- 行政書士として独立開業するので、ホームページを作りたい
- 集客できるホームページがほしい
この記事は、上記のようにお考えの方向けに書きました。
こんにちは。
士業専門Web集客コンサルタントの、大林亨輔と申します。
私は、行政書士をはじめ、これまでに500以上の士業事務所のホームページ集客をサポートしてきました。
成功事例もあれば、もちろん失敗もありました。
この多くの経験をもとに、士業のホームページ集客のポイントを、独自の3ステップにまとめることができました。
あなたも、以下で解説する3ステップを実践していただくことで、ホームページからの問合せを増やし、売上アップを目指せます。
ぜひ、マネして実践して頂ければ幸いです。
動画での解説はこちら
行政書士事務所のホームページの役割・効果×3
(1)ホームページから集客できる
一番の役割は、ホームページからの集客です。
行政書士を探しているお客様は、以下のように「検索」して、あなたのホームページにやってきます。
- (例1)「業務名 + 地域名」で検索 (相続手続き 札幌、など)
- (例2)名刺交換した人であれば、「事務所名」や「個人名」で検索
ここで、ホームページがなかったり、検索しても見つからなければ、知ってもらうことすらできません。
集客・マーケティングは、事業の生命線です。
中小企業庁のデータによると、なんと7割以上の中小企業が、集客できないで廃業しているのです。
いくら素晴らしいサービスを提供していても、仕事熱心でも、新規集客できなければ、潰れてしまいます。
その新規集客の窓口となるホームページは、もはや必須のものと言えます。
(2)信頼感・安心感のアピール
行政書士は「先生業」でもあるので、信頼感が大事です。
いまや、企業のホームページの開設割合は、9割以上にのぼります。
つまり、あなたのライバルの行政書士事務所は、ほぼホームページを持っているのです。
「事務所のホームページがないなんて、任せて大丈夫かな…?」と思われてしまったら、お客様を不安にさせてしまいますし、信頼も得られませんよね。
サービス内容や料金はもちろん、プロフィールやお客様の声など。
これらの必要な情報を明記したホームページがあることは、信頼構築の土台とも言えます。
(3)紹介の受け皿の役割も
士業の業界は、紹介が多いのが特徴です。
しかし、ホームページがないと、いくら紹介したくても紹介しづらいものです。
ホームページがあれば、「この事務所に依頼したよ」と紹介しやすくなります。
このように「紹介のハードルを下げる」という意味でも、ホームページは大事な役割を果たしているのです。
行政書士事務所のホームページ制作事例
以下は、当社のクライアントのホームページ事例です。
ポイント
- ホームページの内容をビザに特化することで、専門性が高まり、SEO効果もアップ
- ビザに強い事務所であることがひと目で伝わるメインビジュアル(ヘッダー画像)
- 信頼感を伝える「紺色」を採用し、シンプルかつ見やすいデザイン
当社は、これ以外にも多くの行政書士事務所のホームページ制作をご依頼いただいておりますが…
集客できるホームページを作るために、どのような意図で制作しているのか?を、以下で解説していきます。
ホームページ集客の基本(公式)
まず、基本となる公式をおさえておきましょう。
(と言っても、とても簡単な式です)
ホームページの集客力は、以下の公式で決まります。
例えば、
- ホームページの反応率(問合せ率):2%
- アクセス:月間200アクセス
だったとします。
この場合、獲得できる問合せ数は、
「2%×月間200アクセス=月間4件問合せ」
となります。
この後解説しますが、例えば、ホームページの文章を改善して、反応率(問合せ率)が3%にアップしたとしましょう。
すると、獲得できる問合せ数は、
「3%×月間200アクセス=月間6件問合せ」
となります。
このように、2つの要素が掛け算になって、獲得できる問合せ数が決まってくるのです。
ポイントは、「掛け算」になっていること
前述の公式は、「掛け算」になっていますよね。
つまり、「片方だけ頑張っても、もう片方がゼロだったら、問合せはゼロ」ということです。
2つの要素が両輪となっているので、両方とも伸ばしていく必要がある、ということです。
よくある失敗例
行政書士のホームページ集客の3ステップ
当社は、これまでに500件以上の士業事務所の集客をサポートしてきました。
そして、士業・コンサルタントの集客ノウハウを、以下の3ステップに体系化しました。
まずは、各ステップについて、簡単に解説します。
(ステップ1)集客しやすい業務はどれか?調査
(ステップ2)文章作成
(ステップ3)アクセスアップ
3ステップと公式の対応
ちなみに、この3ステップを先ほどの公式に当てはめると、以下のように対応しています。
つまり、
- (ステップ1)調査:HPの反応率(問合せ率)を高めるため
- (ステップ2)文章:HPの反応率(問合せ率)を高めるため
- (ステップ3)アクセスアップ:質の高いアクセスを増やすため
という対応になっている、ということです。
以上が、3ステップの概要です。
おおまかなポイントは掴めましたでしょうか?
