは、以下のページでも解説していますので、ご参照ください。

>> 特化型ホームページを作る時に大事な「治療系」「予防系」という視点

(4)社会保険労務士の顧問契約

社会保険労務士の顧問契約は、前述の「予防系サービス」のような一面があるため、緊急性が乏しいです。

税理士のように「多くの会社が顧問をお願いしている」のではなく、「一部の会社(比較的大きな会社)が顧問社労士をお願いするもの」といった感覚をもっている社長も多いため、なかなか検索されづらいのです。

社会保険労務士の方向けのWeb集客法は、以下で詳しく解説していますので、あわせてご参照ください。

>> 社会保険労務士のための、3stepホームページ集客ノウハウ。制作~アクセスアップも詳しく解説。
>> 社会保険労務士が顧問契約を獲得するためのホームページ集客ノウハウ
>> 社会保険労務士のためのホームページ集客ノウハウを動画で解説

(5)PPC(リスティング広告)の広告費が高騰している業務

例えば、

  • 交通事故
  • 過払い

など。

こういったサービスは、多くの事務所が参入している関係で、PPC(リスティング広告)の広告費が非常に高くなっています。

そうなると、広告費をあまり出せない事務所にとっては参入しづらくなってしまうのです。

こういった場合、例えば、コンテンツSEOでアクセス数を増やすことができれば、勝機が見えてきます。

コンテンツSEOについては、以下でも解説していますので、ご参照ください。

>> いつやるの?今でしょ!コンテンツマーケティングの基本&コツ×5
>> どんなキーワードを狙えばいい?コンテンツSEOの簡単な手順×5

(6)ライバルが多く参入している業務

例えば、

  • 相続
  • 会社設立

など。

これらの業務は、多くの税理士・司法書士・行政書士事務所が参入しています。

ライバルが多ければ当然、集客しづらくなってきます。

こういった場合、「その分野全般の集客を狙うのではなく、より特化する」ことがお勧めです。

例えば、「相続」という大きな括りではなく、

  • 成年後見
  • 家族信託
  • 相続放棄

のように、さらに絞り込むことで勝機が見えてきます。

また、「会社設立」で言えば、

  • 医療法人の設立
  • NPO法人の設立

のように特化するのは、いい方法です。

他にも

  • 起業支援
  • 創業融資

のように、少し切り口を変える方法も効果的です。

会社設立業務の集客については、以下もご参照下さい。

>> 会社設立ホームページの反応が悪い?その打開策をお教えします

(7)必要とされる場面を見誤っているケース

例えば、

  • 事業計画書の作成
  • 就業規則の作成

など。

こういったサービスは、「顧客の興味は、事業計画書や就業規則そのものではなく、別のものにある」ケースが多いため、集客しづらいです。

事業計画書の作成


事業計画書の作成サービスを例に挙げると、何の目的もなく「事業計画書を作りたい!」という人はいません。

多くの場合、例えば「銀行融資のために、事業計画書を作りたい」のように、他のニーズに紐付いていることが多いものです。

そのため、「事業計画書を作ります!」のように単体で打ち出すよりも、「銀行融資のサポートをします!」をメインで打ち出し、「そのための事業計画書の作成もお手伝いできます」のように見せたほうが、集客しやすくなります。

就業規則の作成


就業規則も、「就業規則が作りたい!」という顧客は少なく、例えば「助成金申請のために、就業規則が必要」などのケースが多いです。

この場合、ホームページの見せ方は「助成金申請を代行します」「それに必要な就業規則の作成も承ります」のようにしたほうが、刺さりやすくなります。

(8)単価が安い(数千円台)サービス

これは、「集客しづらい」と言うよりも、「集客できても、売上が上がりづらい」ものという表現のほうが合っていますが、

例えば、「車庫証明」などが挙げられます。

1件で数千円の売上にしかならないと、多くの件数をこなさなければいけなくなってしまうので、売上が上がりづらくなります。

また、単価が安いサービスは、多くの場合、「そこまで難しくない手続き」だったりすることも多いものです。

すると、「自分でやろう」とする人も多くなっています。

そうなると、検索数は多くても、実際に依頼につながる検索数は少なく、他との差別化もしづらくなっています。

(9)ビジネスモデル的に不利な業務

例えば、司法書士や行政書士が「会社設立」を扱う場合、設立手数料で売上を得る必要があります。

それに対して、税理士事務所は「設立手数料を0円にし、顧問契約をセットにする」というビジネスモデルが組めます。

こうなると、価格面で見た時に、どうしても顧客は税理士事務所に流れやすくなります。

まとめ

上記で挙げた例のように、「そもそも、ホームページ集客と相性の悪いサービス(業務)を集客しようとしてしまっている」というケースは、結構よくお見かけします。

あなたが集客しようとしている業務は、ホームページ集客と相性がいいでしょうか?

なかなか集客できないようであれば、ぜひ一度、見直してみてくださいね。

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