それでは、ここからは、この3ステップについて具体的に解説していきます。
(ステップ1:調査)どの業務に特化すべき?行政書士の各業務のWeb集客性をご紹介
ステップ1では、「どの業務に特化すべきか?」を見極めていきます。
その前に、なぜ特化することが大事なのか?を解説しますね。
行政書士のホームページは、「事務所型」「特化型」の2種類がある
行政書士のホームページは、大きく分けると、以下の2種類があります。
- 事務所型ホームページ(総合ホームページ)
- 特化型ホームページ(専門ホームページ)
ホームページから集客したいのであれば、「特化型ホームページ」のほうが有利です。
何故かと言うと、以下のような理由があるからです。
(理由1)専門家に見え、信頼される
人間は、無意識に「専門家=信頼できる。その人にお願いしたい」と考える傾向があります。
これは、士業を選ぶお客様も同じです。
例えば、「就労ビザを申請したい」人は、「~~行政書士事務所」よりも、「就労ビザ専門の~~行政書士事務所」のほうを選びます。
そのほうが、専門性が高そうで、信頼できる!と判断されやすくなるからです。
あなたの立場に置き換えてみて下さい
その時、
- 普通の耳鼻科
- ホームページに、「耳鳴り専門」「耳鳴りに強い」と書いてある耳鼻科
の2つがあったら、どちらに行きたいですか?
おそらく、「耳鳴り専門」のほうですよね。
それと同じです。
(理由2)お客様はサービス名で検索する
お客様は、行政書士の仕事内容を、あまり理解していません。
例えば、お客様が「就労ビザを申請したい」と思った時、お客様は「就労ビザ 申請」や「就労ビザ 相談」などのキーワードで検索します。
「行政書士 ~~」のような、士業名で検索する人は、全体のごく一部です。
そのため、ホームページが「~~行政書士事務所」のようになっているよりも、「就労ビザ申請サポート」のようになっていた方が、お客様にとって分かりやすく、依頼につながりやすいのです。
お客様は、「行政書士を探している」のではない
(理由3)SEO的に有利になりやすい
グーグルやヤフーをはじめとする検索エンジンは、「検索した人にとって、一番役に立つであろうホームページ」を上位表示させる傾向があります。
この「役に立つ」の判断基準は検索エンジンごとにたくさんあるのですが…
その1つの判断基準として「どれだけ専門性が高いか?」という基準があります。
そのため、「会社設立」関連のキーワードで検索された時には、「会社設立代行サービス」のような特化型ホームページのほうが、有利になりやすいのです。
(理由4)お客様が迷わない(パッと見て、何屋さんか?すぐ分かる)
お客様は、ホームページをじっくり読みません。
パッと見て、3秒で、「そのホームページを読むか?別の事務所を見に行くか?」を判断していると言われています。
(スマホでは、1秒というデータもあります。)
つまり、3秒以内に「何屋さんか?」を伝えなければ、お客様には選ばれないのです。
事務所型ホームページは、サービス内容のページを見るまで、「その事務所が、どんな業務を扱っているのか?」が分かりません。
一方、特化型ホームページは、パッと見ただけで、例えば「ここは、建設業許可を扱っている事務所なんだ」と分かります。
たったこれだけの違いですが、これが集客力を大きく左右するのです。
(いくら良いことを書いていても、最初に惹きつけられなければ、その文章を読んですらくれないのです)
(理由5)お客様のニーズに合っている
お客様のニーズは、基本的に一つです。
「会社設立もしたいし、相続の依頼もしたい」というお客様はほとんどいません。
そのため、「~~行政書士事務所」のようにしてサービスを羅列するよりも、
- 会社設立に強い!~~行政書士事務所
- 相続手続きサポートオフィス
のように、それぞれサービスを絞った方が、お客様のニーズに合っている(お客様の悩みに沿っている)ため、依頼につながりやすくなります。
以上のように、特化型ホームページは、集客に向いているのです。
ただ、そうなると次に気になるのは、「どの業務に特化すればいいのか?」ですよね。
そこで、以下に、行政書士が扱っている業務の中でも、主要なもののWeb集客のしやすさをご紹介します。
参考にしてみて下さい。
なお、以下の記事でも、行政書士にお勧めの専門分野を解説しています。
あわせてご覧ください。
>> 行政書士の稼げる専門分野×3。開業したばかり・新人さん必見
本来は、あなたの地域に合わせて調査が必要です
相続
「相続に特化したい」という行政書士の方も、多いのではないでしょうか。
相続案件は、ライバルも増えていますが、需要も伸びており、検索数も豊富です。
なので、ホームページから集客できる業務といえます。
一点、東京・大阪・福岡といった大都市圏では、ライバルが多く激戦になっているところもあるので、要注意です。
遺言
遺言は、ホームページからは集客しづらい業務です。
理由としては、
- 緊急性が乏しい
- 自分で書きたい人が多い
といったものが挙げられます。
そのため、遺言についてアピールするとしても、相続ホームページの中にサラッと書いておく、くらいがベターです。
成年後見
相続と同じく、需要が伸びており、検索数も多いです。
当社のクライアントでも、集客できている方もいます。
自動車関連(車庫証明、自動車登録など)
自動車関連の手続きは、ホームページ集客には向いていないと言えます。
ネックになるのが、「単価が安い」ことです。
1件あたりの報酬が数千円程度にしかならないので、売上アップするためには、相当の数をこなさなければいけません。
「ホームページで大量の案件を集客する」のは不向きなのです。
(問合せ率には限界があり、アクセスを増やすには時間や広告費がかかるためです)
農地転用(宅地転用)
- 畑として使っていた土地に、家を建てたい
- 畑だったところを、駐車場にしたい
こういった、農地転用(宅地転用)の業務は、ホームページで集客できます。
内容証明の作成
内容証明の作成も、検索数が多くあるので、集客できる業務の1つと言えます。
一点、さらに反応を高めたいのであれば、例えば「離婚の慰謝料請求の内容証明なら!」のように、対象を絞るのも効果的です。
会社設立
会社設立は、こと行政書士においては、ホームページ集客に苦戦するケースがあります。
理由は、「税理士事務所が、会社設立手数料を0円にし、顧問契約で売上アップする」という戦略をとっているからです。
値段の部分で比較されてしまうと、税理士の方が有利になるので、行政書士事務所は不利に立たされてしまいます。
(これはもう、ビジネスモデルの問題なので、仕方ないです)
もし会社設立を扱いたいなら、例えば、
- NPO法人の設立
- 医療法人の設立
のように、特化すると勝機が見えてきます。
外国人雇用のサポート(就労ビザ等)
外国人雇用のサポート業務は、ホームページで集客できます。
近年、企業も安価な労働力を求めて、外国人を雇用する会社も増えてきています。
需要もあり、検索数も伸びているので、お勧めできると言えます。
安定収入にもつながりやすい
需要が伸びている
ビザ申請(帰化・永住なども含む)
- 就労ビザ
- 配偶者ビザ(結婚ビザ)
- 家族滞在ビザ
- 定住者ビザ
- 短期滞在ビザ
- 経営管理ビザ
- 帰化申請
- 永住許可
前述の「外国人雇用のサポート」と少し被りますが、こういった各種ビザ申請も、ホームページ集客と相性が良いです。
建設業許可
建設業許可も、ホームページ集客に向いています。
一点、価格競争になっている地域も多いので、ライバル状況を見極める必要があります。
「入札参加」「経営事項審査」もできると有利
飲食店営業許可
地域によっては、「飲食店営業許可」を含むキーワードの検索数が少ない場合もあります。
そういった場合には、例えば
- カフェ 営業許可
- ラーメン屋 営業許可
のように、「店舗名+営業許可」のキーワードも狙ってみると、アクセスを底上げできます。
深夜酒類提供飲食店営業許可
前述の飲食業許可と同様、「深夜酒類提供飲食店営業許可」を含むキーワードの検索数が少ない場合もあります。
そういった場合には、
- バー 許可
- 居酒屋 営業許可
のような、「店舗名+営業許可」のキーワードも狙うことをお勧めします。
風俗営業許可
風俗営業許可の申請は、報酬額も比較的高めなので、売上アップしやすいと言えます。
「風俗営業許可」を含むキーワードの検索数が少ない場合には、
- キャバクラ 許可
- スナック 営業許可
のようなキーワードも狙うことをお勧めします。
各種店舗の開業支援(起業支援)
前述の飲食業許可などと少し被りますが、各種店舗の開業支援も、需要があります。
狙うキーワードとしては、例えば
- カフェ 開業
- ラーメン屋 独立
といったイメージです。
産業廃棄物収集運搬業の許可
検索数が少ない地域もあるので、その点は要注意です。
Googleキーワードプランナーなどで検索数を調べた上で判断しましょう。
運送業許可
こちらも、産廃許可と同じく、検索数が少ない場合があるので、要注意です。
以上が、行政書士が扱う各業務の集客のしやすさです。
最初にお伝えした通り、実際には、あなたの地域の検索数・ライバル状況を加味する必要があります。
上記の解説は、ある程度の参考として考えていただくことをお勧めします。
(ステップ2:文章)ホームページ制作時、デザイン以上に注力しよう
文章は、ホームページの集客力を大きく左右します。
文章で、
- あなたと他の事務所は、何が違うのか?
- あなたの特徴・強みは何か?
- あなたに依頼することで、どんなメリットがあるのか?
を伝えることができれば、問合せを増やせます。
とは言え、文章を書くにしても、ホームページが無いと文章を載せられませんよね。
そこで、まずはホームページを作る(デザイン)ポイントから解説します。
ホームページを作る方法は、2種類
(1)ホームページ制作会社に相談・依頼する
ホームページ制作会社に依頼すれば、綺麗なデザインで作ってくれます。
業者に相談・依頼するのであれば、以下のポイントをおさえておきましょう。
「行政書士のホームページ集客に強い会社」を選ぶのがお勧め
文章作成のノウハウを持っているか?も重要
自分で簡単に更新できるか?
なお、費用対効果を考える上では、以下の記事も参考になると思いますので、ご参照ください。
>> ホームページ制作の費用の考え方。作るだけで予算を使い切らないで!
(2)自分で作る
今の時代、無料のホームページ制作ツールも、たくさんあります。
なので、そういったツールやテンプレートを使って、自分で作るのも1つの方法です。
>> (参考)用途別:無料のホームページ作成ツール15選!初心者でも簡単
この場合、気をつけたいのは、以下の2点です。
無料ブログサービスは使わない
「集客ノウハウ」に投資しよう
行政書士事務所のホームページに載せるべき項目×9
(1)事務所の特徴・強み
日本には、5万人以上の行政書士が登録しています。
※日本行政書士会連合会のデータより
その中で、お客様に選ばれるには、差別化が必要不可欠です。
- 「他の事務所と、何が違うのか?」
- 「お客様が、なぜあなたの事務所を選ぶべきなのか?」
これらが明確に書かれていれば、お客様は、他事務所ではなく、あなたを選ぶでしょう。
なお、事務所の特徴・強みを書くうえでは、以下の記事も参考になりますので、合わせてお読みください。
>> 自分でできる強み発掘法。7個の質問集&回答例をプレゼント
(2)プロフィール
実は、代表プロフィールのページは、よく見られるページTOP3にもランクインするほど、お客様に注目されているのです。
行政書士は、「人が商品」とも言える仕事。
だからこそ、「どんな人が対応してくれるのか?」は、お客様も気にしているのです。
なお、代表プロフィールのページを作るときには、以下のページもご参照ください。
>> ビジネスプロフィールの書き方。この項目×9を入れれば簡単。
(3)写真
前述の通り、行政書士は、「人が商品」とも言える仕事。
自分の顔写真は、商品写真とも言える、大事な要素です。
もし、スマホで自撮りした写真をホームページに載せているのなら、要注意です。
プロっぽさが薄れてしまい、信頼を損ない、お客様が離脱してしまうことにもなりかねません。
ホームページに載せる写真は、必ずプロのカメラマンに撮ってもらいましょう。
以下のページで、写真について詳しく解説していますので、あわせてお読みください。
>> 士業がホームページに載せるべき写真×9。撮影のポイント×6も解説
(4)サービス内容・料金表
料金表は、「絶対に見られるコンテンツ」です。
※あなたも、値段を見ずにネットで買い物しないですよね。
絶対に見てもらえるからこそ、料金表の作り方ひとつで、ホームページの集客力が大きく変わってきます。
詳しくは、以下のページをご参照ください。
>> 料金表の作り方:ポイント12個まとめ。顧客心理を捉える事例もドサッとご紹介!
(5)お客様の声・実績
あなたも、Amazonで買い物しようとしたら、レビューを見ますよね?
それと同じで、あなたのお客様も、「この事務所は、どう評価されているのか?」が気になるものです。
- お客様の声
- 推薦者の声
- 事例紹介
- 実績
これらは、あなたの信頼感を裏付けしてくれる、とても大事な要素です。
なお、「お客様の声の、もらい方・書き方」は、以下で詳しく解説しています。
>> お客様の声のベストなもらい方&まとめ方は?必要な5つの要素を解説
(6)事務所地図・アクセス
行政書士は、基本的に、「地域ビジネス」です。
今は、Zoomなどのビデオ通話も増え、遠隔で対応するケースも多くなってきています。
しかし、それでも事務所の場所(地図)は大事。
なぜかと言うと、「人間は、近い人に依頼しがち」「場所がわかっていると安心する」からです。
- 事務所の地図(Googleマップを使えば簡単)
- 電車からのアクセス
- 車でのアクセス(駐車場はあるのか?なども)
これらも、分かりやすくホームページに載せておきましょう。
(7)事務所概要
地味なページ…と思われがちですが、意外と重要なのが「事務所概要」のページです。
なぜなら、Googleは「誰が、その情報を書いているのか(ページを作っているのか?)?」を重要視しているから、です。
簡単に言えば、「実態のある事務所なのか?」を明記していないと、信頼されない、ということです。
事務所名はもちろん、住所や、行政書士の登録番号も載せておきましょう。
PPC(リスティング広告)出稿には、登録番号が必須
事務所概要ページに載せておくのがベターです。
(8)ブログ(コラム)
あなたの業務に関連する、専門知識やノウハウを、定期的に投稿しましょう。
SEO対策のためにも、定期的なブログ更新は必須と言えます。
なお、ブログの効果的な書き方は、以下のページでも解説しています。
(9)問い合わせフォーム
問い合わせフォームは、「ただあればいい」というものではありません。
実は、問い合わせフォームを少し変えるだけでも、ホームページの集客力が違ってくるのです。
ポイントは、「可能な限り、手間なく入力できるようにする」こと。
詳しくは、以下のページで解説していますので、ぜひご覧ください。
>> お問い合わせフォームの項目例:反応アップのポイント×5
集客力を高める、行政書士ホームページのデザインのポイント
Webデザインのポイントは、以下の記事でまとめていますので、ご参照ください。
>> 集客力アップ!士業ホームページのデザインの基本×8 & もっと大事なポイント×2
ホームページの色合いとしては、ターゲットとなる顧客に合わせたカラーにするのがベターです。
例えば、以下のような感じですね。
相続 | 安心の緑 |
---|---|
外国人雇用のサポート | 信頼の青、紺 |
離婚慰謝料:内容証明 | 女性に訴求するピンク |
ライバルと差別化する!文章作成のポイントは?
あくまでお客様は、「デザイン」ではなく「文章」で比較しています。
文章は、営業マンの営業トークと同じです。
その違いで、反応が大きく違ってきます。
一度、優秀な文章を書き上げることができれば、ホームページがあなた専属の営業マンになって、年中無休でお客様を連れてきてくれます。
文章作成のポイントは数多くありますが、ここでは、その中でも特に大事な「ベネフィットライティング」について解説します。
ホームページの反応率(問合せ率)を高める、「ベネフィットライティング」
ベネフィットライティングとは、以下のように描く文章テクニックのことです。
ベネフィットライティングとは?
だけではなく、
「私には、●●という強みがあります。これによって、お客様は★★なメリットを得られます」
と書く文章テクニックのこと
これだけだとピンと来ないと思うので、以下に例を挙げてみます。
まず、反応が悪い文章の例です。
反応が悪い文章(一般的な書き方)
実際、多くのホームページは、上記のような書き方をしてしまっています。
しかし、残念ながらこれでは、問合せは増えません。
お客様は、「あなたの特徴」が知りたいわけではなく、「その特徴によって、どんなメリットが得られるのか?」を知りたいのです。
つまり、以下のように描いて上げる必要があるのです。
反応が良い文章(ベネフィットライティング)
いかがでしょうか?
ベネフィットライティングにすることで、「お客様が得られるメリット」が明確に分かりますよね。
あなたもぜひ、この文章テクニックを活用してみて下さい。
なお、文章作成のポイントは、以下に記事でも解説していますので、ご参照下さい。
>> ホームページに何を書くべき?商品(サービス)説明より大事なこと
>> ホームページの集客力UPに効く文章の書き方。ポイントは「3つのNot」です
(ステップ3:アクセスアップ)質の高い顧客を、ホームページに集客する
アクセスアップの方法は、主に2種類あります。
(1)SEO対策(検索エンジン最適化)
SEO対策は、簡単に言うと「検索順位を上げるテクニック」のことです。
SEO対策のポイントはたくさんありますが、その中でも特に重要なものをご紹介します。
SEO対策のコツ①「役立つページを増やすこと」
SEO対策の王道は、「ブログを更新し、役立つページ(コンテンツ)を増やしていくこと」です。
GoogleやYahooといった検索エンジンは、「役立つページを上位表示させる」傾向にあります。
そのため、例えば相続・遺言ホームページなら
- 相続手続きのポイント×3とは?
- 遺産分割協議書を書くときの注意点
- 自筆遺言と公正証書遺言の違い・メリット・デメリットを解説
のようなページを増やしていくことをお勧めします。
ページを増やしていくと、ホームページ全体の構成としては、以下のようになります。
上図を見ても分かるように、「ページごとに、役割が違う」のです。
- トップページや料金表のページ:反応を取るためのページ
- ブログ記事(コンテンツ):アクセスを集めるためのページ
のように理解すると分かりやすいでしょう。
なお、SEO対策については、以下のページでも詳しく解説しています。
>> ホームページとブログは、役割が違う。集客に効く使い分けを解説。
>> 士業がすべきSEO対策とは? キーワードの選び方や、上位表示のコツを解説
SEO対策のコツ①「他のページからリンクしてもらうこと」
Googleなどの検索エンジンは、リンクを「人気投票」のように見なします。
簡単に言えば、「たくさんリンクされているホームページ=信頼できる=上位表示されやすくなる」ということです。
前述の「役立つページを増やすこと」でも、それらのページを見た人が「このページは役に立つ!」と思ってくれれば、リンクしてくれる可能性があります。
また、行政書士は、ポータルサイトを活用することでもリンクを増やすことができます。
以下のページで、行政書士が登録できるポータルサイトを一覧で紹介していますので、あわせてご活用ください。
>> 士業向けポータルサイト×66個まとめ。SEO対策やアクセスアップに
SEO対策のメリット・デメリット
前述の通り、SEO対策の王道は、「役立つページ(コンテンツ)を増やしていくこと」です。
ブログ機能があれば、ページを増やすのにお金はかかりませんので、「無料でもできる」のが、SEO対策のメリットと言えます。
逆に、SEO対策のデメリットは「時間がかかる」「記事を書く手間がかかる」ことです。
上位表示までの時間は、ライバル状況も関係するので一概には言えませんが、
少なくとも3ヶ月ほど。
長いと、半年~1年以上かかることもあります。
その間、問合せが来ない…というのは、少し気の長い話ですよね。
ですので、SEO対策(つまり、ブログ更新)と並行して、PPC(リスティング広告)も実践することをお勧めします。
(2)PPC(リスティング広告)
PPC(リスティング広告)とは、「アクセスを増やすために出す広告」ことです。
広告が表示される場所によって、「検索広告」と「ディスプレイ広告」の2種類に分類されます。
PPCのポイントは、ここに書くと煩雑になってしまうので、以下の記事をご覧ください。
>> PPC(リスティング広告)って何?な人もすぐ分かる!初心者向け解説
>> リスティング広告の初心者向け:手堅く成果を出す2つの方法
PPC(リスティング広告)のメリット・デメリット
PPC(リスティング広告)は、「設定すれば、すぐに広告が表示され、アクセスアップできる」のが最大のメリットです。
SEO対策のように、長時間待つ必要はありません。
一方、当たり前ですが「広告費がかかる」というのが、SEO対策と比べたときのデメリットと言えます。
ただ、前述の「文章作成」のポイントをおさえていれば、広告費以上の反応が取れるようになっていくので、費用対効果はプラスになります。
ここまでで解説したように、SEO対策とPPCは、それぞれにメリット・デメリットがあります。
お勧めは、2つを並行して使っていくことです。
特に、ホームページを公開したばかりの時は、SEO対策だけだとアクセスが増えるのに時間がかかるので、PPCで初速をつけたほうがスピーディーです。
よくあるご質問
業務を特化するべきでしょうか?(専門分野があったほうがいいでしょうか?)
前述の通り、基本的に、ホームページは「特化したほうが集客しやすい」ので、特化することをお勧めしています。
ただ、以下のようなケースでは、まずは事務所型ホームページでもいいでしょう。
- 独立開業したばかりで、専門分野を絞りきれていない(もちろん、最初から専門を決めてスタートできるなら、それがベターです)
- 地方で、周囲のライバルが集客を頑張っていない(特化しなくても、十分集客できるケースもあります)
絞りきれない場合には、まずは事務所型HPで始めてみて、さらに反応を上げたくなったら特化型を作る、といった方法もあります。
実務経験(実績数)がないと、ホームページ集客は難しいですか?
必ずしもそうではありません。
実績数は、判断基準の1つであり、それだけで決まるわけではないのです。
以下の記事でも解説していますので、ご参照ください。
行政書士のホームページ集客まとめ:3ステップを1つずつ実践しよう
いかがでしたでしょうか。
最後に、3ステップをおさらいしておきましょう。
- (ステップ1:調査)集客しやすい業務分野を見極める
- (ステップ2:文章)「他と何が違うのか」を伝え、差別化する
- (ステップ3:アクセスアップ)アクセスの数を増やし、質を高める
この3ステップが、行政書士のホームページ集客の最短ルートです。
ぜひ、この手順で進めてみてくださいね。
行政書士の方には、こちらの記事もお勧めです